ゴルフの会「飲んべ親父」のコンペと懇親会が開催された。
ゴルフの会場は帯広国際カントリークラブの東・中コースで10名が参加した。
私の体力の衰えは目を覆うばかりである。
ティショットの飛距離が5年前の入院以前と比較すると格段に落ちている。アイアンショットは、以前のカット打ちのフェードから、ドローに変えたのでそんなに落ちてはいないのだが、ドライバーの飛距離は50ヤード程も落ちている。
この日も頑張って振ったのであるが、まるで飛ばない。
パー4のミドルホールでのセカンドショットをウッドクラブで打たなくてはならないのは、かつての飛ばし屋としては屈辱である。
それでもグリーンには届かずに寄せワンパットの「おじさんゴルフ」を目指すしかないのだが、何せ練習嫌いであるから、いつも出たとこ勝負なので、その日その日の調子にバラつきがある。
今日も、飛ばないのに、狙った方向に打てなくて木遊びと砂遊びを繰り返したのであった。
スコアはまるでお話にもならない。
集中力を欠いてしまうから、ますますスコアは悪化する。
東6番のミドルホールのティショットは、左の林の中に打ち込んでしまった。スコアが悪いものだから、無理して狭い木と木の隙間を狙って打つのだが、キンコンカンと木に当たって、球が逆にドンドンと奥の方に入って行く。イライラしてきて、いい加減に打つものだからキンコンカンを繰り返す。結局9打も掛かってしまって、もうこの日のゴルフは終わったと思ったのであった。
あとは同伴プレイヤーに迷惑を掛けないようにプレーするだけであるが、力が抜けたからか、後半は少しスコアが良くなった。
プレー終了後に市内の居酒屋で表彰式および懇親会である。
この「飲んべ親父」のコンペはシングルぺリア方式(全18ホール中の前半3コース、後半3コースの隠しホールの打数でハンディキャップを決める)。
ナントナント、私が優勝だという。大叩きした東6番が隠しホールであったのだ。優勝者を予想して馬券を買うのもこの会のお楽しみのひとつであるが、私の馬券を買ったのは私1人だけであるから馬券も大当たりの高配当であった。
人生何があるのか分からないものである。