最新
 | トップ |  | ビル概要 |  | テナント構成 |  | 沿革 |  | アクセス |

観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2023-06-01-Thursday ルーティン

私の最近の朝のルーティンは・・・、

コロナ禍で不要な外出規制をかけられた2020年1月頃から、以前よりもテレビ番組を多く見るようになった。

その内のひとつがNHKの朝ドラの連続テレビ小説である。

NHKBSプレミアム放送の7:15からは以前に放送された番組を見て、その後7:30からは続いて現在放送されている番組を見るのが日課になってしまった。

そのルーティンが、昨日の北朝鮮による「人工衛星」打ち上げと称する大陸間弾道ミサイルの発射によるJアラームであった。

朝っぱらから、テレビ各局がJアラームを鳴らして、北朝鮮から飛翔体が発射されたとの報道である。

今回は沖縄方面への飛行経路であるとのことで、北海道の我々のスマホのJアラームは鳴らなかったが、お騒がせ具合は同じである。

NHKでは地上波でもBS放送でも、この北朝鮮のミサイル発射のニュース解説ばかりを報道している。とうに落下しているらしいのに・・・。

7:15になってもこのミサイル報道が続いていた。

つい先日の5月12日に、留萌に行ってホテルに泊まった時に、そのホテルの部屋に設置されていたテレビはBS放送が映らなかった。

だから、7:15からの「あまちゃん」は見ることが出来なかったのである。「らんまん」は8:00からの地上波放送ので見ることが出来たのだが、連続テレビ小説と銘うっているくらいであるから、それが途切れてしまうと何だかとてもガッカリ感が強くなる。

しかも、当方の都合で見られなかったのだから再放送もしてくれない。

昨日の放送予定であった「あまちゃん」をまた見逃してしまったかと北朝鮮に対して怒りが湧いて来たし、とても残念に思っていたのだ。北朝鮮め!私のテレビを見る数少ない時間帯にミサイル発射をするなよ!

今朝も、7:15からNHkBSプレミアムを点けて見ていたら・・・

「あまちゃん」はどうも話が途切れていなさそうである。ちゃんと話が繋がっていたのだ。不思議に思っていたら、「らんまん」の放送時間の7:30からまた「あまちゃん」のテーマ音楽が連続して掛かったのである。昨日の放送予定であった番組を7:15から流し、今日の放送予定番組を7:30からの本来なら「らんまん」の放送時間に2話続けて放送したのだ。「らんまん」は15分間ずらして7:45~8:00まで放送した。

私の朝のルーティンも15分間ずれたのだが、気分的にはスッキリした。

今回の北朝鮮のミサイル発射は失敗したようだが、失敗した方がどこに飛んで来るのか分からずに怖いのではないのだろうか?

浜田防衛大臣が迎撃命令を発出したとか一昨日のニュースでやっていたが、日本の自衛隊って本当にミサイル迎撃能力を持っているのであろうかなぁ?


■2023-06-02-Friday 藤丸再生

昨日の新聞に新藤丸再生プランが載っていた。

その記事では、新藤丸の村松社長と米田CSO(最高戦略責任者)によると、藤丸デパートが1月末に閉店した後、近隣の商店街は人通りが減って淋しくなった。再生プランの検討をしていたが、マンションなどを建てると、それだけ再生時期が遅くなってしまうので、4階建てくらいの商業中心のビルを建てることで2026年くらいに再建するプランを採用したいと考えている。と言う。

それでも30~40億円の費用が必要で、行政などの協力を仰いで実現する意向らしい。

新藤丸の村松氏も米田氏も二人とも帯広・十勝の出身者ではない。彼らを藤丸再建に突き動かすエネルギーは、いったいどこから湧いてくるものなのだろうか?

私ら若者グループが、中心市街地の再生などを目的として「北の屋台」を創ることをやり始めたのは1999年(十勝環境ラボラトリーの設立は1996年)のことであった。今から四半世紀前のことである。私はまだ40歳前の青年であったし、メンバーは皆、帯広で生まれ育って郷土に愛着があった連中の集まりでもあった。

費用も、数千万円程度で、何十億円なんて云う金額ではなかったのに、資金集めにはとても苦労した。結局、私が資金を調達して北の屋台事業は成功を収めたのだが、当初は誰もが我々の北の屋台は失敗すると思っていたのである。

家庭も顧みずに心血を注いで、北の屋台事業はやっと軌道に乗ったが、それまでは周りの人たちからはず~っと冷たい眼で見られていたのである。

それでも「郷土愛」というものがあったし、中心街は自分の生活の場でもあったから、完遂することが出来たのであった。

そのエネルギー量たるや、自分で今考えても大変なものであった。

村松氏と米田氏の新藤丸再建に掛ける意欲や金額は、北の屋台事業の規模に比べたら雲泥の差である。桁がまるで違う。

とかく世間は、自分に直接関係の無いことには冷たいものである。

彼らには、それら数々の壁を突き破って是非とも成功させてもらいたいと願っている。


■2023-06-03-Saturday マイナンバーカード

今頃になってマイナンバーカードの問題点が

ドンドンと報道されるようになってきた。

導入にあたっては、やれポイント付与だとか電子マネー付与だとかの「飴」を散々ばら撒いて、単純な国民の50%超を加入させた。

この加入ポイントを得るには期限付きであったから、その最終期限日が近付いたら利に敏い国民は窓口に殺到した。

そうなることは、小学生でも分かることである。

データの入力は人間がやるのであるから、希望者が殺到すれば当然に入力ミスは出る。これも小学生でも分かることである。

そのことに対してメディアは注意喚起をしたのか?

注意喚起は何もやらずに、むしろ早く申し込まないとポイントが付かなくなるぞと国民を煽ったのはメディアであった。

政府は2024年からは、健康保険証と紐付けすることを事実上義務化した。

「飴」の次は「鞭」である。

健康保険証に紐付けしなければ、健康保険での診療が受けられなくなるという。

今度は「脅し」である。

しかし、マイナンバーカードに紐付けされた健康保険証に他人のデータが入っているケースが、相次いで報道されている。それも全国各地でかなりの数に及んでいる。

当時「データの流出はありえない」と豪語していた河野太郎はダンマリを決め込んでいる。

こういう、その時々の勢いだけで、熟慮もせずに強引に政策を推進する様な政治家が未来の首相候補だなんて、何かのジョークなのか?

