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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2023-01-01-Sunday 謹賀新年

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。

さて、2023年になったが・・・

年々、正月らしさが失われていくなぁ~。

正月らしき的なのは、元旦にお雑煮を食べることくらいになった。

来客もないし、どこにも年始の挨拶にも行かない。

テレビ番組は面白くないからほとんど見ないし、元旦は神社も混んでいるであろうから初詣も2日にしている。

年賀状も出さなくなって久しいし、届いた賀状を見るだけ・・・、出さないのだから、当たり前だが来る枚数もかなり少なくなっている。

夕方から、家族4人で十勝川温泉に泊まりに行った。近年は家族団欒を温泉で過ごす様になった。

私はオッパイが気になって大浴場には入らないから、部屋にお風呂が付いている部屋に泊まる。

おせち料理は、普段忙しい女性を正月くらいはゆっくりさせようという意味だと聞いたことがあるが、さしずめ今の温泉一泊がその役割りを果たしているかの様である。

ホテルはバイキングスタイルの料理であるが、自分の好みの食べ物を持って来て食べるのは、いかにも現代的なスタイルなのだろうか。

正月の風情は感じられないがゆっくり出来るのは良い。

なにせ坂本家は昔気質の商人の家であったので、住み込みの従業員も4~5人は一緒に暮らしていたから、食事の時間というのは極端に短かったし、全員が揃って一斉に食べると云う習慣がなかった。手の空いている者から順に食べる習慣が身に付いていたのだ。

商家出身ではなかった妻と結婚した当初は、妻も食習慣の違いに驚いていた。

外食に出掛けても、坂本家はわずか40分程度で食べ終えて店を出てしまう。いつも最後に店に入るのに、最初に店を出て行くのが坂本家なのである。そういう意味では店に取っては客の回転が速くなるからありがたい客であろう。

それに慣れてしまったのか最近は妻の食事時間も段々と早くなってきているが、この正月の温泉ばかりはユッタリと時間を掛けて食べることが出来るのである。

去年までなら、私の飲酒量は半端ない量であったのに、今年はシャンパンを2杯飲んだだけで満足してしまった。

部屋に戻ってからも飲まなかったのである。

極端に酒に弱くなってしまった様だ。

はたしてこれが良いことなのか、それとも・・・

さぁ、今年は良い年になってほしいものである。


■2023-01-02-Monday 正月2日

温泉ホテルから早々に自宅に戻った。

7時に朝食バイキングを食べてから8時にはホテルを出た。

愛犬を自宅に置いて来たからである。

きっと「どこに行ったんだぁ~!」と怒りまくっているであろうなぁ~。

案の定、鍵を開けた途端に飛び掛かってきた。

寂しい思いをさせてしまった。

ごはんもほとんど口にしていないから、お詫びに好物の干し芋を焼いて与えたのであった。

今日は、箱根駅伝の往路の日である。

母校の駒澤大学が優勝候補ナンバーワンで、大学年間三冠獲得が掛かっている。

例年、駒大は1区で出遅れるのだが・・・、

今年はオープン参加の関東学生連合(予選会を通過出来なかった各校からメンバーが選抜される特別編成チーム)の育英大学の新田選手がいきなり飛び出して終盤までトップを激走する意外な展開である。

終盤に明大がトップ、駒大の円が9秒差の2位につける絶好の出だしであった。

2区の田沢が一時トップに立ったが、中大にトップを譲ってしまい3秒差の2位。3区でも中大に10秒と差を広げられた。

4区で昨年の覇者青学大の太田と駒大の鈴木とが熾烈なデッドヒートを繰り返して最後の最後に駒大がトップに立った。

5区1年生の山川であったが、逃げ切って19年振りに往路優勝した。

中大が30秒差の2位、3位の青学大とは2分3秒差である。

青学大は昨年の優勝校であるが、中央大が2位とは意外であった。

以前から「復路の駒澤」と言われていて復路に強い駒大であるから、さぁ明日は総合優勝だ!

楽しみである。


■2023-01-03-Tuesday やったぁ~!

母校の駒澤大学が箱根駅伝を制した!

昨日の往路、今日の復路をともに優勝しての総合優勝であるから「完全優勝」である。これは2014年の東洋大、15~17、22の青学大以来の快挙である。

そして、出雲(10月)、全日本(11月)、箱根と学生三大駅伝を制覇して同一年度三冠を獲得した。

かつて駒澤は何度も2冠までは達成していたが、ようやく3冠を達成し黄金時代を築いたと言えるだろう。

この大学駅伝三冠制覇は大東文化大(90)、順天堂大(00)、早稲田大(10)、青山学院大(16)に続く5校目である。

今朝は次女が東京に戻るので帯広空港まで車で見送ったのだが、自宅を出たのが8:40である。

一番気掛かりだった6区の1年生伊藤の走りを心配していたのだが、なんと区間賞で後続との差を広げてくれたという。これをLIVE放送ではなく後から知ったのである。運転中はテレビは見られないし、帯広空港の待合室のテレビではNHKで朝ドラの「ちむどんどん」の総集編が映っていた。スマホのワンセグで見ようと思ったのだが「放送電波の受信が出来ません」との表示が出て映らない。

後から聞いたら、最大のライバルとみていた青学大の6区の選手が区間最下位の成績で失速したという。

この最大の見せ場を生で見ることが出来なかったのであった。

自宅に戻ってからは、安定した走りが続いていたので安心して見ることが出来た。

駒澤は走った10人の選手が、全員区間5位以内という選手層の厚さである。

5区、6区を走ったのが1年生であるから、まだしばらくは駒澤の黄金時代は続くのではないだろうか?

