なんでも、プロ野球のソフトバンクホークスが、球場への入場者をワクチン2回接種後かPCR検査の陰性確認の人にするとの報道である。また、とある電気製品であろう販売会社の女性社員が、首からぶら下げている社員証に、任意ではあるが「ワクチン接種済」のシールを貼るようにして客に安心感を与える云々と言っていた。
こんなこと止めてくれよ〜。
日本人の気質からしたら、過剰に反応して一気にワクチンパスポートに雪崩こんでしまうのではないだろうかと危惧する。
何度も、このブログに書いていることだが、ワクチンだけに頼っても意味がないのだよ!
別のニュースでは、新型の南米コロンビア由来の変異種「ミュー株」の感染者が成田空港と羽田空港国際線から見つかったと言う。このミュー株はワクチンの効果をあまり効かなくするらしい変異株だと言う。
ウィルスがワクチンの効果を搔い潜る様に変異していくのは自然の摂理なのだから極当たり前の話である。
現在、日本人が打っているファイザー社・アストラゼネカ社・モデルナ社製のワクチンも、すでに2回接種後の人が感染する事例も出てきているし、2回接種後3ヵ月くらいで効果が薄れるという報告もあるようだ。だから3回目の接種などと云い始めているが・・・。
新しい変異種には、新しい有効なワクチンが必要になるであろう。
そもそも、ワクチンを2回接種したら、もう他人にはウィルスが移らないなんてことはないのである。ただ接種者が感染しても重症化を防ぐ効果があるというだけなのである。だから先に書いた、とある販売会社がやっていることは、逆に感染を広めてしまう危険性だってあるのだ。
そんな状況で「ワクチン・パスポート」を作ったとしても、効果は薄く、むしろ「〇〇社製のワクチンは2回接種はダメだけど3回接種ならOKとか、△△社のはもう効き目がなくなったからダメだ」とかの混乱をきたすのでないだろうか?
そうなることは容易に想像が出来る。
しかもこんなバカな政策を導入したら、ワクチン非接種者が差別されてしまうではないか。
自民党の総裁選挙が近づいているが、名乗りをあげた岸田文雄は、今よりももっと厳しくするつもりらしいしなぁ〜。
日本人の過剰に波に乗りたがる全体主義的体質は、恐ろしい事態を引き起こしそうな気がする。
即刻止めて欲しいものである。
政治家が今やるべきことは、視野の狭い専門家の言うことはもう聞かずに、サッサとインフルエンザと同等の指定感染症の指定を5類に下げることだ。そうすれば、市中の一般病院でも患者を診ることが出来るようになり、大きな病院は重症者用にすれば医療逼迫も和らぐと思うのである。