悪い冗談みたいな奴らばっかりだ。

若者は政治を信頼出来ないから、未来に希望が持てない。

結婚して子どもを産んでも、その子供らに明るい未来があるとは思えないから、結婚も出産もしない若者が増えているのだ。

単にお金だけの問題ではない。

現政権の異次元の少子化政策なんぞで、いくら金をばらまいたところで効果はないであろう。

効果の無い政策に多額の税金を投入して、また税金をドブに捨てるだけだ。

マイナンバーカードは、以前の同様の〇〇カードなどの政策と同じ様に、また多額の費用を掛けただけで失敗に終わるのかもしれない。

どうせやるなら、もっとしっかりと信頼のおける政策を実行してほしいものである。


■2023-06-04-Sunday ゴルフ

今日は久し振りのゴルフ

帯広青年会議所の現役会員(20~40歳まで)とOB会員(40歳以上)の交流親睦の為のゴルフコンペで、5~10月まで毎月一回ずつ年6回開催される。

5年前の2ヵ月間の入院で筋力が極端に落ちたので、その分飛距離も極端に落ちたものだから、何だかゴルフが楽しくなくなってきた。

今年は、金融機関主催のゴルフコンペを退会したので年間にプレーする機会がますます減ってしまったのである。5月中旬にプレーして以来のゴルフである。

天気予報では、正午から15時まで雷と雨の予報が出ている。

雨、風、高気温、低気温などの予報があると、わがままなプレーヤーであるから、参加を取りやめるのであるが、最近は極端な運動不足であるから行くことにした。これまでのゴルフは全部カートに乗ってのプレーで歩いていなかった。今日のコースはカートを使わずに歩いてプレーするゴルフ場である。ほとんどフラットなゴルフ場だから大丈夫かなと思ったのだが・・・

普段からまったく練習もしないし、冬から愛犬との散歩もやっていないものだから、ますます筋力が落ちているのであろう。

そこに大雨が降ってきて身体が冷えたのであろう。

後半の4ホール目を終わった時点で、両足のフクラハギが痙攣を起こしそうになってきたのである。おっかなびっくりしながらショットを打つのであるが、そうなると、もうまともに球に当たらなくなる。

スコアはガタガタであった。

表彰式に出ても参加賞くらいしか当たらないだろうからと、スコアを提出して早々に自宅に戻った。

自宅に戻って、雨に濡れたゴルフクラブを乾かそうとしていたら、足より先に左手の指が攣ってしまった。

身体が冷えているからだろうと思い、熱いお風呂にじっくりと浸かって早々とベッドに入ったのだが、すぐに足が攣り、腹筋が攣り、背筋までが痛くなってきたのである。

すぐに常備薬の漢方薬の芍薬甘草湯を飲んだ。この漢方薬は筋肉の痙攣にはすごく良く効くのである。さらに全身にチック状の消炎剤を塗ったらようやく収まった。

もう少し、筋力トレーニングをしなければいけないなぁ~。

自分の足で歩けなくなったら楽しみがますます減ってしまう。


■2023-06-05-Monday 今朝の新聞

今朝の北海道新聞の1面トップ記事に驚き怒った。

その大見出しには「自衛隊へ6万人名簿提供」とあった。

私の一昨日のこのブログに「マイナンバーカード」の紐付きの事を書いたが、この記事は、それ以上の大問題である。

記事によると「道内主要都市の札幌、旭川、帯広、千歳の自衛隊の師団か旅団の所在地である4市が、自衛官募集に協力する目的で18~32歳の計6万2千人の住所や氏名などの情報を自衛隊に提供していた」というのである。

私は自衛隊に反対している人間ではない。自国を守るため(戦争に限らず災害などからも)に軍隊は必要であると思っている人間である。自衛隊に悪感情は持っていない。

しかし、国民に周知しない内に勝手に情報を提供している行政のやり方には文句がある。

国も行政も「個人の情報は決して外に漏らすことはない」として各種の個人情報を集めている。それを本人の承諾も無しに、勝手に他所に漏らしているではないか。情報に対しての問題意識が欠如していることの現れである。

こんな事をやっているから、マイナンバーカードに全ての情報を記載することに抵抗感がぬぐえないのだ。

「法律で情報が他所に漏れないように決めているから大丈夫」とも言うが、最近の政府は、国会での審議も経ずに、内閣だけで「閣議決定」して様々なことをやっている。スピード感が必要な緊急事態ならまだしも、本来ならばじっくりと検討すべき事柄をも閣議決定で済ませているように感じるのだ。

国会の野党が、あまりにも低次元過ぎて国会審議が、小学生の学級員会みたいなレベルでしかないから、閣議決定も少しは致し方ないと思っていたのだが、これはひど過ぎる。

まるで中国などの国みたいに、権力の集中と乱用が始まっているような感じがしてしまう。

よくよく検討もしないままに、政策を行うから、後から綻びが沢山出てくるのだ。

岸田首相の、国会での答弁での、昨年末の息子翔太郎ら親戚の忘年会に関する答弁なんかを聞いていても、まるで危機意識が感じられない。

国会議員の世襲禁止法でも作らなければ国会は機能しなくなるぞ。


■2023-06-06-Tuesday 全仏テニスで

6月4日テニスの全仏オープンで失格騒動があった。

四大大会「全仏オープン」の女子ダブルス3回戦で、加藤未唯/アルディラ・スチアディ(日本/インドネシア)組はベスト8を懸けてマリー・ボウズコワ/サラ・ソリベストルモ(チェコ/スペイン)組と対戦した。

第2セットの第5ゲーム、加藤が相手コートへ軽く打ち込んだ球が、対戦ペアにボールを渡そうとしていたボールガールの頭部を直撃した。

突然の出来事に泣きじゃくるボールガール。主審は加藤に警告を言い渡し、加藤はすぐさまボールガールの元に向かって謝罪したが、この裁定に納得しなかったのが対戦ペアだ。ソリベストルモは「失格でしょ。わざとじゃない? 彼女は泣いているじゃない!」と食い下がり、ボウズコワは「血が出ているわよ。よく見てあげて」と主審をボールガールの元へ向かわせた。

大会のスーパーバイザーも現れて事態は混沌とし、結果的に判定は覆って加藤は失格処分を受け、試合は続行不能となった。さらに加藤は大会側から賞金とポイントを剥奪された事実を明かし、翌日になって提訴に踏み切ったと報告。プレーヤー仲間から励ましとエールが続々と届き、プロテニス選手協会も「不当なジャッジ」との声明を発表するに至った。

ネットのニュースで、この加藤が返球した時の映像を見たが、全然強い返球ではなかったし、ボールガールの役割は、その返球などを処理する係のはずであろう。

このボールガールは、加藤の軽く打ったボールをまったく見ていなかったから、自分の頭に当たって驚いたのであろう。

硬式テニスボールは、硬式とは日本語で書いているが、野球の硬球とはまるで違って中に空気が入っているボールであるから、たとえ強く当たったとしても骨が折れるようなことはない。せいぜいボールが当たった箇所が赤くなるだけで、ボールガールのこの反応は大げさ過ぎる。