大八木監督はこの箱根で退任して、後継を駒大OBの藤田敦史コーチが引き継ぐというから、また若い感覚で発展させてほしい。

母校が勝つというのは、正月早々気分が良いものである。私のスマホのLINEにもどんどんと同窓生から歓喜の声が入ってきていた。

夕方に、弟の自宅に姉夫婦と私達夫婦が訪れて新年会を催した。ここでも箱根駅伝で甥っこや姉が卒業した大学との結果を話して盛り上がったのであった。

お互いの母校の応援で盛り上がれるのは駅伝が一番かもしれない。

気分の良いお酒を飲めたのであった。


■2023-01-04-Wednesday 新年交礼会

帯広青年会議所主催の新年交礼会に出席してきた。

今日、4日は午前中に帯広市役所主催の新年交礼会もあったが、こちらはもうここ10年くらいはずっと欠席している。

コロナ禍前から、各社主催の交礼会に出席しても同じ顔触れで、同じ挨拶を交わす儀礼が面倒になってきたのである。

だから、北海道ホテルの美味しい料理が食べられる「十勝毎日新聞社」主催の交礼会と青年会議所の交礼会のみに絞って出席していたのであるが、勝毎は今年もコロナ禍で交礼会を取り止めるとのことなので、今年はこの青年会議所の交礼会のみの出席である。

19時から北海道ホテルを会場に開催された。

自宅と北海道ホテルの距離は700mほどしか離れていない。いつも徒歩で行くので今日も歩いて行ったのであったが・・・。

今日の最低気温は−15℃以下、陸別町では−30℃以下になった寒い日である。

昨年末に降った雨交じりの雪が凍って、路面はスケートリンクみたいに凍っているが、スケートリンクならば平であるから、まだしも歩き易いのだが、人が歩いて踏み固めて凍ってしまった路面はガタガタで歩き難いことこの上ない。

何度も滑って転びそうになるのを耐えながら歩くから神経を使って、歩くだけで疲れてしまう。

この年齢でスッテンコロリと転んでしまったら、骨折したり果ては命の危険すらあるであろうから、命懸けの歩行である。

なんとか通常の倍の時間が掛かって到着した。寒い屋外から暖かい室内に入ると鼻水が出てくる。ポケットティッシュを持参してきて良かった。

会場に入ったら、なんと青年会議所のOBの中で、私が上から2番目の高齢者であった。私よりも年上は昭和30年生まれの人が一人だけであった。

ありゃまぁ~、もう来年から参加するのは止めよう。

19:00から始まったセレモニーは20:00まで1時間も掛かった。長過ぎる!

まだ椅子に座っているから良いものの、もしも立席だったならばとても耐えられなかったであろう。

高齢者には宴会参加も厳しいということが理解できたのであった。

料理は美味しかったので全部食べた。やっぱり北海道ホテルの料理は美味しい!

帰路はタクシーで帰ろうかと思ったが、わずか700mでは並んで待っている運転手さんに申し訳ない。同方向で一緒に乗って帰る同乗者もみつからないから、また歩いて帰ったが、帰りはお酒を飲んでいるから、往路よりも危険である。

会場のホテルと近すぎるというのも問題なのである。


■2023-01-05-Thursday 仕事始め

今日から会社が始まる。

年末から休んでいると曜日の感覚がオカシクなってきてしまう。

朝から、何度も「今日は何曜日だったかなぁ~?」と言うので、「いよいよ認知症が始まったのか?」と疑われているかもしれない。

人の顔と名前を憶えることは、昔から苦手であったが、最近はそれが更にひどくなってきている。さっきまで親しげに話していた相手の名前が出てこないことがあるのだ。

1月末の誕生日を迎えたら満65歳、いよいよ高齢者の仲間入りである。

車で会社に行ったのだが、国道や道道は除雪されているからまだしもだが、市道はヒドイ状況である。道路に降った雪を除雪も排雪もしていないから、車が圧雪していった雪が凍ってガタガタツルツルなのである。マンホールの上は温かいのか、そこの部分だけ溶けているから道路とマンホールとの間に数センチの段差が丸く出来ている。車をユックリ走らせていて、その段差にタイヤがハマって止まってしまったならば、抜け出せなくなる可能性がある。

交差点の四隅もうず高く雪を積んだままの状態のまま放置されているから、信号機の無い交差点に差し掛かると神経を使う。

車の鼻先を交差する道路まで出さないと、車が来ているのかどうかすらも分からない。ユックリと車の鼻先を出して左右の道路を覗き込むのであるが、広い道路も1車線分しか除雪していないから、横に避けることも難しい。ましてや道路がツルツルであるから、タイヤが滑って止まれないし、横にスライドしてしまう。

私の様に慎重な運転をする人間ばかりではないから、あちらこちらで衝突事故が起きている。

市役所は春まで道路状況をこのまま放置しておくつもりなのだろうか?

年寄りは転んで骨折したら回復には時間が掛かる。

冬道の転倒で骨折して寝たきりになる人も多いと聞く。

今年は、整骨院や整形外科が大繁盛するかもしれないなぁ~。

何度もこのブログに書いているが、帯広市内中心部のロードヒーティングも全ての歩道に敷設されているわけではない。多くは商店街毎(南北)の敷設であるから、縦の通り(東西)の歩道には敷設されていないのだ。だから街中を歩いて回遊することは不可能なのである。

こんな状況を放置したままで、今月末には藤丸百貨店が122年の歴史に幕を閉じる。

1商店街や1店舗がいくら努力したところで、不可能なことも多い。行政や市民の理解と援助がなければ、もはや商店街だけではもたないのだ。

藤丸が無くなってはじめて、その重要性を理解することになるのであろうが遅過ぎる。

この大雪と寒波で改めてその認識を深めた。

1996年に私が中心になって作成した「中心街再生提言書」にも、このことを書いているのだが、37年経ってもまったく改善されていないのだから・・・


■2023-01-06-Friday 異次元?

