法要の日程を考えたら、カレンダーでは明日から三連休であるので、出席者が会社をを休む必要がない連休中におこないたかったのであるが、繰り上げは良いが繰り下げはいけないのだと言う。
今年の2月には10~12日の三連休もあるが、この日程だと少々早過ぎるなぁと考えて、ピッタリ49日目に当たる22日にしようということにしたのであった。
母の享年は満92歳である。すでに下の2人の妹たちは亡くなっているし、母の友人たちも既に鬼籍に入っている方が多い。たとえ生存中でも冬の足元の悪い中を来てもらうのも大変であろうと考えて、兄弟姉妹の家族だけで法要を営むことにした。
母の自宅に集まって、お坊さんには、新しい位牌への魂入れの読経もしてもらった。
坂本家の位牌は、祖父・祖母・父の三人の位牌は「十勝石(黒曜石)」で作ったものである。
それに倣って母の位牌も十勝石で作りたかったのであるが、作ることができる職人が居ないので残念ながら実現できなかったのだ。
仕方なく、見た目が十勝石の位牌に似ている漆を幾層にも塗った会津塗の位牌を探してきて仏具屋さんに依頼したのであった。
出席者は身内だけであるから、かえって和やかに法要を営むことができたと思う。
読経が終了した後は、北海道ホテルの和食レストランに場所を移して会食をし、母の思い出話をした。
去年の12月の母の入院から今日まではなんとなく落ち着かない毎日であったが、四十九日法要が終わって、ようやく一段落着いた感じがする。