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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2023-12-22-Friday 人口推計

厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所が

22日に2050年までの全国の地域別将来推計人口を発表した。

私が暮らす帯広市は2020年の166,536人から130,288人になるという。

北海道全体では5,224,614→3,820,016人に26.9%も減少するし、北海道で一番人口の多い札幌市でさえも1,973,395→1,745,608人に減り、お隣の釧路市では10万人を割り込み98,544にまで減るという。

こんなことは、今更驚くこともない自明の理であるのだが、いざ数字を挙げられると驚く人も多いであろう。

私は30年以上も前から、人口減少社会への対応をしなければ大変なことになるぞと警告してきたが、ほとんどの人が気にも掛けていなかった。

地球環境問題も同様であったが、人は自分の身に実際に降りかかってきて実体験として経験してみなければ理解できないものなのであろう。

地球環境も人口減少も一朝一夕に解決できる性質の問題ではない。少子化は効果が現れるには、最低でも20年は掛かる問題であることは、誰が考えても分かるはずのことなのになぁ・・・。

人口減少が始まってから既に18年も経つというのに、政治家や起業家の頭は、いまだに高度経済成長時代そのままである。まだオリンピックや万博などをやろうというのは、その証であろう。成長と衰退ではベクトルの向きが180度逆向きなのに、成長時代の政策を続けていけば乖離が進行するばかりである。

少子化に加えて、団塊の世代の大量死を迎える時期が近づいているのに、日本の政府にはまったく期待できないしなぁ~。

来年はいったいどんな世の中になるのであろうか?