様な気がする。それほど帯広では曇りか雨の日が続いていた。
それが、今日はいきなり最高気温が30度になると言う。
16・17・18日と三連休であったが、何もする予定が入っていないし、映画も見たい映画はもう全て見てしまっていて、見に行く映画もないから、ずっと家のテレビ(ゴルフチャンネル)で「第150回 全英オープンゴルフ」を見続けていたのであった。
今年の全英オープンはゴルフの聖地であるセントアンドリュースコースが舞台である。このコースは、ゴルフのコースを「アウト」から「イン」へとすることの基になったコースである。現在のほとんどのゴルフ場は、アウトとインの間にクラブハウスがあって、アウトの9ホールを打ち終わったらクラブハウスで一旦休憩してから(十勝では休憩なしでスループレイする)残りのインコースの9ホールをプレーするというスタイルであるのだが、セントアンドリュースはアウトコースの1番からスタートしたら行った切り(途中にクラブハウスが無い)になり、最後にインコースの18番に戻って来るというスタイルのゴルフ場なのである。
だから、普通のゴルフ大会の様に、予選ラウンドをアウトスタート組とインスタート組との2手に分けて始めるることが出来ないから、一方通行なのでやたらと時間が掛かるのである。
英国は、この時期は昼間の明るい時間が長いからこそ可能な運営なのだが・・・。
また、リンクスという海岸沿いのコースであるために風が強く、海風と陸風が何度も入れ替わるから風を読むのが難しいし、コースの地面は固くてやたらとボールが転がる。ポットバンカーと言う深くて小さいバンカー(砂場)があって、ここに入れたら出すのも大変な罠であるし、ハリエニシダという棘のあるブッシュもコースのそこら中にある(このブッシュに打ち込んでしまったらほとんどがロストボールになるし、たとえ見つけたとしても打てないからアンプレアブルになってしまう)。
その他に広い大きなグリーンで、ほとんどアウトとインでグリーンを共有するという変わったコースでもある。
とても一筋縄ではプレイできないコースなのだ。
それが、珍しく4日間とも天候に恵まれたからバーディラッシュで、とても面白い展開になったので目が離せなくなってしまったのである。
日本人選手で決勝ラウンドに残ったのは松山と桂川の2人だけで、この残った2人も早々と優勝戦線から脱落してしまったのだが・・・、
好きなプレイヤーであるローリー・マキロイ選手が3日目でトップタイに立ったので、このままマキロイが優勝するのかと思っていたら・・・。
ネットのニュースで最終日の結果を見たら、オーストラリアのキャメロン・スミスが20アンダーで優勝したと言う。
エッ~ツ、キャメロン・スミスは2日目でトップに立ったけど、3日目は調子が悪かったはず・・・。
どうやって、あのマキロイを逆転したのかをどうしても見たいと思ったのである。
いや~、面白かった!こんなにすごい見ごたえのあるゴルフは久し振りであった。
解説するのは野暮だからやらないが、マキロイのパットがほんの僅かずつ外れたのに対して、逆にスミスのパットは面白い様にポンポコ入るのである。
やはりゴルフは「パット イズ マネー」である。
私も、一度はこんなゴルフ場でプレイしてみたいものである。私ならいったいどんなスコアで上がれるのであろうかなぁ~?