岸田首相が「異次元の少子化対策」を掲げたが・・・

「異次元」ってどう云う意味なんだ?

今、我々が暮らしている世界が三次元なのだから、異次元ってことは三次元ではない世界と云うことなのだろうなぁ。 四次元がどんな世界かは観念的で科学者にしか分からないから、国民がまだしも理解できる二次元の世界観ならば「紙切れ一枚」で済ますということになりはすまいか?

これでも「異次元」だよなぁ~。

どうも岸田首相の言葉は軽くて意味不明な言葉が多い。

それとも政治家連中が、少子化の大問題にようやく今頃気が付いたから、これまでの少子化対策とは異なる対策を打つということなのかなぁ~?

いずれにしろ、遅過ぎる。

民間人の私でさえ、40年前の1992年に「帯広市百年の未来」というレポートで少子化対策の重要性を説いているというのに・・・。

少子化対策は時間を要する事業である。今日生まれた子供が結婚(必須条件ではないが)して子供を産むまでに最低でも20年くらいは年月を要するからだ。

それだけに、早目早目に対策を打つ必要があったのに、いったい今まで政治家連中は何をやっていたのであろうか?

少子高齢化の大問題は、戦後の人口増加時とはあらゆるもののベクトルが逆向きになることである。

人口が増えることを前提として組み立ててきた政策が、人口が減っていく時代にあっては成り立たないどころか「悪政」になってしまうのである。

帯広市を例にしても、街を広げ過ぎてしまったことの弊害が、これから顕著に出てくる。

上下水道、ガス、電気などの社会インフラも拡げ過ぎてしまった。

インフラは造ってお終いではない。維持補修するランニングコストが必要なのである。受益者負担で新しく造ったインフラの使用料にランニングコストを紛れ込ませて維持しているが、人口が減るということは、そのコストを負担する人も減るということである。

人口密集地の新興住宅街と別な新興住宅地との間には、巨大な空間地が存在している。この空間地分の費用負担はやがて為政者側にも重く圧し掛かってくるだろう。

今年の大雪を例にしても、こんなに広い空間を満足に除雪することなど、人手不足、予算不足、機械不足で不可能である。

40年前に「コンパクトシティ構想」を説いたのであったが、誰も見向きもしなかった。

今頃、どんなに有効な少子化対策を打ったところで、その効果が表れるのは、2023年に生まれた子供たちが最速で働けるようになるにしても2043年頃からである。その子供たちが次の世代の子供を産むためには更に5~10年以上の年月が必要だろう。

それくらい長期間が必要なことなのに、今頃「異次元の少子化対策」?

ちゃんちゃらオカシイ!


■2023-01-08-Sunday 三連休

正月明けてすぐに三連休

何だか休み癖がついてしまった様な感じである。

先にも書いたが、ここ数年の正月は正月という気分がまったく出ないから、毎日がただダラダラと過ぎていくだけである。

何もすることが無いし、あってもやる気がしない。

ところで、この三連休って何の休日だったっけかな?

正月明けにこんな休日ってあったかな?とカレンダーを見てみたら「成人の日」だと判った。

自分の子供の成人が十数年前に終わってしまっていると、他人の子の成人なんて関心が薄くなるものであるなぁ~。

「成人の日」はずっと15日だと思っていた。

ニュースを見ていたら、全国各地の自治体が「成人の日」の催しを企画しているが、ここ数年はコロナ禍で中止にしていた自治体も多かったようだ。

そういえば、ここ数年、あの成人式のバカバカしい騒ぎの場面を目にしていなかったなぁ~。今年から成人の対象が18歳になるというが、今の18歳と私達の時代の18歳とでは、どちらが大人なのだろうか?

私自身は帯広市の成人式には出ていない。

東京の大学に行っていたので、冬休みはとても短ったからだが、大学の授業はどうせすぐに大学受験の為に長~い春休みになるし、授業なんてほとんど出ていなかったのであるが、当時は成人式に出たいという気持ちは全然湧かなかったなぁ~。

成人になって何が変わるかと思っても、すでに酒もたばこもやっていたし、せいぜいが選挙権を得たということくらいかなぁ~。その選挙も住民票を帯広に置いたままであったから、すぐには投票出来なかったので実感が湧かなかったしなぁ~。

服装も、マジックをやっていたから、スーツにネクタイは学生時代から着ていたし、正装中の正装である燕尾服やタキシードまで持っていたから、成人式に着飾るという意識もなかったしなぁ~。

これから大人になる若者たちにははたして明るい未来があるのであろうか?

何だか、純粋な気持ちでおめでとうと祝福するような気分ではないなぁ~。

連休中に他にやることもないから映画でも見に行こうかと思ったら・・・、

帯広のシネコンでは、もう観たい映画の上映をしていない。

正月映画は「すずめの戸締り」「ラーゲリより愛を込めて」「アバター」とすでにほとんど観てしまったしなぁ~。

妻が「スラムダンクなんてどう?」という。このアニメは再放送を何度か見ただけであったが、なかなか面白いアニメであったから、見に行くことにした。

期待はしていなかったのだが、なかなかに面白いアニメであった。


■2023-01-09-Monday 成人の日?

昨日のブログで「成人式」のことを書いたが・・・

ニュースを見ていると、「成人の日」は今日であるのだが、式典は昨日の日曜日に開催したところが多かったようである。それも各自治体で、18歳から参加させたり、20歳にしたり、コロナ禍で中止になったからと22歳を参加させたりと対応がバラバラであったようだ。

意味が分からん!

