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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2023-06-21-Wednesday マジシャン

今日は東京の「日本奇術協会」の役員が来勝する。

8月13日に幕別町百年記念ホールで、日本奇術協会主催のマジックショーを開催することになって、その出演者のマジシャンが事前の打ち合わせの為に帯広を訪れるのである。

私は「日本奇術協会」の準会員になっている。この「日本奇術協会」と云う組織は日本のプロマジシャンが加盟している公益社団法人で、アマチュアである私は準会員という資格なのである。

プロマジシャンと一口に言っても、超絶技巧を持つ人から、おしゃべりマジックなどを演るコメディアンに近い人まで居る。

マジシャンのプロフェッショナルとアマチュアとの違いは何か?と言うと、実は何らの規定が無いのである。別段、プロマジシャンに成るための試験だとか、プロマジシャンという資格がある訳ではないのだ。

マジシャン自身が、自分はプロだと自認すれば、その瞬間にそのマジシャンはプロなのである。

かつて(高校・大学生時代)の私はプロマジシャンを目指していた。

当時(昭和40~50年代)はプロマジシャンと名乗る為には、プロマジシャンに師事して弟子にならなければ成れなかったものだった。

だから、私は大学生時代の4年間に、プロマジシャンのジミー忍師(初代引田天功師の弟弟子)に師事したのである。大学を卒業したらプロマジシャンとしてデビューするつもりであったのだ。

しかし、大学4年生の秋に帰省した際に、父にその旨を伝えたら父が猛反対をして、その夢は潰えたのであった。

その後の私は、マジックはあくまでも趣味にしよう、マジックで生計をたてようとは思わなかった。プロに成れなかった分、逆に意地でもマジックで稼ごうとは思いたくなかったのである。だからあくまでもアマチュアに拘ったのであった。

奇術協会の準会員というのもそういうことで準会員なのである。

しかし、正会員と準会員という違いはあっても、マジックを愛する気持ちに差はない。

65年間の人生で55年間もお世話になったマジック界に恩返ししたい気持ちに溢れているつもりである。

協会から協力の依頼をされたら精一杯尽くしたいと考えている。

だが・・・

今回は、その日程が問題なのである。

私は8月のお盆に開催される「平原まつり」で「大道芸フェスティバル」という催しを2002年から続けているのだ。コロナ禍で2年間中止となったが、昨年から復活している催しである。

これは、マンネリ化していた「平原まつり」に新風を注ぎ込む目的で「北の屋台」と平原まつりを会場にして、マジック関係のつながりから大道芸人を招聘して始まったイベントである。

現在の平原まつりには無くてはならないイベントになっている。

この日程とモロに被ってしまっているのだ。

これには正直困ってしまった。どちらにも力を入れたいのだが、私の身体をマジックで分離させることは出来ない。

その旨を、今日来たマジシャンにも伝えている。当日のお手伝いは難しくても事前の準備段階では可能な限り協力をしたい。

マジシャンも忙しい中で打ち合わせの為だけに日帰りで帯広を訪れるのだ。

会場である幕別町百年記念ホール、十勝毎日新聞社などに同行して打ち合わせに参加したのであった。

8月13日は勝毎花火大会の開催日でもある。全国各地から観客が帯広に集まってくる。昼間に十勝の観光地に行くには遠過ぎて往復するのは難しいという観光客も幕別百年記念ホールならばちょうどピッタリだという客も目当てにして、花火大会の前に終了する時間帯に設定したり工夫はしている。6組ほどのマジシャンが集合する面白いイベントである。

チケット販売はこれからであるが、小中学生は無料とするということである。是非ともこの機会に家族連れで生のマジックを見てもらいたい。

最近はYouTubeなどでのトリック映像が流行っているようだが、画面越しのフェイク映像と実際に目の前で見るマジックとの違いを実感してもらいたい。

マジックは生が一番!