また、相手チームの対応も執拗過ぎる。こんなことをしてでも勝ちたいのか!スポーツマンシップに劣る行為である。

少なくともテニスコート内に居るボールガールは球が当たることも想定していなければいけない存在であろう。

プロテニス選手が思い切り打ったサーブならばまだしも、軽く返球したボールに当たったくらいで泣き出すとは・・・。ボールガール失格である。

この審判もオカシイ!ビデオ判定すれば故意ではないことはすぐにでも分かるのに、それすらやらずにこの裁定は最低だ。

こんな審判の元で世界四大大会が開催されているなんて全仏オープン自体の権威を捨て去る愚かな行為である。

こういうことがあると、スポーツがつまらなくなってしまうよなぁ~。

後味の悪い大会になったなぁ~。


■2023-06-08-Thursday 加藤全仏優勝

一昨日のブログで批判したテニス全仏オープン

その混合ダブルス決勝が8日あり、4日の女子ダブルスで失格となった加藤未唯(28)とのコンビを組んだティム・プッツ(ドイツ)組が優勝した。

加藤未唯は4日前の女子ダブルスで、ボールガールに故意にボールをぶつけたとして失格処分になっており、この処分を「不当」だとして提訴している。

加藤・プッツ組は決勝で、ビアンカ・アンドレスク(カナダ)とマイケル・ヴィーナス(ニュージーランド)組と対戦。4-6、6-4の1セットオールから、マッチタイブレーク10-6で勝利した。

素晴らしい!の一言だ!

これぞ、最高で見事なお返しであろう。

よくぞ、ふてくされずに別の種目である混合ダブルスで優勝して、女子ダブルスで抗議をした連中に一矢報いた。この優勝で尚更、抗議を行って加藤未唯チームを失格させた連中のあざとさが浮かび上がって世界中にアピールされたであろう。

さわやかで見事な報復である。これぞスポーツマンシップである。

とても気分が良くなった。


■2023-06-10-Saturday 余暇の過ごし方

コロナ禍で余暇の過ごし方も変化した。

日本、特に北海道では2020年1月から始まったコロナ禍での自粛生活は余暇の過ごし方を大きく変化させたのではないだろうか?

今年の5月初旬には指定感染症の5類に下げられたことで、また元に戻るのかなと期待していたのだが・・・。

若い人たちの行動はだいぶ戻った様に感じるが、高齢者世代の戻り方は鈍い様に感じるのだ。

東北に嫁いでいる長女の所に、3年振りに孫に会いたいなぁ~と思っているものの、遠方に出掛けることが何だかとても億劫になってしまって躊躇している自分に驚いている。

北海道の帯広と本州北部にある東北地方は、地図で見ると沖縄や九州や四国などと比べると距離的には近いのだが、移動手段となると逆に遠くに感じてしまうのである。

陸路で行くとすると列車でも車でも丸1日は掛かる。飛行機で行くにしても帯広空港から直行便の飛行機は飛んでいない。新千歳空港から飛ぶにしても空港までの陸路の移動距離が長い。

帯広空港から羽田空港に飛んで、東京から東北新幹線という手もあるが・・・。

いずれにしても、考えただけで億劫だし、疲労も激しいのではないかと思われる。

人間の移動に掛けるエネルギーと云うものも、ず~っと連続して継続していれば苦にもならないのかもしれないが、3年間の間隔というのは、思った以上に障壁になっていることを実感した。

安上がりで消費時間が長いコストパフォーマンスが良い娯楽は映画であるとの結論に達して、妻と二人で映画「怪物」を見に行くことにした。

監督は是枝裕和、脚本は坂元裕二、音楽は坂本龍一の作品で、今年の第76回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞。またLGBTQを扱った作品に贈られる「クィア・パルム賞」も受賞している。

この映画は「羅生門的手法」で作られている作品であった。

羅生門的手法とは『関係のある複数の研究対象者に同じ出来事を お互いに独立に語らせるという手法のことで、 文化人類学者オ スカー・ルイスが、60年代に黒澤明監督の映画『羅生門』をヒン トに考案、実践した』

のことで、簡単に言うと「立場が異なれば見方も変わる」ということである。

例によって、まだ観ていない人の為に種明かしになってしまう様な詳しい解説はしないが、とある事件を、親の立場、教師の立場、生徒の異なる立場からの見方をオムニバス風に表現している。

そうかぁ~、そうだよねぇ~、そういう風になるのかぁ~、なるほどねぇ~。と考えさせられる展開である。

私が最近観ている映画には、この手の考えさせられる映画が多い。決して自ら好んでこの手の映画を観ている訳ではないのだが、帯広の映画館で上映される映画にはこの手の映画が多いと云うことなのではなかろうか?

私は本来は痛快活劇物の映画が好きなのだが・・・

監督は、鑑賞者側に夫々の解釈を委ね過ぎていやしないだろうか?

映画は制作した監督の作品なのだから、もっと監督の主張がハッキリしていた方がスッキリすると思うのである。

私はストレス解消の為に映画を観たいのに、この手の映画は鑑賞後にモヤモヤ感が抜けないから困りものなのである。

妻と感想を述べ合っても結局のところ「どの様に解釈しても鑑賞者それぞれの主観で良いのじゃないの?」となってしまう。

これって、監督らの制作者側の人間が、世間から批判されない様な防御策なのかもしれないなぁ~。

そういえば、ディズニ—映画の実写版「リトル・マーメード」が主人公の人魚アリエル役を黒人の俳優にしたが、これはハリウッド映画の世界が白人ばかりが主人公である「人種差別問題」に配慮した結果であると言われている。だから、最近のハリウッド映画の登場人物には、非白人系の、アフリカ系やアジア系の俳優が配役されている。

そこに更に「性暴力問題」が出て来た。今後のディズニ—映画では「眠り姫」や「白雪姫」などのリメイク物はストーリーを大幅に変更しなければ造れなくなってしまうと云う話が聞こえてきたのだ。何故なら「眠っている人の承諾無しに、勝手にキスをする行為は性暴力の容認だと受け止められかねない」からだと云うのである。

笑い話としては、事前にフローラ姫や白雪姫から、「自分が例え眠っていたとしても王子はキスしても良い」という承諾書にサインをもらっておかなければ王子は姫に訴えられると云うのである。

映画というフィクションの世界にも、法律解釈の問題が出て来たわけだ。これをバカバカしいとみるのか、世相だからとみるのか?・・・

私は、こんなことに問題提起する方が世の中を窮屈でツマラナイ世にしていると思うがなぁ~。

映画を観て楽しむ。それだけで良いじゃないか!


