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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2022-07-07-Thursday 藤丸デパート

帯広の中心街の顔である「藤丸百貨店」が

「来年1月で閉店!」という記事がデカデカと昨日の十勝毎日新聞の1面トップ記事で掲載された。

今朝の北海道新聞の朝刊にも1面トップ記事で掲載されていた。

巷間、藤丸の経営が厳しいことは噂にはなっていたが・・・。

日本では地方百貨店の廃業が進み、東北以北では唯一残っていたのが、帯広の藤丸百貨店だけであった。

帯広市も商工会議所も金融機関も、帯広の経済界の象徴ともいうべき百貨店が営業存続できなくなると、中心市街地は火が消えたようになってしまうことになると、様々な援助をおこなってきたが、時代の流れには逆らえなかったということであろう。

バブルが弾けた1992(平成4)年頃には、デパートはまだまだ花形であった。

しかし、この後から現在まで続いている「失われた30年」の不況で、全国各地の中心商店街はシャッター通りと化し、デパートも営業が思わしくなくなってきていた。そこにこのコロナ不況で、とどめを刺されたという感じなのかもしれない。

藤丸は1900(明治33)年の創業であるから、123年の歴史に終止符をうつことになるのだろうか。

我が社の前身である坂本勝玉堂の帯広での創業が1905(明治38)年で、池田利別での創業はその前年の1904年であるから、我が社も118年の歴史に終止符をうたなければならない状況にある。

十勝の老舗が相次いで閉店に追い込まれようとしている。

政府の無策は甚だしい。経営者の1人としては政治家には絶望感しか湧かない。

今朝のニュースを見ていても、東京でコロナ感染者数が増加していて第7派が到来する云々とメディアが騒ぎ出した。

サッサと指定感染症の2類から5類に下げておけば良いものを、やらないからこういうことになるのだ。

以前から何度も指摘していることの繰り返しであるが、2類にしたままで観光の振興策を実施したところで、濃厚接触者がどうのこうのとか、自宅待機がどうのこうのと混乱と無駄金を浪費するだけである。

もういい加減にして欲しいものだが、もはや、もう遅いのかもしれない。企業のやせ我慢も限界に達している。

これからは、全国各地でコロナ倒産が爆発的に発生するであろう。大変な世の中になってしまうぞ。これは人災である。