16日の最高気温が−0.7℃、昨日17日の最高気温が+2.3℃で、今日の最高気温はなんと+5.9℃である。
まだ2月の中旬だというのに、まるで4月の雪解けの頃の様な温かさだ。
我が家の玄関先や車庫の前や庭への出口などの路面にへばりついていた透明な氷の塊が、白っぽくなって融けてきはじめた。
こうなると身体が疼いてくる。
私は春先に地面にへばりついた氷を割ったり、剥がしたりするのが大好きなのである。
どうせこの時期に氷を割ったりしても、またすぐに雪が降ったり、気温が下がったらば元の木阿弥なのであるが、何せ暇で他にやることがないものだから、ツルハシと鉄製の柄が長~く筒状になっていて刃先がノミ状になった柄に、これまた鉄製の重たい棒状の物を差し込んでピストンみたいに上下して打ち付けて氷に衝撃を与えて氷を粉砕する道具(何と言う道具なのか名前が分からない)を持ち出してきて、家の周りの氷を割り始めたのである。
凍った地面からアスファルトの路面が現れるのが、一足早くに我が家に春が来たよう感じて、とてもウキウキとするのである。
嬉々として2時間ほども氷割りの作業を夢中でやっていた。
全身汗だくになって家の中に入ってしばし休んでいたら・・・
突如、足が攣った、そして背中に猛烈な痛みが走ったのである。
ツルハシも巨大なノミもかなり重たい道具であるから、筋肉(特に背筋)を酷使してしまったのであろう。
背中、肩、腕、腰、足ともにギュウ~と重たくなって痛みが激しい。
こりゃぁ~困った!
また例によって、マッサージ師のお世話になることになった。
「坂本さん!何かやりましたか? 背中の筋肉がガチガチに固まっていますよ」と聞くので、氷割り作業のことを話したら、「いやぁ~分かります! 僕も春先の氷割りは大好きなんですよ」と言う。ここにも同士が一人居た!
アスファルトの路面にへばりついた氷の塊を剥がす時の快感は、やった人間にしか理解出来ないであろう。
しかし、今はまだ2月中旬である。いくら今日が温かいとは言っても、どうせまた明日からは氷点下10数度という寒さになるのだから、無駄な作業なのは頭では解っているのである。
しかし、やりたくなってしまって、身体の方が動いてしまったのだから仕方がない。これが性分というやつなのであろう。
でもこれで少しは冬の運動不足解消になったのかもしれない。