18歳から成人と法律で決めたのであろうに・・・

それなのに、晴れて成人になった18歳の若者が何故成人式には参加出来ないのであろうか?

もしも私が18歳であったならば、こんな退屈な式典には出たいなどとは思わないが、それでも18・19歳を成人式から排除するというのはオカシイのではないかと言ったであろうと思う。若い頃から理屈が通らない事に出くわすと腹が立つという性分だったからなぁ~。

現代の18・19歳は大人しいのか、それとも成人式なんてバカバカしいと思っているのか、それとも20歳になってから出たいと思っているのであろうか?

18・19歳なら、おおっぴらに酒、たばこをやれないから、式典に出てたとしても大騒ぎ出来ないからと嫌がったのかなぁ~。

18・19歳を排除した自治体の側でも、もしも未成年者が酒を飲んで暴れられたりしたら全国ニュースの騒ぎになると思って、予防の為にあらかじめ締め出したのかなぁ?

いずれにしても、国の法律も変だよなぁ~。

18・19歳を「成人」と認めたのなら酒・たばこも認めたら良いのだ。

成人の中に「差別」を設けるくらいなら、最初から成人は20歳のままにしておけば良いのに・・・。そもそも、18・19歳を成人にするメリットって何かあったのだろうか?

社会に混乱を生じさせる元を、政治家が作り出しているだけであろうに。

ニュースを見ていて何だか釈然としない成人の日であった。


■2023-01-11-Wednesday 取材依頼

地元の新聞社の記者から

今月末の藤丸百貨店の閉店に伴っての特集記事を書くので、帯広の中心街の昔の話を聞きたいとインタヴューの申し出があった。

写真や資料を帯広市の百年記念館や図書館に寄贈してしまったので、一部年代などは記憶があいまいな箇所があっても、それを正確に調べることは出来ないがそれでも良いのかと尋ねたら、良いと言うので、暇だし受けることにした。

私の祖父の坂本勝(かつ)は明治36(1903)年に16歳の時に一人で十勝に移住してきた。最初は十勝の池田町利別(凋寒おろさむ)に坂本勝玉堂という印鑑屋を開いたが、明治38(1905)年の鉄道開通にあたって、これから鉄道の時代だと帯広の西2条南4丁目20番地に移転したのである。

そして、大正12年頃に、現在地である帯広駅前の西2条南9丁目16・18・20番地に移転してきた。

だから我が家は帯広に居るだけでも既に118年になるし、十勝移住からだとちょうど120年目になるわけだ。

中心街の現在地に自宅兼会社があったので、昭和42年11月の火事によって自宅を移転した小学4年生までは中心街に暮らしていたから、いわば「街」は自分の家の庭も同然の生活であった。

昭和36年の私が3歳の時に、我が家の向かいに「藤丸百貨店」がオープンしたので、物心ついた時から藤丸が遊び場であった。ほとんど毎日のように遊びに行っていたのである。

当時の平原通りには、自宅兼会社という家ばかりであったから、同年代の子どもたちとは、近所で良く一緒に遊んでいたものだ。

当時の我が家は「ダンスホール」をやっていたから、子供にとっては柱の無い空間は体育館みたいなもので、格好の遊び場だったわけである。

1学年上の姉の同級生、私の同級生、そしてその兄弟姉妹たちなど、平原通りだけで十数名も居たから遊び仲間にはまったく不自由しなかった。

街そのものが遊び場であったから、町内のちょっとした空地で、かくれんぼや戦争ごっこなどをして遊んだものである。だから路地裏や他人の家の庭など、どこにでも隙間があったら入っていって遊んでいたのである。

遊びを通じての記憶であるから、細部まで良く覚えている。我ながら昔の記憶はたいしたものであると自負しているが・・・、

さて、果たしてどんなことを聞かれるのであろうか?


■2023-01-12-Thursday 野鳥

我が家の庭には野鳥が飛来する。

最近、朝の犬の散歩を、犬が嫌がるものだから1ヵ月ほど行っていない。12月に降ったみぞれ交じりの大雪がその後の寒波でカチカチに凍ってしまって私自身が足が滑って歩き難いというのもあるのだが、犬も室内で飼っていると寒さに対して軟弱になるのだろうか、足の肉球が氷に直接触れるとさすがに冷たいのであろう。「♪犬は喜び、庭駆け回り♪」の歌は我が愛犬には当てはまらない。まるで猫の様に日当たりの良いソファーに丸まって寝ている。

散歩をやらなくなった分、遅く起きれば良いのであるが、年取ったせいなのか、どうしても早朝の5時には目が覚めてしまう。冬の5時はまだ外が暗いのであるが寝ていられない。十年位前だったならば、昼まで布団にくるまってなんぼでも寝ていられたのに・・・。

暇なのにやることがないというのも困りものだ。

そこで、庭に飛来してくる野鳥に餌をやることを思いつき、早速、ホームセンターに行って「野鳥のエサ」というのを買ってきた。

我が家には昔から実に多くの種類の野鳥が飛んでくる。

改めて観察してみると、キツツキのクマゲラ、アカゲラ、コゲラ、セキレイにシジュウカラなどが飛んで来ている。

最近話題のシマエナガが飛んで来ないかなぁ~と観察しているのだが、シマエナガはまだ見掛けていない。

固まった雪の上に買ってきた野鳥のエサを撒いて置き、BSテレビでNHKの朝ドラを見終わった7:45頃に庭を見てみると・・・

カラスと鳩と雀ばかりである。

せっかく野鳥の為に買ってきたのに・・・

それでも、エサを撒いた場所から離れた樹の枝には野鳥がとまってさえずっていたり、キツツキがコンコンと樹の幹をつついていた。

集団で来る都会の鳥たちと、一羽や数羽でしか来ない野鳥では、図々しさが違うのかもしれないなぁ~。

それでも、鳩や雀が食べ残した小さなエサを後から食べているような気配がする。

秋には北キツネやエゾリスも来ていたから、その内、野生動物の観察所にでも出来るんじゃないだろうか?

