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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2023-08-29-Tuesday ジョニー広瀬逝去

マジシャンのジョニー広瀬(良雄)さんが

26日に白血病のために大阪市内の病院で死去した。1948年3月22日生まれ享年75歳。

ジョニーさんは、私のマジックの師匠である故ジミー忍師の最初の弟子であるから私の兄弟子にあたるマジシャンだ。

私がジミー師に師事していた1976~1980年には既に大阪に戻っていたから一緒にステージ活動はしていないが何度かお会いしている。

ジョニーさんとは、昨年10月17日に東京の如水会館で開催された「島田晴夫師の追悼会」で久し振りにお会いした。この時にはジミー師の奥様のこまだまこさんと私が隣の席であったので、杖をついて歩いてまこママの席まで挨拶に来られた。リハビリをして絶対に復活すると言っていたのに・・・、ジミー師の「ファイアーシンブル」や「宝石プロダクション」の演技を継承して演じていただけに残念な思いである。

特に「ファイアーシンブル」の演技はジミー師が使っていたBGMの「大脱出のテーマ」を使用し、ルーティンもそっくりそのまま演じていたから、ジミー師のこの演目を演じる人がもう居なくなるのかもしれないと思っていたら、ジョニーさんの弟子の瀧川一紀というマジシャンがファイヤーシンブルを継承しているとのことであった。

すぐにまこママに電話して悲報を知らせたら、つい先日の松旭斎すみえさんに続いてまた親しいマジシャンが亡くなってしまって寂しいなぁと言っていた。去年出版された「ジョニー広瀬 奇術人生55年」にはジミー師とのことも私の事も出ている。

以下にジョニー広瀬さんの経歴を転載する。

「大阪生まれ、1987年に吉本興業に所属した。ステージマジックからテーブルマジックまで幅広いレパートリーを持ち、その独創性に富むマジックは海外のファンも多く、2002年ハンガリー国際サーカスフェスティバルでは、日本を代表してゲストパフォーマーとして出演、ハンガリー特別賞を受賞した。イリュージョンマジックでは、「ジョニー広瀬&霞」として、霞夫人と一緒に活動。22年、マジシャンになったきっかけやマジック解説などを記した「ジョニー広瀬 奇術人生55年」を出版。近年は体調を崩し、舞台での活躍は少なくなっていたが、関西マジック界の重鎮として、多くのマジック仲間から慕われた。

13年4月、なんばグランド花月で吉本新喜劇「川畑マジック大成功」に出演、17年2月になんばグランド花月で開催された「舶来寄席2017winter」に演出としてマジック指導を行ったのが最後の舞台となった。」

ご冥福を祈る合掌