「中札内ピータン大道芸~サーカス小屋の秋祭り~」という催しで、中札内文化創造センターという会場での公演である。
出演者4組の内の3組(FUNNY BONES・張海輪・こ~すけ)は、今年の8月14・15日に帯広平原まつりでの「とかち夏空大道芸フェスティバル」に出演した大道芸人であるし、もう一人(Syan)も以前に大道芸フェスティバルに出演した大道芸人である。
出演者が全員顔馴染みであるから、家族で鑑賞に行ってきた。
この会場にはこれまでに行ったことがない。車のナビで近くまで行ったのだが、なかなか見つけられない。あちらこちらとウロウロ探して、それらしき建物を見つけて駐車場に車を入れたのだが駐車場が狭い。
一旦車を降りて管理人に尋ねたらそこであることが判明した。裏口の関係者用の駐車場側に入ってしまったのであった。
結局、裏口から入ることになってしまった。
初めて入った会場であったが、とても面白い造りになっていた。
観客席が可動式なのである。
普段は、フラットな体育館みたいな床であるが、可動式の観客席が奥の壁からせり出してきて段差のある観客席が出来上がる仕組みである。催しの種類によって変更が可能となっているわけだ。
これは素晴らしい!
私が、コロナ禍前に、坂本ビルの地下に造ろうと考えていた方式とほぼ同じ方式なのであるが、座席が倒れて収まる方式があったのかと驚いた。
中札内村の人口規模の施設ならば、やっぱり多目的使用方法を模索する必要があるのであろう。とても勉強になった。
帯広の大道芸関係者も4組ほども観に来ていた。大道芸を屋内で演じるのはまた別な趣があって面白い。
中札内村の森田匡彦村長さんも、私の直ぐ側で観ていたが「素敵なご縁をいただきありがとうございます」と挨拶された。
村の関係者からも「今度はマジシャンを呼びたいから紹介してください」と挨拶された。
演芸は生に限るのである。テレビ画面で見るものと生で観るものとでは、まるで迫力が異なる。
中国雑技王の張海輪が、観客席の一番前の数十センチしか離れていない場所で、椅子を6段以上も積み上げて逆立ちするスゴイ技を披露したが、あんな身近で10m以上も上を見上げていたら、きっと首が疲れたことだろうが、なかなか体験できない見方である。
おそらく中札内村の方々も大道芸の魅力を感じたのではあるまいか!
楽しい一日であった。