観察用に双眼鏡でも引っ張り出してこようっと!

図鑑を見て、どの種類なのかを確かめるのも面白そうだなぁ~。


■2023-01-13-Friday コバナシ

藤丸が1月末で閉店してしまうが・・・

ラジオを聞いていたら、藤丸閉店へのメッセージを募集していて、それを紹介していた。

聞き流していたが、ひょんなことから、小咄好きの先輩であった故Kさんの藤丸を舞台にした小咄を思い出した。元々は、ラジオでやっていた小咄をKさんが藤丸を舞台に替えただけなのであるが、何故だか頭から離れないので紹介する。

小咄の題名は「悪の十字架」である。

ある時、藤丸デパートの正面出入口の前に、一人の老婆が立っていた。

心配になって、その老婆に「何をしているのですか?」と尋ねた。

すると老婆が「デパートが開くのを待っているんじゃ」と答えたので、「開店時間にはまだ間がありますよ」と親切に教えてあげた。

老婆は「開店時間はいったい何時なんじゃ」と聞くから「10時ですよ」と教えてあげたら、老婆が「そうか、開くの10時か」・・・「あくのじゅうじか」

とアクセントを変えて言うたわいもない小咄である。

このKさんは、この手の小咄が大好きで「花咲か爺さん」は「はなさんかじじい」とか、昔ラジオの深夜番組で流行った小咄を持ちネタにして笑いを取っていた。そんなことをふと思い出したのであった。


■2023-01-14-Saturday 駒大女子会

駒澤大学同窓会十勝支部の女子会の催しに参加した。

私が支部会長を務めている同窓会女子会で「ハーバリウム」という花飾りを造る催しが、坂本ビルを会場にして行われたので、私も参加した。

ハーバリウムはガラス瓶などにドライフラワーなどを入れていってデザインをし、そこにオイルを入れて長期間保存する装飾である。

駒澤大学同窓生の奥様が、このハーバリウムの講師をされているから、手ほどきを受けながら各自が大中小の3つの瓶を作成した。

講師の夫は、私が酒好きなのを知っているものだから、私用にウィスキーの小瓶を用意してくれたので、その形に挑戦したのであった。

駒澤大学の同窓会は、全国各地に58の支部があるが、本部からは手厚い援助がなされているから、メンバー数が下から4番目の十勝支部の様な小さな支部でもいろいろな活動をすることが可能なのである。

コロナ禍でこの3年間は各種の会合を開催することがはばかられてきたが、やはりコミュニケーションを充実させるには、モニター越しではよろしくない。やっぱり面と向かって話をすることが肝要であると感じた。

駒大同窓会の元事務局員の女性も駆け付けてくれて旧交を温めることができたのは嬉しい出来事であった。

今年は、正月早々に箱根駅伝で母校の駒澤大学が往路、復路とも制する完全優勝を果たし、出雲・全日本の大学駅伝三冠も獲得したばかりであるから、駒大OBの意気も上がっている。

今年の総会では、また駒大OBの落語家らを招いて「駒大寄席」をやりたいねと盛り上がったのであった。


■2023-01-15-Sunday どんど焼き

帯広神社に「どんど焼き」に行って来た。

東3条の参道を電信通り側から北側にある帯広神社に向かって入ったのであるが、車が渋滞して全然進まない。

駐車場も一杯で、いつも停める中島公園南側の駐車場には右折して入ることは無理だと判断して十勝総合振興局(旧十勝支庁)の駐車場に駐車した。

道路はツルツル、ガタガタで非常に歩き難い。信心深い高齢者が参拝がてらにどんど焼きに来るから、ツルツルの歩道で転びそうになってヨロヨロと歩いているが、危なかっしい。思わず手が伸びるが、こちらも自分の足元がおぼつかない。しかし、実際に転んでいる人は見掛けなかった。

皆、危ないと認識しているから用心深く歩くので、かえって転ばないのであろう。

それにしても、砂ぐらい撒いておけば良いのに・・・。

神社の参道には、初詣の時よりも大勢の人が並んでいた。

初詣は元旦~3日までの何日かに分散して参拝していたからであろうが、どんど焼きは15日だけだから混雑しているのかもしれない。

夕方頃から、雪が降ってきた。

冬至の頃に降った湿った雪とは違って、今日の雪はサラサラのパウダースノーであるから、除雪作業も楽なはずであるのだが・・・。

しかし、前に降った雪が、やたらと重かったので、奇麗に除雪をすることを断念したのがいけなかった。その時に降った雪がシャーベット状になりやがてそれがカチンコチンに凍ってしまったので、自宅の前の道幅が狭いままなのである。

完全に凍っているので、奇麗に除雪できないのだ。

路面のアスファルトの表面を出しておけば、昼間の太陽熱で溶けてくれるのだが、凍った氷の路面は太陽を反射してしまい溶けないままなのである。

路面がガタガタだから、そのガタガタの隙間に降った雪が入ってしまう。

結局は箒で掃き出すしかなくなるのだが、これが結構ツライ作業なのである。やっぱり前回の降雪時にサボらずにやっておけば良かったなぁと後悔することしきりである。

ニュースでは、長崎で深海魚の「竜宮のつかい」が生きたまま獲れたという。数日前には鳥取県でこれまた深海生物の「大王イカ」が、大阪湾にはマッコウクジラが来た。なんだか巨大地震の予兆のような気がして不気味な感じがするなぁ~。