■2023-06-11-Sunday 緊急地震速報

日曜日の夕方

いつもの様にテレビで「サザエさん」を見ていたら、18:54分頃に家族全員のスマホが一斉に鳴り出した。

その警報音が鳴った直後に、我が家の愛犬も吠え出して、家の壁がミシッ、ミシッと軋む音がした。

スワッ大地震の到来か!と思ったが・・・。

揺れている時間は長めであったが、震度は3からせいぜい4ぐらいのものかとも感じた。

過去には、震度5以上の激しい揺れを何度も経験しているから、震度4程度のユッタリした揺れには、そう驚いたり、焦ったりすることもない。ましてや直前の警報で「アッ、地震が来るぞ!」と教えてくれるから心の準備が出来るのはありがたいことだ。

我が家では、棚の食器なども落ちたりすることもなかった。

夕食の時間帯でもあったから、食事の支度で火を使っていた人もいたであろうが、この緊急地震速報によって慌てずにコンロなどの火を消すことも出来たであろう。ミサイルの緊急速報みたいに警報音が鳴っても何をどう対処したら良いのか分からないものとは違って緊急地震速報は実用性が高い警報である。

数分後にテレビ画面の「サザエさん」のアニメの上に、震源地浦河沖で震度5弱の地震が発生し、帯広がある十勝中部の震度は4との表示が出た。

ほぼ私の感覚は正しかった。

チャンネルをNHKのニュースに替えたら、この地震のニュースばかりをやっている。帯広の街中の様子も映ったが、外はまだ明るい状態であった。

札幌では「よさこいソーランまつり」の最中であったようで、会場では観客のスマホの警報が鳴り響いたようであるが、パニックは起こらずに演舞はそのまま続行されたらしい。

この地震では津波は発生しなかったからまだしも良かったのだが、もしも大きな津波が発生していたならば・・・

「よさこいソーランまつり」の会場は内陸部の札幌市内であるから、津波の心配は無いであろうが、そのまま続行したというのは、地震をかなりナメテいるなぁと感じた。

幸いにも19時近くとは言いながらも、外はまだ明るかったから、停電しても真っ暗にはならないが、仮設の舞台が崩壊する危険性だって考えられる。

JR北海道の対応は大袈裟に見えるが、他人の生命を預かっているという意識は実行委員会には必要なことである。

公共交通機関には大きな影響が出たが、こういう災害時に移動していなくて良かった。数年前に新千歳空港に到着した直後に大きな地震が発生して足止めされた記憶が蘇ってきた。災害に遭遇してしまうと個人ではどうにも対応出来ないからなぁ~。

最近の心配事はトイレの問題である。どうせ短時間だからとトイレに行くのを我慢して電車やエレベータなどに乗って、もしも地震や停電などで停止して閉じ込められてしまったら・・・。これが今、一番の心配事である。

今回は発電所には影響が出なかったようで一安心した。5年前の様なブラックアウトは二度とご免である。


■2023-06-12-Monday いきぬきん像

「北の屋台」のシンボル像「いきぬきん」

のミニチュアブロンズ像を欲しいと言う人が先週我社を訪問した。

「北の屋台」の専務理事から「いきぬきん像を欲しいと言う人が屋台の事務局に来ている。坂本ビルに展示してあるいきぬきん像は譲ってもらえるのだろうか?」との電話が入った。

坂本ビルの5階の階段ロビーに、「いきぬきん」ミニチュアのブロンズ像3体、大理石像1体、石膏像1体、樹脂像1体の計6体を展示してある。大きさはいずれも同じサイズである。

この「いきぬきん」と云うシンボル像を造ろうと思い立ったのは、1999年に屋台の研究をするべく世界中の屋台や日本の屋台、更に参考になりそうな場所を自費で視察していて、東京の巣鴨にある「巣鴨地蔵通り商店街」を訪れた時に、この商店街に面した光岩寺にある「とげぬき地蔵」とその横にある「洗い観音」を見て、突如インスピレーションが湧いて来たのである。

「とげぬき地蔵」はその名前の通りに刺さった棘が抜けたり、延命のご利益があるといわれており、「洗い観音」はお参りに訪れた人が「洗い観音」の像と、自身の身体の痛い箇所との、同じ所を洗うと痛みが取れるというイワレがあるのだと言う。

私が訪れた時には、大勢の参拝客が順番待ちの列を成していた。

日本人の年寄りには信心深い人が多いのだなぁと思って見ていたのであるが、よく見ると老若男女の区別なく人が並んで順番を待っていたことに驚かされた。

ただ単に、神や仏のご利益を願って賽銭箱にお金を入れてお参りするだけの「神頼み」よりは、何らかの自主的な行動が伴う方がより願いが叶いそうな気持になるから有難みが増すのではないかと思ったのである。

私は元々「手品・奇術・マジック」の研究をしていて、世の中の「不思議」というものには関心が深いので、単に「北の屋台」のシンボル像を設置するだけよりも、そのシンボル像の「いわれ」を明確に表現しようと考えたのだ。

シンボル像のキーワードをあれこれと考えていくなかで「息抜き」という文字が浮かんできた。言葉遊びも大好きなので、その音に「生き抜き」と云う別な漢字を充ててみた。

『「北の屋台」はお客様がホッと一息「息抜き」をする「優しい」場所であり、また、屋台店主には人生を「生き抜いて」欲しいという「力強さ」の二重の意味を持たせたい』とハタと思いついたのであった。

この2つの思いを、表裏一体のシンボル像にデザインして欲しいと、帯広にゆかりのある芸術家の相原正美さんにこのコンセプトを説明してデザインを起こしてもらった。

台座の部分には「十」の突起の有る星型を配置した。これは北海道のシンボルマークである「五芒星」を2つ重ねて「十」の突起の星型を持つ「二重五芒星」を独自に考案し、「十勝」と「十価値」の表現を加味した。その突起を飾る部分には人々がレンガに書いた文字を彫って、そのレンガを並べて造る様にも私が考案した。

私は「像」を彫ることは出来ないが、コンセプトを練り上げて創ったので人一倍愛着がある。

裏話ではあるが、当初、この案をメンバーに披露した時には、メンバーからは「信仰宗教みたいで嫌だなぁ」という声が多かったのだが、私がシンボルは必要だと押し切った経緯があったのである。

私の「いきぬきん」に対する思い入れは重かった。

相原正美さんが、いきぬきん像のミニチュアを鋳造でブロンズ像にしたいので造ったら坂本さんに購入して欲しい。鋳造だから8~10体くらいしか制作できないが、と依頼された時も私の3人の子どもたち用に3体を購入したのであった。

この相原さんによる「いきぬきんミニチュア像」の制作は、北の屋台の事業ではなく、芸術家相原正美の個人的な仕事であったが、私も個人的に購入したのである。ブロンズ像はとても高額であったから、相原さんが見本として制作した石膏像や大理石像、樹脂像をプレゼントしてくれたのであった。

だが、我が子どもたちには親の思い入れは届かなかった。「重たいから要らない」と置いて行ったのだ。

それを我が社に展示していたのである。

今回、ブロンズ像1体を「切望して、大事にしてくれる方ならば」と有償で譲ることにした。

「いきぬきん」も新たな持ち主の元で大事にしてもらってほしい。


■2023-06-14-Wednesday ニュースいろいろ

14日の午前中に

陸上自衛隊の岐阜の射撃場で、18歳の自衛隊員の候補生が、射撃訓練中に自衛官2名(52歳・25歳)を自動小銃を乱射して射殺し、1名(25歳)に重症を負わせて逮捕されたというニュース。

まだ詳細は不明であるが、どうやらこの18歳の犯人は、今年4月に入ったばかりのまだ2ヵ月しか経っていない人間らしい。

「叱られたから・・・」との供述らしいが・・・。よっぽど怒られることに耐性がなくて、しかもキレ易い性格だったのだろうか?

