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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2023-02-10-Friday 酉戌会

酉戌(ゆうじゅ)会の集まりに参加してきた。

酉戌会と言うのは、昭和32年の遅生まれと、33年の早生まれの同学年の集まりで、男性の厄年(数え42歳の本厄)の前厄の年の節分に帯広神社でお祓いを受けたのをキッカケに始まった会である。

男性の厄年と女性の厄年(数え33歳)とは異なっているのだが、現在では男女の区別なく節分の頃に集まっている。

ここ3年間はコロナ禍で開催が中止となっていたから、3年振りの集まりである。

皆が満65歳の高齢者となって初めての会合になり、同級生の誰それが亡くなっただとか年金受給の話なども多かったのだが・・・、やはり話題の中心は「藤丸デパートの閉店」であった。

我が学年は、帯広市中心街に自宅兼会社があった家が多かったのが特徴である。

今日参加した出席者27名程の内でも中心街の人間が7人も居た。同じ帯広小学校に通った連中である。

今回閉店したのは、昭和55年に旧店舗所在地から1丁北側の8丁目に移転した新しい方の藤丸デパートであるが・・・

旧店舗の藤丸デパートが西2条南9丁目の我が家の真ん前にオープンしたのが、昭和36年であるから、我々の学年がもの心付いた3歳頃にデパートが出来たのである。それこそ毎日の様に通ったデパートで遊び場であったのだ。やはり閉店には一抹の寂しさが漂う。

藤丸閉店の影響は、これから徐々に帯広市民の生活や心象風景にも大きな影響を与えるであろうと思われるが・・・。

その藤丸に関するニュース、地元の夕刊紙の今日の十勝毎日新聞の1面トップにデカデカと載っていた記事が大きな話題となったのである。

それは、昨日までの段階では、新藤丸の経営者が言っていた「耐震工事をして早ければ1年後に再オープンさせたい」との意向であったものを「現ビルを解体して、新しく建て替えて商業・居住・医療などの複合ビルにする選択肢を検討している」と言うものであった。

そうなると再開は「3年または5,6年後、それ以上になる可能性云々」と新経営者が会見で発言したと言うのである。

我々の世代が生きている内になんとかしてほしいと思うのだが・・・。

耐震工事ならば5~6億円の費用であると言われていたのだが、解体するとなると解体工事費用だけでそれ以上の7億円以上の金額が掛かるであろうと思われる。その後に複合ビルを新たに建設するとなると30~50億円は優に掛かるであろう。その様な高額な金額をいったい誰が出資するのであろうかなぁ~?

3年も4年も藤丸の再開っを待っている余裕は我が社にはないしなぁ~。

何だか、ますます諦めの気持ちが深まってしまったのであった。