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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2022-09-29-Thursday 昨日の続き

日本の将来に明るい希望が持てない理由

を詳しく聞かせて欲しいと云う。

日本の将来と云うよりも、まずは自分の将来の問題である。

私は来年1月の誕生日で満65歳になる。いよいよ高齢者の仲間入りであるし、父親が亡くなった64歳10か月と云う年齢を越えることになる。これが気持ちの上で一番大きなことだ。

唐突だが、最近「人間はホルモンに差配されている」と感じるのである。

4年前から前立腺癌の治療で内分泌(ホルモン)療法を受けている。

前立腺癌は男性ホルモンであるテストステロン(95%を睾丸で生成)を餌にして増殖するので、このテストステロンを生成させない薬を注射するのだ。このテストステロンは、人間の攻撃性を高める特性があり、通常は「ヤル気」や「積極性」の醸成につながるといわれているのだが、それを止めるのである。

このところどうも「なにくそ!」という気持ちや「ヤル気」というのが起きてこないのである。単なる老化かと思っていたのだが、色々な文献を調べてみたら、どうやらホルモン療法の副作用である可能性が高いと思う様になった。

この「ホルモン」というのは、人間に限らず、あらゆる生物に大きな影響を与えているらしいのだ。

地球上の生物は常に何らかのホルモンの影響を受けて生きているようである。

思い当たることがある。

地球環境問題の勉強を始めた30年前頃に「環境ホルモン」(外因性内分泌攪乱物質)の問題が言われていた。

人間が作り出した「化学物質」によって内分泌系に有害な影響を及ぼし、生体にホルモン作用を起こしたり、逆にホルモン作用を阻害したりする問題である。

当時は、環境ホルモンによって、男性が女性化したり、女性が男性化したりする懸念等が言われていた。

初めて聞いた時には、そんなことがあるのかなぁ~くらいに軽く考えていたのだが、我が身にホルモン療法の影響が及ぶに至り、ことの重大性に気付いたという次第である。

最近はLGBTQの問題が世界的に広がってきているが、これはおそらくホルモンが影響を与えているのではないだろうか?

いわゆる「環境ホルモン」によって、男性性と女性性という区分が意味の少ないモノになってきている証なのかもしれないなぁと思う様になった。

「出世したくない」「偉くなりたくない」等など、最近の男性の若者には「意欲」が少ないように感じる。逆に女性は積極的になっているように感じる。

男女とも「結婚したくない」と云う人が増えているというのも、何らか「ホルモン」の影響があるのかもしれない。

今朝のワイドショーのニュースで、バーチャルリアリティだとかAIだとかを使って自分が微笑んだら、微笑み返してくれる女性型ロボットが紹介されていた。何だか、映画「ブレードランナー」で描かれていた世界であるなぁと思った。

この種のモノはSEX産業的な方向から発展しやすい特性があるから、こんな女性型ロボットが出来て、SEXまで可能なダッチワイフというかラブドールというのか、そういうモノが出来たら、結婚して妻に文句を言われたり、我慢したり、面倒なことなんてしなくても済むようになって、性欲だけ満たせれば良いやと思う。男性が増えるであろう。いや、テストステロン減少で性欲すら感じない男性が増えるのかもしれない。

そうなったら・・・、今後ますます若年層の人口が減り、高齢者ばかりの世の中になっていく。

この3年間のコロナ禍で、ソーシャルディスタンスだの、オンラインだのなんだのと直に会ってコミュニケーションすることを必要としない無味乾燥な世の中になりそうな気がするのだ。

私のようなアナログ人間には夢も希望もない世の中が到来しそうで気が滅入る。