叱られたと云うのが、一体どの程度のものであったのだろうか?

自衛隊には昔の軍隊の面影が多少は残っているのかもしれないが、今の世の中は、やれパワハラだとかモラハラだとか、セクハラまでが出て来て、部下を殴ったりは出来ないだろうと思うのだが・・・。

自衛隊は軍隊で、自衛官は日本国民を守る立場にある人間である。銃器など人を殺傷する武器を扱っているのであるから、訓練は当然厳しいであろう。口で叱咤するのは当たり前のことである。むしろ厳しく訓練してくれなくては逆に恐ろしい。

候補生というのがどういうものなのかは分からないが、おそらくまだ正式に自衛官には採用される前の段階なのではないかと推測する。

そんな連中にも射撃訓練てのをやらせていることに驚いた。

叱ったくらいで、殺された方はたまったもんじゃない。武器を持たせるなら、射撃訓練以前の段階として、精神分析テストくらいは必要なのではなかろうか?

女優の広末涼子のW不倫問題が報道されていた。

こんなことがニュースになる世の中って何なんだろう?

不倫てのは、罪刑法定主義の日本では「姦通罪」みたいな法律が無いのだから犯罪ではない。倫理の問題である。W不倫とあるから、おそらく相手の男性側にも奥さんが居るのであろう。しかし、これは家族の問題である。結婚しているパートナーが納得するならば他人がどうこう言う問題ではないだろうに・・・。

こういうバカバカしい問題で騒ぐから、ますます結婚するのがアホらしくなってくるのじゃぁないだろうか?

お互いに結婚していなければ、ただの恋愛であろう。

最近の若者が結婚したがらない理由のひとつが、この馬鹿らしい不倫問題の大騒ぎにあるのかもしれないと思ったが、有名人でもなければ不倫なんて騒がれることもないか!

オカシナ世の中である。


■2023-06-17-Saturday 東京1

久し振りの東京出張である。

今日、17日(土)に母校、駒澤大学の同窓会の全国支部長会議が品川プリンスホテルで開催された。

受付開始時間が12:30で、会議開始時間が13:00からの予定になっている。

東京で開催されるこの時間帯の会議に頭初から間に合うように、帯広から余裕を持って出席するには前泊する必要がある。また、会議終了後に、親睦の為の懇親会などが開催される場合があるが、これに出席すると当日中に帯広に戻る飛行機に乗ることが出来ないから、当日も宿泊の必要がある。

つまり、北海道から東京で開催される昼からの会議であっても夕刻過ぎまで掛かる会議の場合は開催場所の羽田空港との利便性にもよるが前泊、後泊の2泊が必要になるのである。

もともと旅行好きであるから出張の移動なんて別段苦にはならなかった。「北の屋台」の講演で全国各地を飛び回っていた頃はむしろ帯広を離れることが楽しかったくらいである。

講演の講師は私だから、私が居なければ講演会は始まらない。主催者側が「当日に会場入りする予定だと天候などの関係で来られないこともあるでしょうから、なるべくなら前日入りしてください」との要請が多かったし、私も前日の夜に現地に入ってご当地のお酒を飲むことを楽しみにしていたのである。

それが、2020年1月からのコロナ禍によって、帯広から出ることが規制されてからは、出張がとても億劫に感じられるようになったのであるから人間の気持ちってのはこんなにも変わるものなのかと自分でも驚いている。

ましてや、この時期の東京は「梅雨」の真っただ中である。ジメジメしてムシムシした気候は大嫌いであるから、この時期の東京には長く居たくはない。

とかち帯広空港発のJALの飛行機の時間を調べてみたら10:15発-12:00羽田空港着の始発便がある。手荷物を機内に持ち込んで、到着後まっすぐに京急で品川に向かえば、昼食を食べる時間はないが会議の開始時間にはギリギリ間に合うかもしれないと考えて前泊することを止めたのであった。

すると・・・10:15発の飛行機の出発が10分間遅れたのである。

羽田空港に到着して飛行機を降りたのが12:10。そこから速足で空港地下の京急乗り場に向かった。品川行の急行列車の出発時刻が12:28発である。12:55頃には品川駅に到着したが、人が大勢いて走ることは出来ない。品川プリンスホテルは品川駅からは徒歩数分の目の前の距離であるが、宴会棟の会議室前に到着したのは13:00丁度であった。ギリギリ間に合ったが、会議の間中、昼食を食べていないのでお腹が空いて仕方がなかった。テーブル上に置かれていたお茶をガブ飲みしてなんとか空腹を満たしたが、冷房が効いていてお腹が冷えたからなのか、お腹がグルグルと音を立てる。周りに聞こえないかと心配になった。

全国支部長会議は質問が多くて白熱し13:00~15:00までびっしりと掛かった。同じプリンスホテルの宴会場で開催された懇親会は15:00~17:00の予定である。

北海道の別な支部から来ている支部長さんの一人が、途中で抜けて戻ると退席した。明日どうしても外せない仕事があるという。お坊さんだから法事なのかなぁ~。

飛行機に乗るには最低でも30分前には空港に到着していなければならない。

それを考えると、北海道から昼間の会議だけに出席して、東京に泊まらずに当日中に北海道に戻ることも、可能なのであるが、他の支部の支部長さんらと情報交換やら親睦もしないで会議だけに出席して帰るというのも、セワシナイし、コスパが悪い。

帯広空港発の飛行機の出発時間がもっと早ければ、もう少し余裕が持てるのにと思うのだが、帯広空港には飛行機の格納庫が無いから、始発便はどうしても東京からの折り返し便になるという。

東京を朝早くに出発する飛行機の乗客ってのも少ないだろうしなぁ~。

懇親会は17:00に終了した。

例年、この全国支部長会議で上京する私の日程に合わせて、駒大マジッククラブの同窓会を開催してくれていたが、この3年間はコロナ禍で中止となっていた。今年は4年振りにマジッククラブの先輩、後輩に会えることを楽しみにしていたのであるが、今年は参加者が少なくて急遽中止となってしまった。当初の予定では、支部長会議の終了後に品川駅周辺で集まる予定であった。

今年初めて、駒大同窓会では社長を務めている全国の同窓生を懇親会終了後に品川プリンスホテルの宴会場に集めて懇親を深めるという「社長会」みたいなものが企画されていたのであるが、私は今年で社長を引退するつもりでいるからと欠席の案内をしていたのであった。

