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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2023-08-22-Tuesday 残暑

お盆が過ぎたというのに・・・

以前なら、お盆が過ぎた17日には秋の風が吹いて秋の到来を急激に感じたものであったが、今年の残暑はヒドイなぁ~。

もともと暑さに弱いから、この残暑は身体にも精神的にもツライ!

天気予報の長期予報によると9月中旬頃までこの暑さが続くという。

東京都では、群馬県のダムの貯水量が減って、取水制限が出されるかもしれない事態だという。

何十年か前に、取水制限のあった四国を訪れたことがあったが、ホテルに泊まっても湯船にお湯を張ることが出来ずにシャワーだけであったし、学校のプールや公園の噴水も休止、農家も大変な思いをしていたことを思い出した。

一方では線状降水帯が発生して大雨の被害にあったり、ゲリラ豪雨が振る場所があったりして水の被害は増えている。

雨が降って欲しい場所には降らずに、もういらないという場所には降るのだから困ったものだ。

ハワイのマウイ島の山火事やカナダの山火事やヨーロッパでも山火事が発生してその被害もスゴイし、世界中で異常気象が頻発している。

私が地球環境問題に初めて触れたのは1992年のことであったが、こうなることは、そのもう数年前から警告されていたことだ。

環境問題には「茹でガエル理論」というのがあるが、蛙をいきなり熱いお湯に入れたらすぐに飛び出るが、水から徐々にお湯の温度をゆっくり上げていくと蛙は温度の変化に気が付かずに茹で上がって死んでしまうと云う理論である。これは実際の蛙の実験結果とは異なる理論のようであるが、言い得て妙な理論である。

人間も地球環境の変化にはこれまでは気が付かなかったのかもしれない。しかし、ここ数年の異常気象の連発でようやく事の重大性に気が付き出したのかもしれない。

しかし、もう手遅れかもしれない。この30年間、人間は何の対策も打たなかっただけではなく。ロシアとウクライナの戦争みたいな環境破壊を毎日行っている。

アホみたいな人間ばかりである。

今年の農作物は、一部は雨でやられ、一部は高温でやられ、一部は干ばつでやられる。鶏インフルエンザでニワトリが大量に処分されて玉子が値上がりした。ウクライナの戦争で小麦の値段も高騰している。燃料の石油も値上がりしている。

これからは、食料の価格が暴騰するかもしれない。

人間は食べなければ生きてはいけない動物なのである。

十勝は食料自給率は1500%だと威張っているが、これは数字のマジックによる錯覚に過ぎない。

十勝の人口の35万人の1500%と言ったところで、35万人の1500%とはたかだか525万人に過ぎないのだ。

北海道の人口すら食べさせられないのだ。元の数字が低いのだから、日本人の1億人を食べさせることは出来ない。1500%という大きな数字に錯覚させられているだけだ。

十勝では主食のコメは作っていないし、大型トラクターを動かすエネルギーの石油も、牛に与える配合飼料も農薬も輸入品だ。

輸入価格が高騰したら、たちまち経営の圧迫を受けてしまう。

来るべく、地球規模の飢餓を克服する対策を考えておく必要性が逼迫しているぞ。