杞憂で終われば良いのだが・・・。


■2023-01-16-Monday 勝毎「論壇」掲載記事

2023年1月16日十勝毎日新聞「論壇」欄掲載記事

「マジック・ミュージアム移転」

帯広市内の坂本ビル3階に、2016年12月3日の「奇術の日」にプレオープンし、翌17年7月から一般公開を始めた日本唯一の手品博物館「マジック・ミュージアム」を昨年10月末日で閉館した。

小学生の頃から半世紀以上の歳月と労力をかけて蒐集し、07年から1人でコツコツと9年間かけて展示した道具、絵画、ポスターなど3万点以上と1万5千冊の書籍や資料、什器備品などの全てを、加森観光(札幌)が羊蹄山麓の後志管内留寿都村で運営するルスツリゾートに寄贈したのである。われながらあきれてしまったが、半月間を要した梱包作業と大型トラック8台による運搬作業を要する膨大な量であった。

国内にあまたの博物館、美術館が存在するが、「手品博物館」は私が造ったマジック・ミュージアムただ一つだけである。今回やむなく閉館することになってしまったが、この貴重で膨大な蒐集品は観光資源としても有効であると思っている。

世界唯一のばんえい競馬を有する帯広市ならば「オンリーワン」をキーワードにした観光資源にできるのではないかと、最初に市役所に寄贈を打診したのであったが「受け入れはできない」と断られてしまった。せっかくの資源を道内からは出したくないと、受け入れ先を探してようやくルスツリゾートに落ち着いた。加森観光の加森公人相談役の先祖は昔、帯広で商売をやっていたし、新得町ではベアマウンテンなどを運営している。また、私と同じ「観光カリスマ百選」に選出されているという縁もあった。

坂本ビルでのマジック・ミュージアムは6年間の来場者数が1万3000人ほどであったが、ルスツリゾートならば数週間でこの人数を軽く超える。世界中からの来客に加えて、日本全国から小・中・高生ら修学旅行生も大勢宿泊する施設なのだ。若者たちにマジックに興味を持ってもらうキッカケになるならば、この移転がマジック界にとっても有益になるであろう。

加森相談役は元々エンターテインメントに関心が深く、この移転プロジェクトの社員を伴って昨年11月には米国ロサンゼルスのマジックの殿堂「マジックキャッスル」や、ラスベガスで世界一有名なマジシャンであるデビッド・カッパーフィールドのショーを見学に訪れたほどに熱が入っている。ルスツでの一般公開開始には、かなりの時間を要するから、今年秋頃のオープンを目指している。

マジック界にも新たな発想と才能が芽生えてきている。世界的なマジック・コンベンションの開催を夢に新たな一歩を踏み出したい。


■2023-01-20-Friday

今冬は雪が多い。

帯広市は南北につながる日高山脈で分かれる太平洋側の気候であるから、雪が少なくて晴が多いのだが、晴れると放射冷却によってその分寒さが厳しくなる気候である。

今朝起きたら、雪が10㎝以上も積もっている。ここ最近は気温が低いからサラサラの雪なので除雪作業はまだ楽な方なのだが、年末に振ったみぞれ混じりの雪が凍ってしまって固まったままなので道路幅を広げることが、人力では不可能な状態なのだ。

年末に除雪した幅以上には、私の人力では広げることが出来ないばかりか、新たに降った雪の除雪の妨げにもなって、除雪作業が捗らない。

去年までの雪質だったならば、路面のアスファルトが表に出ているから除雪をしておけば、昼間の太陽光で雪が融けるのだが、路面が凍ってしまっているので、さすがに冬の太陽光では氷までは溶かせない。

ノミ状の道具で氷を削るしかないのであるが、これが大変な作業であるから、温かくなる春先まではきっとこのままの状態が続くのであろう。

この氷を、押して除雪するタイプのハンドラッセルでは、平たい底の先っぽが氷に引っ掛かってしまって除雪がしずらいのである。お腹で押して行くと氷に引っかかってドンと衝撃が走って息が詰まる。

そんな状況で、除雪をするものだから路面を完全に露出させることが出来ずにその氷に新たな雪が付いてしまって、その氷の部分が少しずつ大きく成長してくるのだ。

これがとても気になる。

今朝の雪は軽くて除雪も楽であったが、除雪する面積が半端なく広いものだから、結構な重労働になるのだ。

自宅の除雪を終えてから、会社に行って、駐車場の130坪の広さの除雪をやった。今日は従業員が休みの日なので、私と妻の二人の作業では結構な時間が掛かった。

背中の筋肉がかなり辛い。

天気予報では明日も雪の予報である。

同じ北海道の日本海側の小樽方面では、帯広とは比較にならない降雪量のニュースが報道されているから、贅沢は言っていられないが・・・

でも、もう雪は要らない!


■2023-01-21-Saturday また雪だ!

