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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2023-10-19-Thursday 蒐集品の処分

私がこれまでに集めたモノたちに

いよいよ別れを告げるときが来た。

読書好きと言うよりも「活字中毒」と言った方が適切な私の乱読人生。

去年の春に、会社に置いてあった「北海道」「十勝」「帯広」の郷土関係書籍数百冊を、帯広市図書館と百年記念館に寄贈した。

北の屋台関係の書籍は北の屋台を運営している「北の起業広場協同組合」に寄贈した。

帯広市の図書館では、郷土関係資料しか引き取らないと言う。一般の書籍には一切見向きもしないと言う。

しかし、私の蔵書はそんじょそこらの読書家とはレベルが違う。日本で唯一のマジック・ミュージアムを作ったほどのもはや「狂人」のレベルである。

帯広の隣町の音更町では音更出身の評論家である草森紳一氏の蔵書の数万冊を引き取って活用しているというのに・・・

帯広市は「文化」事業にはまったく関心が薄いようである。

帯広市が引き取らないので、去年の10月には、マジック・ミュージアムに展示していた「マジック関係」及び「不思議」(魔法使い・魔女・オカルト・超能力・超常現象・謎 e.t.c.)をテーマに蒐集した1万6千冊に及ぶ書籍の全てをルスツリーゾートの新しく作られる予定であるマジック・ミュージアムに寄贈した。だが、本当は十勝からは出したくなかったのであるが・・・。

残りの書籍は、小説、雑誌、まちづくり関係書籍、環境問題書籍、資料、写真集などが、まだ数千冊も残っている。

会社の書庫に9割ほど、自宅の自室にも残り1割ほどが置いてある。

母校の駒澤大学に「古本募金」という制度があることを知った。古本を業者に送ると、その本を査定して手数料を引いた金額が大学に募金される仕組みである。事務局に連絡を入れて要綱を聞いてみたら「2010年以降に発行された書籍しか受け付けない」と言う。蔵書の8割方は2010年以前に購入した本であるから、その中から2010年以降の本の発行年月をいちいち調べて送るのは面倒なので諦めたのであった。

帯広青年会議所の後輩に「まちづくりの勉強になるし、資料も沢山あるし、街づくり団体や個人が自費出版した様な図書館などには置いていない書籍も沢山あるから貴重なまちづくりの参考資料になると思うので、本棚ごと全部寄贈したいと思う」と呼びかけたのであった。

最近は、若者の本離れが激しいから、果たして彼らが読んでくれるのかはクエスチョンマークが付くが・・・

JCメンバーの中に読書好きな若者が居て、昨日、我が社の書庫を覗いて行った。歴史好きな様で「プレジデント」という月刊誌と、焼酎「いいちこ」を販売している三和酒類㈱が企業メセナで発行している「iichiko」が創刊号から揃っているのとを見つけて、「まずはこれとこれを貰っていきます」と持って行った。「来週に出張から戻ったらば段ボール箱を用意してまた来ます」とのこと。愛読した書籍を捨てるのではなく、読んで活用してくれる人にもらってもらいたいと願っている。

以前に比べれば、本の購入量はかなり減った。それでも、またすぐに枕元には本が積み上がっていく。もう本を購入するのを完全にやめて図書館にでも通うしかないかなぁ~。そんなことが私に出来るかなぁ~?