だから17日夜の予定が空いてしまったのである。品川プリンスにはシネマコンプレックスも併設されている。帯広には無い「IMAXシアター」と云う大画面で迫力のある映画館もあるので、そこで映画を楽しんでから寝ることにした。

私が今回宿泊するホテルは品川プリンスホテルではない。

最初に、全国支部長会議の日程の報告を受けた時に、すぐに品川プリンスホテルのフロントに電話して、当日の空室状況を尋ねたのであるが、空室はあったのだが、宴会関係者用の割引価格の部屋は用意していないとのことであった。値段を聞いて驚いた。去年までのコロナ禍における価格とは大違いの高額なのだ。

リーゾートに来ているわけではない。どうせ酔っぱらって寝るだけであるから、居心地よりも価格である。品川プリンスの近くの別な安いビジネスホテルを探して予約を入れたのであったが、喫煙ルームしか空いていなかった。


■2023-06-18-Sunday 東京2

今日は「父の日」

東京の会社に就職している次女がお付き合いをしてくれるという。

例年ならば、夕方までに終わるミュージカルを観てから、まっすぐ羽田空港に向かって帰宅するのであるが・・・

1995年のJCの「国際環境大学構想」から「十勝環境ラボラトリー」設立などで大変お世話になった大学教授から、突然電話が入って「今、昔懐かしい十勝ゆかりの人と飲んでいる。坂本さんの話題に花が咲いた。今度上京する時に3人で一緒に飲もうよ。」とのお誘いがあったのである。

「現在は、品川プリンスのレジデンスに暮らしているから、ちょうど良い。18日に待ち合わせして3人で一緒に飲もうよ」と日時の指定まであったので、もう一泊東京に居ることにしたのである。

娘とのデートの方は、現在、お台場で「ダイハツ アレグリア」と云うシルクドソレイユのサーカスをやっているので、ミュージカルを止めてこちらのチケットを娘が手配してくれた。

お台場に行くのは久し振りである。私は「晴れ男」を自認しているが、この日も前日も東京は晴れで気温も高い。半袖のシャツ姿で出掛けたが、建物の中は冷房が効いて寒いくらいだし、外は蒸し暑い。出たり入ったりしていたら具合が悪くなった。

お台場はとにかく人が多かった。とくに台湾からの観光客とおぼしき人達が大勢アレグリアを鑑賞していた。3千人以上も収容できる仮設のテントを建ててのロングラン公演である。

子どもたちがまだ幼かった頃に池袋でシルクドソレイユの公演を観に行ったことがあったのだが、娘はしっかりと同じアレグリアだったと覚えていた。

素晴らしい洗練された演出と演技に感動し、十分に堪能した。

夕食の予約時間まではまだ時間があったので、ダイバーシティでショッピングをしたいと言う。父の日のプレゼントでも買ってくれるのかと期待したら・・・、自分の着る服とサンダルを買って、支払いはちゃっかりと私にさせたのであった。

まだ時間が余ったので、次はフジテレビの向かいにあるビルで「マダムタッソー蝋人形館」を見学してきた。

この蝋人形館は、写真撮影OKだし、人形に触れてもOKだと言うので、蝋人形たちと一緒に写真を撮りまくったのであった。これはこれで楽しかった。

夕食は新橋に戻って、娘が予約したイタリアンレストランで食べたのだが、ここも美味しくて満足した。東京は探せば安価で美味しい店が一杯あるが、中には高いだけ高くて不味い店もある。小さな店であったがとても美味しくてリーズナブルな価格であった。「父の日」を満喫して、娘と別れてから、品川プリンスのレジデンスで、大学教授とアウトドアの達人との3人での顔合わせである。この3人が一堂に揃ったのは20数年振りである。話に花が咲いて、お酒も飲まずに4時間も話続けたのであった。

帰りに、お土産に大学教授の書いた書籍を持って行けと言う。本は重たいから荷物になるなと思ったのだが、タイトルが面白そうだったから、5冊ほど面白そうな本を選んで貰って帰ったのであった。

この大学教授の話はとても面白いし、30数年前に聞いた「これからの世の中はこうなっていく」という予測がことごとく的中しているすごい先生なのだ。しかし、この先生が書いた本は、読書家の私でも読むとすぐに眠くなるほど難解なのである。睡眠薬と枕代わりに貰って帰ることにしよう。

東京は遊ぶには楽しい場所であるが、この街で生活はしたくない。私にはやっぱり十勝の気候が合っていると改めて感じた出張であった。


■2023-06-21-Wednesday マジシャン

今日は東京の「日本奇術協会」の役員が来勝する。

8月13日に幕別町百年記念ホールで、日本奇術協会主催のマジックショーを開催することになって、その出演者のマジシャンが事前の打ち合わせの為に帯広を訪れるのである。

私は「日本奇術協会」の準会員になっている。この「日本奇術協会」と云う組織は日本のプロマジシャンが加盟している公益社団法人で、アマチュアである私は準会員という資格なのである。

プロマジシャンと一口に言っても、超絶技巧を持つ人から、おしゃべりマジックなどを演るコメディアンに近い人まで居る。

マジシャンのプロフェッショナルとアマチュアとの違いは何か?と言うと、実は何らの規定が無いのである。別段、プロマジシャンに成るための試験だとか、プロマジシャンという資格がある訳ではないのだ。

マジシャン自身が、自分はプロだと自認すれば、その瞬間にそのマジシャンはプロなのである。

かつて(高校・大学生時代)の私はプロマジシャンを目指していた。

当時(昭和40~50年代)はプロマジシャンと名乗る為には、プロマジシャンに師事して弟子にならなければ成れなかったものだった。

だから、私は大学生時代の4年間に、プロマジシャンのジミー忍師(初代引田天功師の弟弟子)に師事したのである。大学を卒業したらプロマジシャンとしてデビューするつもりであったのだ。

しかし、大学4年生の秋に帰省した際に、父にその旨を伝えたら父が猛反対をして、その夢は潰えたのであった。

その後の私は、マジックはあくまでも趣味にしよう、マジックで生計をたてようとは思わなかった。プロに成れなかった分、逆に意地でもマジックで稼ごうとは思いたくなかったのである。だからあくまでもアマチュアに拘ったのであった。

奇術協会の準会員というのもそういうことで準会員なのである。

しかし、正会員と準会員という違いはあっても、マジックを愛する気持ちに差はない。

65年間の人生で55年間もお世話になったマジック界に恩返ししたい気持ちに溢れているつもりである。

協会から協力の依頼をされたら精一杯尽くしたいと考えている。

だが・・・

今回は、その日程が問題なのである。

私は8月のお盆に開催される「平原まつり」で「大道芸フェスティバル」という催しを2002年から続けているのだ。コロナ禍で2年間中止となったが、昨年から復活している催しである。

これは、マンネリ化していた「平原まつり」に新風を注ぎ込む目的で「北の屋台」と平原まつりを会場にして、マジック関係のつながりから大道芸人を招聘して始まったイベントである。

