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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2021-09-03-Friday 菅首相辞任?

今日の昼のニュースで菅首相が

次期自民党総裁選挙に立候補しないと唐突に表明した。ビックリしたなぁ〜。辞任の表向きの理由は「コロナ禍対策に専念する」と云うのだが、決して本音ではあるまいに。

たんに自民党内の抗争に敗れただけであろう。

それでも、先の理由を言ったのは、まだ「院政」を敷きたい。首相を辞めても後継首相等に対しての影響力を保持したいとの思惑であろうと推察される。

抗争に敗れた無派閥の菅氏は、この状況の敗北をしたままでは政治生命を断たれてしまうからだ。

おそらく、昨日一晩で今後の戦略を練ったのであろうなぁ〜。

私も、コロナ禍でとにかく暇でしょうがないから、その菅首相の戦略を推理して考察してみることにした。

菅首相に引導を渡した形になったのは、何と言っても岸田文雄であろう。菅首相にしてみれば岸田憎しの感情があると思うし、貧乏くじを引かせて使い捨てにした安倍にも恨みがあるであろう。そこで何とか岸田や安倍にも一泡吹かせてやりたいと思ったのではなかろうかなぁ〜。

このまますんなり、麻生派、細田派、二階派らが雪崩を打って岸田に流れて集中することを今日中に止めておきたいと思うはずだ。

そこで、同じ神奈川県選出の河野太郎と小泉進次郎に目を付けた。両者共に国民には人気があるが、小泉はまだまだ若過ぎて首相には早い。河野はワクチン担当相として国民に名前と顔を売っており、次期首相候補としても国民のアンケートでは2〜3位のポジションに居るホープであるし、更に良いことには河野は麻生派であるから、河野が立候補すれば麻生派を分断して政治家の岸田票のいくつかを奪うという効果も見込める。河野が早速派閥の長である麻生太郎に出馬宣言をしに行ったというからあながち外れてもいないようだ。小泉はここ数日頻繁に首相官邸に招き入れていたが・・・。何か策を弄していると不気味さを演出出来るからではないだろうかなぁ〜。

更に、菅が総裁選挙に出馬するならばコロナ禍の今は出るべきではないと建前論を言っていた、これまた国民には人気のある石破茂も、菅が出馬を止めたことで俄然出馬に色気を出すであろう。

そこに、現時点での紅一点の高市早苗とくれば、総裁選挙は大いに盛り上がる。

そこで、前総理としてキャスティングボードを握ることが出来ると踏んだのではないだろうか?

たたき上げの人は、転んでもタダでは起きないなぁ〜。

ただ、候補者がこの4人くらいならば、まだ盛り上がるかもしれないが、菅に脅されて一旦諦めた下村博文や野田聖子らなんかも乱立したら収拾がつかなくなる可能性もある。そうなったら岸田が俄然有利になるだろうなぁ〜。

果たしてどんな結末になるのやら・・・。

自民党もコロナ禍に苦しむ国民そっちのけで、政局をやっている場合じゃないだろうに・・・。

総裁選挙の後には間髪入れずに総選挙が待っているんだぞ!

自民党だけの論理で動くと痛い目に合うぞ!

でも野党にもまったく迫力がないしなぁ〜。野党には期待は全く出来ないなぁ〜。やっぱり日本の政治は貧困だなぁ〜!

コロナ禍で「コロナ恐怖心」に洗脳されてしまった大多数の国民の意識を、逆の方向にもっていくには、そうとうなリーダーシップが必要だと思うが、日本の政治家は「コロナ恐怖心」の国民の世論に押されてしまい。益々過剰な対策に向かうのでなかろうか?

コロナ禍で何も有効な対策が出来なかった菅首相が交代することには一縷の希望を見出したいのだが・・・。