冷凍食品のコーナーに井村屋の肉まんとあんまんが置いてあったので、中学生の時、よく帰宅途中に駄菓子屋に寄って、井村屋の「肉まん」を蒸かしたのを買って食べていた。寒い今頃の季節の通学に身体とお腹を温めるにはピッタリのおやつであったと、同級生だった妻に言ったら「アラッ、当時の中学生は買い食いは禁止だったでしょう?」と言う。
男子中学生といえば育ち盛り、給食を食べた後に、放課後にクラブ活動をやって徒歩で帰宅するまで「何も食べるな!」なんてことはとても無理なことであった。
ましてや、私の家は中学校(三中)まで徒歩で30分以上も掛かる遠距離であった。夏ならばまだしも秋と春の登下校はかなり辛かった(雪が積もる冬はバス通学が認められていた)。
懐かしく思って、肉まんを1袋購入してきた。
この冷凍肉まんであるが、袋の裏に載っている調理方法には「ゆったりとラップで包んで電子レンジで加熱」と書いてあるのでその通りにやってみたのだが、皮全体がしっとりしないで皮の中に少し芯が残ってしまって美味しくない。
やはり、蒸し器を使って湯気で蒸す方が美味いだろうとやってみた。
やっぱり、蒸し器で戻した方が時間と手間が掛かるが遥かに美味しそうにふっくらとしたのであった。
食べてみたのだが・・・。
中学生の時から比べたら、かなり大きさが小振りになっているように感じる。最初は自分の身体が成長したからなのかもしれないと思ったのだが、どうやらそうではないらしい。
コンビニに売っている肉まんは昔の様に大きい。
これは冷凍食品用に小振りに造っているのであろう。
味もなんだか昔食べた味とは違う様に感じるなぁ。あまり美味しく感じないのである。
大人になって舌が肥えたのか、それとも昔とは味が変わったのか?
隠れて買い食いするスリルが美味しく感じさせていたのかもしれないなぁ~。