現在の平原まつりには無くてはならないイベントになっている。

この日程とモロに被ってしまっているのだ。

これには正直困ってしまった。どちらにも力を入れたいのだが、私の身体をマジックで分離させることは出来ない。

その旨を、今日来たマジシャンにも伝えている。当日のお手伝いは難しくても事前の準備段階では可能な限り協力をしたい。

マジシャンも忙しい中で打ち合わせの為だけに日帰りで帯広を訪れるのだ。

会場である幕別町百年記念ホール、十勝毎日新聞社などに同行して打ち合わせに参加したのであった。

8月13日は勝毎花火大会の開催日でもある。全国各地から観客が帯広に集まってくる。昼間に十勝の観光地に行くには遠過ぎて往復するのは難しいという観光客も幕別百年記念ホールならばちょうどピッタリだという客も目当てにして、花火大会の前に終了する時間帯に設定したり工夫はしている。6組ほどのマジシャンが集合する面白いイベントである。

チケット販売はこれからであるが、小中学生は無料とするということである。是非ともこの機会に家族連れで生のマジックを見てもらいたい。

最近はYouTubeなどでのトリック映像が流行っているようだが、画面越しのフェイク映像と実際に目の前で見るマジックとの違いを実感してもらいたい。

マジックは生が一番!


■2023-06-22-Thursday 男性更年期障害

素人判断だが・・・

どうやら男性更年期障害なのではないかと疑っている。

更年期障害というのは、女性特有のものではなく男性にもあるという。

これまでは、女性の更年期障害というのが中心で、男性には更年期障害はないと思われてきたらしいのだが、このホルモンバランスの崩れは男女両方に起こることが判ってきた。

5年前に前立腺癌が発見され、その治療で「内分泌療法」所謂「ホルモン療法」という治療法を3年間に亘って受けた。

前立腺癌は、男性ホルモンの「テストステロン」を餌にして増殖する性質があるため、私の身体からテストステロン値を低くする治療を受けたのである。

人間の身体の中には、男性にも女性ホルモンがあるし、女性の身体の中にも男性ホルモンがあるのが普通であるが、男性の身体には男性ホルモンの「テストステロン」の量の方が多く、女性の身体には女性ホルモンの「エストロゲン」の量の方が多いのが健康な状態なのであるという。

しかし、年齢と共にこのホルモン量が減少をしだすと、ホルモンのバランスが崩れてくるのだという。

つまり、男性なのにテストステロン値が低くなったり、女性なのにエストロゲン値が低くなってくる現象が起こるらしい。

そうなると身体に変調をきたし出すという。

更年期の主な症状としては、急な発汗やほてり(ホットフラッシュ)だとか、イライラや倦怠感などが現れる。

治療法のひとつとしては、ホルモン補充療法というのがあって、男性になら不足しているテストステロンを補充し、女性にならエストロゲンを補充してホルモンバランスを保つのだという。

私は、半年に一度、治療を受けた札幌の北大病院で検診を受けているのだが、その血液検査の項目にはエストロゲン値というのがある。

今年3月に受けた検診でも、非常に低いままだったのだ。

つまり、私の身体の中のホルモンバランスは崩れたままであるということなのである。

どうやら、やる気の無さや元気、根気の無さなど「気」が著しく低下していることや身体がダルイ倦怠感などの原因は、どうもこの辺にあるように感じるのだ。

前立腺癌の患者でなければ、男性ホルモンのテストステロンを注射するという方法もあるのであろうが、せっかく治った前立腺癌にわざわざ餌を与えて再発させるというのも怖いことだ。

乳癌患者の更年期障害の女性に対して、女性ホルモンの補充療法が出来ないのと同じ理屈なのではないかと思うのである。

何か他の治療方法がないのか探しているところである。


■2023-06-24-Saturday 長崎屋閉館

新聞各社の報道によると

帯広駅南の長崎屋が来年3月で全館閉館する方針であることを報道していた。

最近の記事では長崎屋の直営部門を今年の7月末に営業終了すると発表があったばかりである。

この長崎屋が所有する土地と建物をつい最近購入したばかりの帯広の建築会社大手の宮坂建設の持ち株会社である登寿HDが、現在約30店の入居テナントに対して来年3月での全館閉館の方針を示したとのことである。

帯広市の中心街では今年1月末に唯一の百貨店であった藤丸デパートが閉店したばかりである。

その次が長崎屋ということだ。

この長崎屋は、1990年に現在地でオープンしたが、長崎屋破綻後にはドン・キホーテなどを展開している「パン・パシフィック・インターナショナルHD」の傘下となって長崎屋として運営してきた。

テナントには十勝最大の冊数と売り場面積を誇る大型書店の「喜久屋書店」や食品スーパーの「フクハラ」などが大きな面積を使って営業をしている。

隣接する「帯広市民文化ホール」の駐車場として1400台を賃貸料を年間約1300万円を支払って借りていたという。

それらが無くなるのだから影響は大きい。

長崎屋の駐車場は無料で使えたから、市街地の店に通う社員なども長崎屋に車を停めていた人が多いし、長崎屋の駐車場をあてにして自前の駐車場の台数を少なくした「とかちプラザ」はかなり困るであろうなぁ~。

特に近隣住民にとって最大の問題は食品スーパーの「フクハラ」が無くなることであろう。すでに西1南10の「ダイイチ」とその向かいにあった西1南10「フクハラ」も撤退している。そこに藤丸が閉店した。最後に残ったのが長崎屋の「フクハラ」である。帯広市は中心街への居住促進という政策で西3南9に高層マンションを高い税金を使って誘致したばかりではないのか?

高い金を払ってマンションを購入した住民は日々の食事の買い物に、一番近い場所でも西4南20の「イオン帯広店」しかなくなる。歩いて買い物に行ける距離ではないだろうに・・・

つまりは帯広市の中心街では、食品を購入出来る店が無くなると言うことになるからだ。

活字中毒で読書大好き人間の私にとっては、喜久屋書店の品揃えは十勝一であったので、この書店が無くなることは大変に困る。

長崎屋の前のオーナーであった岩田一族に建ててもらって(?)借りていた市民文化ホール(その後高い金を払って市が購入した)や、駐車場として使わせてもらって自前の駐車場を持たない文化ホールの運営にも大打撃であろう。

帯広市はいったい何をしているのであろうか?指を咥えて見ているだけなのか?

今回のテナントへの閉館理由の説明として「建物の老朽化」を挙げているというのだが、竣工が1990年なんだからまだ33年しか経っていないではないか。

この建物が老朽化だなんて・・・、それなら我が社「坂本ビル」は竣工が1968年なんだから55年である。

22年もの差があるのに・・・

何だか腑に落ちないなぁ~。


■2023-06-25-Sunday 暑~い!

