5年前に前立腺癌の治療を受けて以来の最高の成績であった。
私にまだこんな力量があったとは・・・。
2ヶ月間の入院と3年間に及ぶホルモン治療の副作用で、筋肉がかなり落ちてしまい飛距離が大幅に落ちたことによって成績も芳しくなかった。
治療後の5年間のゴルフは、足腰の衰えを回復させるのが第一のリハビリ目的であった。1年目はすぐに足がつってしまったり、暑い日には熱中症みたいになって途中でリタイアすることもあった。
あまりにも飛距離が落ちてしまったので、使用クラブのシャフトをSからRに取り替えてもみたのだが、それでも飛距離がまったく伸びずに、段々とプレイの楽しさを喪失してきたが、それでも健康の為と思って、年間十数回のゴルフをやってきたのであった。
ハンディキャップも14.5にまで落ちた。自分でも随分下手くそになったなぁと気落ちしたのであった。
今日のゴルフは、地元の金融機関のコンペで年間5回開催される会である。
この2年間はコロナ禍で何度も中止になったりした。
今日は今年初めてのコンペで、場所は十勝カントリークラブである。
先週の日曜日の8日に今年2回目のプレイをしたのが、同じ十勝カントリークラブでのコンペで、成績は89打(OUT42・IN47)であったが、なんとなく去年までとは異なる手応えがあったのであった。一緒に回ったHC6の同伴者に「力み過ぎてるよ」と言われてから軽く振る様にしたら飛距離が伸びたのである。
そうか!飛距離が落ちていたから、飛ばそう、飛ばそうとして力が入り過ぎていたんだなぁ〜、軽〜く振った方が飛ぶんだなぁと気が付いたのである。
今日は、とにかく力まない様に、力まない様にと気を付けながらスイングを心掛けたのでった。
今日の組み合わせは、3人一組であったが、同伴競技者の他の2人は共に75歳以上であるから前方のゴールドティから打つので、私一人だけが後方のレギュラーティから打った。それが幸いしたのであろう。飛ばしてやろうとかの競争心がまったく湧かなかったのが良かったのだと思う。
INコースからの出だしは10〜12番ホールまではボギー・ボギー・ボギーといつもの調子であったが、13〜17番まで5ホール連続のパー、18番は少し力んでしまってボギーの40打であった。
OUTに入ってからいきなりバーディ、2、3、5、7、9番がパーで4、6、8番がボギーの1バーディ・10パー・7ボギーである。
前回よりも飛距離が伸びたし、その分、パーオンもしていくからスコアも良くなる。おまけにパットが良く入ってくれた。
スコアはグロスが78打(IN40・OUT38)HC14.5でネット63.5で8.5アンダーであった。
治療後のこの5年間でアンダーで回ったのは初めてなのに8.5アンダーは出来過ぎである。とっても気分が良いなぁ〜。
これでゴルフは復活したかな!