これまでの65年間の人生で抜歯したのは、上下左右の親知らず計4本のみである。
顎の骨が狭かったのか、エラの張り具合が足りなかったのか、親知らずが4本とも斜めに生えてきてしまって、奥歯との間に変な隙間が出来てしまったので、高校生の時に3本は親知らずを抜いたのであった。残っていた左上の親知らずも、抜きたくなかったのであるが、歯ブラシが届かなかったのか歯磨きが下手だったのか、虫歯になってしまったので数年前に抜いたのであった。
その他の歯は、なんとか抜きたくなかったのであるが・・・。
去年の10月の末に、右側上の奥歯が腫れて痛くなり、数年振りに歯医者に行ってレントゲンを撮ったらば、その奥歯の根本が折れていることが判明した。根元の土台が折れているのだからグラグラする。普段は食事をしても痛くも何ともなかったのであるが、たまに歯茎が腫れたりしていたのだった。
歯医者からは「抜かないと・・・」と言われていたのだが、抜歯は嫌だったので先延ばししていたのである。
その奥歯がいよいよダメになったようだ。
親知らず以外の歯は極力抜きたくなかったのだが・・・。
今朝、観念してついにその奥歯を抜いたのであった。
何だか、65歳になった途端に、身体のあちらこちらの不具合が表面化して来たように感じる。
特に、歯は大切であると思っている。
いかにも年寄りの象徴みたいな感じがするから、入歯にだけはなりたくない。
抜いた歯の後をどう処理するのかは、まだ決めていないが、ブリッジみたいな部分入歯なんてのも嫌だなぁ~。
年寄りくさいのだけは御免である。