今年の十勝の6月の天候は・・・、

昔は「梅雨」が無いと言われていた北海道であるが、十数年前くらいから北海道にも「梅雨」らしき雨が続く日が増えてきて、「えぞ梅雨」とか言われるほどに本州方面みたいな雨がシトシトと降る日が多かった。だが、今年の6月は逆に晴れというか雨が降らない日が多い。

前日の天気予報では雨の予報だったのに、降らずに晴れる日もあったくらいである。

今日も朝から日差しが強くて暑くなりそうな気配である。

天気が良いのは嬉しいが、十勝の中心産業は「農業」であるから、雨が少なく日照りになり過ぎると、農作物への影響が心配される。

農家の人に聞くと、雨が多いよりは日照りの方が良いとも言うのだが・・・、何事も過ぎたるは猶及ばざるが如しで雨が少なすぎるのも困りものである。

十勝の農業では「酪農家」の方々が、飼料や電気代の高騰で困っていると云う話が聞こえてきた。

ロシアのウクライナ侵攻の影響が、こんなところにも表れてきている。本当に迷惑な話だ。

そんなロシアで、民間軍事会社のワグネルのオーナー(?)であるプリゴジンがロシア国軍に対しての不満からなのか、モスクワに向けて進軍を開始したというニュースが流れた。すわっ反乱か?! と思ったのだが、すぐに進軍をやめてベラルーシに亡命するらしいとのニュースもあった。

解説によると、プリゴジンはプーチンの料理人と言われていたレストランオーナーが、プーチンの為に民間軍事会社を作って国軍のやれない「汚い」仕事や軍事活動をやっていたらしい。ロシア国軍との軋轢は以前からニュースになっていたが、ワグネルが国軍に吸収されそうになったことや、自らの政治家への野望などが重なってモスクワへの進軍をやったらしいのだが、プーチンも自分に刃を向けたとして「裏切者」として処分せざるをえなくなったようだ。どうやらプリゴジンの思惑も狂ったようである。

しかし、プーチンはプリゴジンとの長年の付き合いから粛清は出来ずに、ベラルーシのルカシェンコ大統領に頼んで亡命させて罪は問わないような処理をする密約を交わしたのではないかとのことだ。

何だか訳が分からない、しょうもない反乱ごっこみたいな感じである。

だが、プーチンの権威はこの反乱によって落ちる可能性があるとのこと。

いずれにしろ、早くこの戦争を止めて欲しいものだ。


■2023-06-26-Monday 訳の分からん事件が

どうも最近の事件のニュースには

訳の分からんものが多いなぁ~。

岐阜の18歳の自衛官候補(見習い)が起こした銃の乱射事件も、供述によると叱られた恨みなんかではなくて、銃と弾薬を外に持ち出して撃ちたかっただけらしいではないか。その邪魔になった自衛官を射殺したというのだから驚いた。

もしもそんな事態が起こっていたら、多数の民間人が撃たれて犠牲者を出した大量殺人事件になっていたかもしれない。銃と弾倉の扱い方に、慣れというか手抜きというか、そんな事がこの自衛隊にあったのではないのか?

この事件を聞いて、半グレの若い連中数名が示し合わせて自衛隊に入隊を希望して、この訓練時に重と弾薬を奪うなんてバカなことを考える輩も出現するかもしれないなぁと思った。

闇バイトによる高級時計店やカードゲームのカードを奪う強盗事件が相変わらず続いている。

こいつら犯人の頭の構造はどうなっているんだろうか? 闇バイトの強盗なんてほとんどの犯人が捕まっているのに・・・。

それとも、生活保護よりも刑務所の方が待遇が良いからと、刑務所入りを希望しているのであろうか?

これもずっと以前に指摘したことだが、刑務所に入れば、三食、空調付きで家賃も食費も掛からずに、病気になったら医者に診てもらえるし、規則正しい生活で健康になる。多少の不自由を我慢しさえすれば生活には困らないと考える連中が増えてくるだろうとの予測である。

「電車に刃物を持って暴れている人間がいる」と乗客が騒ぎ出してパニック状態になり、数人が怪我をしたというニュース。外国籍の人が食堂の勤務を辞めて自分の包丁を持って帰ろうとして、電車内で居眠りして包丁の刃先が露出したのを他の乗客が見つけて騒いだということらしい。

銃ならば離れていても危ないが、包丁ならば近くに寄らなければ慌てて逃げだすほどの緊急性もないだろうに・・・。

これも先の長野県での老婆2人が刺殺され、駆け付けた警官2人が射殺された事件が尾をひいているのかもしれないなぁ~。

包丁だけではなく銃まで持っているみたいな恐怖心を抱いたのかもしれない。群集心理の一種であろうが、慌てると群集雪崩を起こしてかえって危険な目にあうことになる。

冷静になって考えれば良いのにというのは、その場に居ないから言えることなのかもしれないが・・・。

どうも最近のニュースは訳が分からん事件が多すぎる。


■2023-06-27-Tuesday 熱中症?

昨日の帯広市の気温は29.6℃

会社の6階の事務所に朝9時から4時くらいまで、一歩も外に出ることなくずっと居たのであった。

ビルのコンクリートは一旦温まってしまうと保温効果でなかなかその高温が抜けなくなる。

昨日はまだ事務所の空調を冷房にしていなかったので点けなかったのだ。

温度計を見たら室温は30℃になっていた。空気がモワ~ッとしていて、Yシャツが身体に張り付く感じがする。顔の汗もジワ~ッと滲むように出ていてその汗が首筋から胸に流れてくる。

頭が痛くなってきて、身体がだるくなってきた。水分を補給しなければと館内の自動販売機でミネラルウォーターを買ってきて飲んだのだが、今度は飲み過ぎでお腹が痛くなってきた。頭も痛いだけじゃなくて、クラクラして眩暈までし始めた。

これはヤバイ!

おそらく熱中症になってしまったのであろう。

症状は軽いほうだから、まず帰宅してベッドに横になった。

自宅の寝室にもクーラーは設置していないが、まだ寝室の温度はそう高くはなっていない。

4年ほど前であったか、退院後のまだ病み上がりで体力が十分に回復していない時に、健康回復の為にとゴルフで少し歩こうと思って、ゴルフのコンペに参加したのだが、その日は気温が30℃越えの猛暑日であった。

5ホール目くらいからフラフラしはじめて、空振りしたりしてボールにクラブが当たらなくなってきた。

途中リタイアして、ゴルフ場の人に車で迎えに来てもらって、クラブハウスで氷を頭や脇に挟んで1時間くらい横になって静養したら回復したことを思い出した。あの時はまさしく熱中症であっただろう。

昨日の天気みたいに、急に熱くなったりしたら、身体がその変化に順応出来なくなっているのであろう。

4年前の時よりも昨日の方が身体が辛かった。

老人は家の中でも熱中症になって死ぬことがあるという。昨日みたいに暑いのにクーラーを点けていないと室内でも危ないようだ。私も気をつけなきゃいけない年齢になったということであろうなぁ。