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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2023-08-14-Monday とかち青空大道芸フェス1

さて、今日は「帯広平原まつり」の初日である。

一昨年までは14・15・16日の3日間に亘って開催されていたのであるが、メインイベントである盆踊りを15・16日の二日間やることに対して疑問の声が出ていたことによる1日短縮に去年から変更になったのである。

確かに、不景気で盆踊りへの参加企業数も少なくなり、同じ踊りを同じメンバーで2日間も踊るというのも、近年の傾向からすると「かったるい」のかもしれないなぁ~。

心配していた台風7号はどうやら日本海側の方に向かった様である。大道芸を演じるにあたっては、快晴で暑過ぎるのは演技者にとっても辛いし、観客も辛い。今日の帯広の最高気温は25℃くらいで曇り時々晴れの予報であるから大道芸日和と言えるかもしれない丁度良い天気である。

ファニーボーンズのドキュメンタリー番組を撮影しているNHK関係のスタッフが昨日から帯広入りしている。今回の「とかち夏空大道芸フェスティバル」の模様もすべて撮影していきたいと言う。これはすごいことだなぁ~。大道芸フェスもいよいよ全国レベルになってきたかな?

ディレクターが私にもインタビューをしたいと言う。ハイ喜んで!

大道芸フェスは始めた2002年当初から予算との格闘であったが、寄付金や補助金だけに頼っていても仕方がないので、自分たちで資金を稼ごうと、今回、大道芸人さんの発案で始めた「シャボン玉コーナー」がばんえい競馬場でも熱気球会場でも大好評で、シャボン玉溶液が作っても作ってもすぐに無くなる。この溶液は製作に結構な手間と時間が掛かる。

もうひとつの稼ぎ頭は「缶バッチ」の販売である。私が以前に購入した缶バッチ製造マシンで、帯広オリジナルの缶バッチを制作して販売するのである。

この缶バッチ、今日はじつに良く売れた!さすがに20年以上も大道芸フェスを続けていると大道芸人さんのファンが生まれてくるのだなぁ~。ちゃんとオリジナルのサイン付缶バッチがあることを知っているファンが坂本ビルの出口で待っていて、缶バッチ売りのボランティアが外に出るなり数分間で、特定の芸人さんの缶バッチがアッと言う間に完売してしまったのである。

すぐに私が追加製作をしたのだが、製作が間に合わないほどの売上であった。

大道芸は開会式直後に8/9丁目の交差点で大道芸の出演者全員参加の大道芸オープ二ングセレモニーを行う。

これは今回の出演芸人全員の顔見世みたいなものである。

私もパンフレットを500部ほどカバンに入れて首から下げて配って歩いた。このパンフレットもどんどん無くなる。

すごい人気である。確実に「大道芸」のファンが増えている実感がある。

オープニングの後の最初の登場は「中国雑技王 張海輪」さんである。変面、鞭芸、壺芸、そしてメインは高く積み上げた椅子の上での倒立芸である。何度観ても迫力が満点で、圧倒的な集客力である。

今回8組12人の大道芸人の中には、大道芸世界チャンピオンが5組も居るのである。よくぞこれだけの高レベルな芸人が帯広に集合したものである。

毎年、関東から帯広の大道芸を観にくる常連の観客が居て、私もすっかり顔馴染みになった大道芸ファンの人達が今年も数組来てくれていたが、皆一様に「帯広の大道芸フェスのレベルは最高!」と言ってくれる。嬉しいことだ。

私も全員の演技を観たいのであるが、忙し過ぎてとても全部の芸人さんを観て廻ること時間がない。来年の課題はボランティアスタッフの増員だなぁ~。

大道芸を初めて見た孫たちも大喜びである。最前列に陣取って声援を送り、芸人さんにいじってもらいたくて、盛んに手を挙げていたが、いじってもらえなかったと残念がっていた。

ファニーボーンズのケーボーが、娘の所に来て「20年前のあの娘さんが結婚して子供を産んで、その娘が大道芸を好きになってくれるなんて涙もんだなぁ~、感動して涙ぐんじゃったよ」と感深げに語ってくれたとのこと。

次女は東京で会社務めをしているが、毎年この大道芸のボランティアスタッフをやりたいと帰省してきて手伝ってくれている。坂本家はもうすっかり家族中で大道芸のファンになっている。

夕方になって本部に戻ったら背中がやたらと痛い。重たいパンフレットを入れたカバンを首から下げて背中を反らせて歩いていたからであろうなぁ。おまけに今日は腰ベルトをして来なかったのである。こりゃぁ~マズイ!

芸人さん達のようにキチンと準備運動をしてから活動開始をすれば良かった。

夜は恒例の、坂本家主催の芸人さんの歓迎会である。以前は坂本ビル内に入居していた居酒屋さんで開催していたのであるが、コロナ禍で居酒屋が撤退してしまったので、知人がやっている居酒屋を予約しておいた。

芸人さん達の間では、十勝は食べ物が美味しいとの評判が定着しているから、家族連れで帯広を訪れる芸人さんも多い。今年も2組が家族連れで訪れてくれた。これも嬉しいことである。

年々、差し入れも増えていて、ボランティアの農家さんから「メロン」や「トマト」や芸人さんも、おみやげにお菓子を持ってきてくれるので控室は差し入れの宝庫である。

歓迎会で明日の差し入れに何か食べたいものがありますか?と聞いたら「トウモロコシ」というリクエストである。大道芸実行委員会の火ノ川会長が農家なのでその場でさっそく連絡をしたら、明日の朝、自分の畑からもいで持参するとのこと。

今年も食べ物で釣る作戦である。