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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2024-02-05-Monday 東京で雪

東京都心部で大雪というニュース

どれくらい積もったのかと思ったら、たったの7㎝だと云う。

10㎝以下の積雪程度で毎度毎度こんなに大騒ぎをしていたら、雪国に暮らす我々はとても生活などできはしない。10㎝程度でパニック状態を起こしていたのならば北国ではとても暮らしてなどいけない。

ニュースの映像を見ていると、自動車のタイヤを冬用のスタッドレスタイヤに履き替えた車が、ゆるい登り坂の道路で立ち往生している場面が映った。

夏用タイヤでのことならばまだしもだが、冬用タイヤで満足に運転が出来ないなんて・・・。雪道に慣れていないとはいえ、こんなに未熟なドライバーが、雪の日に運転なんてするなよな! それこそ不要不急じゃない外出は控えろよ、迷惑である。

狭い道路で1台が立ち往生してしまったら、他の車も動けなくなって大渋滞を引き起こしてしまう。

この車に乗っていた若者たちの服装は皆、軽装であった。自分たちだけでは動かすことも出来なくてJAFを呼んだと言っていたが、もしも北海道の寒さで冬道にこんな軽装で立ち往生したら、それこそ生命の危険がある。こういうアホが一番迷惑なのである。

東京にだって雪は降る。わずか数㎝ていどの積雪で、こんな状況になるような場所に人口を集中させ過ぎだろう。自動運転の「ゆりかもめ」も止まってしまって乗客が線路(?)を歩いて移動していたが、東京は災害に弱い都市であるなぁ。

東京で交通が麻痺したら、たちまち全国各地にもその影響が及んでしまうのだから、こんな国づくりは誤りだろうに。

札幌だって同様だ。世界中見回してみても、こんな豪雪地帯に200万人もの人口が集まっているのは異常なことだ。

帯広は寒さは厳しいけれども降雪量は少ない地域である。

十勝の西側には2000m級の山が連なる日高山脈、北側には大雪山系が壁の様になっていて、北西方面からの雪を降らせる季節風を防いでくれるからだ。

曇天続きで、ほとんど毎日の様に雪が降る日本海側の豪雪地帯とは異なり、十勝は冬でも晴天の日が多い。

逆に晴れていると、空に蓋をする雲が無いから昼間に温まった空気が上空へと逃げていってしまうので「放射冷却現象」で気温は低くなるが、しかし、寒さに対処するのは、雪に対処するよりもよっぽど簡単だ。

札幌市の除雪費は毎年100億円以上も掛かっている。帯広の屋内スケートリンク場が毎年建造できる金額だ。

帯広でも、春が近くなって、風が南東方向から吹くと、今度は逆に雪雲が日高山脈にぶつかって十勝に大雪を降らせる。

例年3月の彼岸辺りに一晩で50㎝以上の大雪が降る。さすがに一日で30㎝以上もの雪が積もると帯広でも大変な事態となるが、それでも年に一度ていどならば、まだ対処が可能である。

北海道の中心機能を札幌から帯広に移すべきだと以前から言っているが、しかし、北海道でも札幌への一極集中が益々進んでいるが・・・・