昨日に続いてまた今日も雪が降っている。

今朝は10㎝未満の降雪量であったが、昨日の除雪作業で身体中の筋肉が悲鳴を上げている。

とりあえず、自宅の玄関先から車庫前までの、通勤や緊急避難用の通路の確保だけはやっておかなければならない。

母の家の前も空けなければならないから、一人でやるには結構な面積になる。

会社は土曜日は休業であるから、駐車場の除雪は断念した。とても身体が持たない。

背中が痛くて、しかも攣りそうになる。背中だけでなく腰や足の筋肉も攣りそうである。

馴染みのマッサージ師のところに行って揉んでもらった。

毎度毎度、除雪作業の度に思うことであるが・・・

冬に雪が全く無い景色は殺風景で面白くないが、多過ぎる雪は困りものである。

例年のような軽いパウダースノーであるならば、10㎝以下の降雪量ならば冬の運動不足解消の為にも、適度な運動であるのだが、年末のみぞれ混じりのシャーベット状の雪、そしてその後の寒波襲来でカチンカチンに凍ってしまったのには参った。

もはや、人力では対処不能なのである。

あいかわらず道路もツルツルガタガタの状態のままであるから、歩くのも恐い。

帯広市役所に市民からの苦情が殺到している様であるが、市役所が除雪をやる様子がまるで窺えない。

暖かくなる季節までこのまま放っておくつもりなのだろうか?

各家庭が人力では対応出来ない状態なのであるから、ここは行政が機械力を使っての除雪を考えて行動してもらいたい。

以前から、何度も言っているし、このブログにも書いているが、帯広市の町の特性を理解して、その対応を実行する必要があるであろう。


■2023-01-22-Sunday イチケイのカラス

21日の土曜日も二日連続で雪が降ったが、

昨日(金曜日)の除雪作業で身体中の筋肉が悲鳴を上げている状況なので、今日(21日)の除雪は体力的に無理であるからと諦めて家でグダグダしていた。

テレビ番組はつまらないので、午後から映画館に行くことにした。

もう正月映画はほとんど観てしまっている。

新聞で調べて、まだ観ていない「イチケイのカラス」を観にいくことにした。

このドラマは法廷物であるが、コロナ禍で昼間の再放送を何度か見たことがある。やたらと「職権を発動します」というセリフが記憶に残っている。こんな正義感の強い裁判官が居たら・・・。

私はこれでも一応法学部法律学科を卒業した「法学士」である。授業はサボってばかりでほとんど出席していないが、読書が好きなので法廷物の書籍は結構読んでいて好きなのである。

例によって、まだ観ていない人の為に、映画の詳しい内容は書かない。私の趣味のマジックと同じで、あらかじめタネ明かしをされてしまうと、これから観る人の楽しみを奪ってしまうことになるからだ。

一言で言うと「正義」とは何ぞや!を考えさせられる内容であった。

「正義」と云うものは立場によって変わるものである。

最近のSNSなどの普及によって「茶の間の正義」が横行し過ぎていると感じている。

「正義」は時に人を傷つける性質のモノであるが、独りよがりの「正義」の押し付けというのはイタダケナイ。

特に、このコロナ禍で広がった感がする。

日本人に多いとされる「同調圧力」というモノもだ。

他者を思いやる心の余裕が足りなくなっているのであろう。

あまりに「正義」を振りかざすとギスギスした社会になってしまう。日本人には大岡裁きが合っているかも・・・

観終わっての感想である。


■2023-01-23-Monday 字幕

歳のせいなのか?

最近、耳が少し遠くなったようなのである。

ついついテレビの音量をUPさせて見ていると、息子に音が大き過ぎると注意されるようになった。

そういえば、私が高校生くらいの頃に、祖母が見ているテレビの音量が大き過ぎると苦情を言ったことを思い出した。

若い人にとっては、テレビの大きな音は苦痛なのであろうなぁ~。

NHKの朝ドラをBS放送で7:15から見ているが、息子に朝っぱらから音が大きいと注意されるので、字幕の機能を使って見ることにした。

この字幕機能のことを知ったのは、2017年9~10月の2カ月間、札幌の北大病院に前立腺癌の治療で入院した時であった。

まだ、その頃はそんなに耳が遠くなかったから字幕の必要性はまったく無かったのであるが、検診を受ける際に待合室に映っているテレビに字幕が出ていたのだ。

当時はてっきり、病院に来る患者さんには老人が多いから、字幕機能付きの特殊なテレビを設置しているのであろう。さすがは北大病院だなぁと感心していたのである。とんだ思い込みであったし、私がいかに新しい機械に弱いかということが露呈する事例である。

当時のNHKの朝ドラの主題歌を、サザンオールスターズの桑田佳祐が唄っていたのだが、彼の発音が不明瞭で聞き取れなくて歌詞が良く分からなかった。退院直前の検診時に、ちょうど待合室のテレビで朝ドラが始まって、桑田佳祐の唄う歌詞を字幕で見て、あぁ、そうだったのか!こう云う歌詞だったんだ!と一人納得したのであった。帯広の家に戻った時に得意げに妻に教えたのであったが・・・。

その後しばらく経ってから、自宅のテレビにも同様の機能が付いていることを知ったのであるが、自分には不要であるとず~っと思っていたので使うことはなかったのである。

ドラマならば同時に字幕が出るのだが、生番組だとかなり遅れて字幕画面が出て来るものだから、かえって煩わしい。

もっぱら、NHKの大河ドラマと朝ドラでのみ字幕を活用している現状である。

この字幕の効果には、役者のセリフが漢字で表記されると、あぁ、そうか、この言葉にはこの漢字を充てるのかと勉強になることがたま~にあるが、欠点はずっと画面を見ていなければならないことである。何かをしながらの「乍ら視聴」が出来ないのだ。

その内に、耳だけじゃなくて目も悪くなってきたら、大きな字を見る為にもっと大きな画面のテレビに買い替えなくちゃならないかもしれないなぁ~・・・


■2023-01-24-Tuesday 雪はもう要らん!

