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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2024-03-10-Sunday 戻ってきた

修理に出していた車が戻って来た。

2月18日に修理に出してから丸3週間を要した。この間代車も無かったから車一台を3人で使い回してとても難儀していた。

やはり広大で公共交通機関が少ない十勝では、一人一台の車がないと不便である。

車を個人で一台ずつ持てば、その分、車の購入費、保険料、燃料費、税金、維持費など等、結構な費用が掛かる。それらを計算すれば、必要な時にタクシーを使ったり、長距離ならレンタカーを借りた方が遥かに安い。

しかし、人間は一旦享受した便利さを手放すことが出来ないものである。

これが東京の様な、公共交通機関が発達している場所で、駐車場を探すのも大変なところなら、自家用車を持つよりも、タクシーを使った方が遥かに便利なのであるが・・・

あいにく、十勝で暮らしていると、駐車場に困ることは少ないし、タクシーを待っている時間がもったいないような気がしてしまうのだ。

せっかちなのであろうなぁ~。

以前にもブログに書いたことがあるが、十勝人は歩かない。

ショッピングセンターに買い物に行っても、少しでも歩く距離を短縮しようとして出入口に近い場所に車を停めようとする。もうこれは性分だな。

車が戻ってきたので、今日が開催最終日である帯広美術館の「坂本直行展」を見に行ってきた。

同じ姓の坂本であり、六花亭の包装紙の花のデザインなどでお馴染みの地域ゆかりの山岳画家である。かの坂本龍馬の甥っ子であり、十勝の広尾で農場をやっていたのである。これまでに何度も直行さんの作品は観てきているのだが、今回も観ておきたいと思ったのだ。

こういうちょっとしたイベントに参加するのにも車があった方が便利である。美術館は最終日ということで駐車場は満杯であった。大きな望遠レンズ付きのカメラを持った人達が大勢美術館の周辺に居た。美術館の手前にある野草園辺りで野鳥の撮影会でもやっていたのであろう。

美術館は高台に建っているが、駐車場はかなり離れた低地にある。台数も少ない。この駐車場から美術館に向かう道の除雪がされていなかった。人一人がようやく通れる幅の獣道みたいな圧雪状態の道しかない。そこで降りてくる人たちと、上っていく私たちがすれ違うのも難しい道であった。

美術館前の坂道は凍っていて氷で滑って転びそうになった。坂道であるから足がズルズルと滑ってしまう。これでは年寄りは怖くて歩けまい。せめて砂くらい撒けば良いのに。

美術館は結構な人数が観に来ていた。地元にゆかりのある画家の絵には関心があるのであろうなぁ。次回の展示会は「星野道夫写真展」である。これまた十勝にゆかりのある写真家の展示会であるから楽しみである。