今朝起きたらまたまた雪が積もっていた。

ニュースでは帯広市内で21㎝の積雪だと言っていた。

うんざりしながら外がまだ暗い中を除雪作業を始めた。

まずは自宅の玄関から車庫までの通路と、車庫から車を出せる幅を作らなければならない。これが除雪作業の優先順位の第一位である。何か起こった際の緊急避難経路の確保が第一なのだ。

それを確保したら、次は、自宅前の歩道の除雪である。我が家の間口は約22mあるのだが、我が町内会の面々は皆が超が付くほどの真面目人間ばかりで、路面のアスファルトをしっかりと出して2m程の幅の除雪を行っているから、中程の我が家が、この除雪をやらない訳には行かないのである。

お隣さんのご老人家庭の除雪を近所の方々が毎度手伝って除雪している姿には敬服する。

我が家の前の歩道を除雪した後は、車庫前の道幅の拡幅作業である。車庫から2台の車を出し入れ出来る幅まで広げなければならない。

我が家は道路よりも1m程高い場所に建っているから、車庫前の歩道がかなり傾斜のキツイ坂道になっている。ここの除雪が厄介なのだ。斜めの道路は足が滑ってしまって転びそうになるからだ。ちなみに今冬はまだ転んでいないが・・・。

次は、中庭の通路と母の家との通路、そして母の家の前の除雪である。

今冬は降雪量が多いから、もうすでに、除雪した雪を貯めて置ける場所が無くなってしまっている。空いている場所に山積みするしかないのだが、高さがすでに私の身長ほどに積み上がってしまっているから、この上に更に積み上げるには、かなりの力が必要なのだ。

昨日の天気予報での帯広市内の降雪予想では10㎝程度と言っていたから、今日は会社の従業員を休ませた。何せ、現在会社は必要最低限の人数で切り盛りしているから・・・、会社の駐車場の130坪ほどの面積を妻と二人で除雪しなければならなかった。

会社にはHONDAの除雪機があるし、我が家と違って平坦だから大丈夫だろうと思ったのだが・・・

除雪機のエンジンがかからないのだ。

後から従業員に聞いたら、ガソリンをエンジンに通す管の栓を閉めたままにしていたという。そんな栓があることを知らなかったのだ。

仕方がないから人力で3分の2だけ除雪をしたのだが、ここで体力の限界に達してしまい残りは明日に回すことにした。

先週の雪で、全身の筋肉が悲鳴をあげているというのに、そこに更にこの雪である。特に背中が痛くて痛くて・・・。

もう雪は降らなくても良いぞ。もう雪は要らん!


■2023-01-25-Wednesday 最近の犯罪は

ニュースを見ていると

最近の犯罪の手口がなんだかとっても荒っぽいなぁ~。

関東周辺で3人組が、民家に強盗に押し入って、東京都の狛江市では殺人まで冒している。

解説によると、オレオレ詐欺グループが宗旨替えした様だと言う。

犯行には、オレオレ詐欺と同様に親玉がいて、襲う家の情報など集めて計画を立案する人間がいるようだ。実際の犯行には、闇バイトに応募してきた人間をそのつど使っているという。

つまりは実行犯はド素人の寄せ集めと云うわけである。

親玉がスマホで指示を出しながら、素人のアルバイトの実行犯に強盗をさせる図式らしい。実行犯は親玉の指示通りに動くだけだが、強盗などやったことがないような素人連中の寄せ集めであるから、被害者への暴行の度合いが分からなくて殺害にまで至ったのであろう。何の罪もなく自宅に居ただけで殺されてしまった老女は気の毒である。

しかし、なんともお粗末な犯罪である。

家人が居ない時に入る空き巣ではない。最初から家人が居る時を狙っていて、家人から直接、金品の在り処を聞き出す方が手っ取り早いという乱暴な手口である。

この親玉は、実行犯が捕まることなんか、まるで気にしていない様子である。

そりゃぁ~そうだろうなぁ~。

実行犯は闇バイトで募集してきた見ず知らずの人間だし、最初から犯罪の道具か駒としてしか見ていないのだろうから、彼ら実行犯が捕まったところで、自身の所にまでは警察が辿り着けないと考えているのであろう。

この実行犯の闇バイトに応募した連中もあまりにお粗末な奴らである。

バイトであるからして報酬は少なくて、警察に逮捕されるリスクのみが多い。損得勘定が分かるならば、こんなハイリスク、ローリターンな割に合わない犯罪は無いであろうに・・・。こんなバカげたバイトをやって人生を棒に振ってどうするというのだろうか?

あまりに荒っぽいし粗っぽい犯罪である。

親玉連中は、詐欺からもっと悪辣な強盗に犯罪の種類を変えたが、依然としてリスクは下っ端が負っているだけだ。

自分たちが捕まるリスクを最小限に抑え、実行犯との接点を警察に手繰られないようにしている。きっと犯罪会社みたいな組織なんだろうなぁ~。

日本の警察よ、こういう犯罪者こそいち早く捕まえてほしいものである。


■2023-01-26-Thursday 火付盗賊改方

池波正太郎原作の鬼平犯科帳が・・・

コロナ禍での緊急事態宣言が発出されていた頃、ずっと自宅で引き籠っていた時にテレビで時代劇ばかりを見ていた。

特に、中村吉右衛門主演の鬼平犯科帳が好きだった。

火付盗賊改方長官の長谷川平蔵が犯罪者を取り締まるのであるが、その強盗することを「はたらき」とか「おつとめ」とか、いわゆる隠語で呼んでいた。

どうやらこれは池波正太郎が作ったとされる造語であるらしいが、その隠語の中に「本格」の盗賊と云うのがあった。

盗みに入った家が破滅するほどは盗まないこと、強姦行為をせぬこと、むやみに人を殺さぬことを原則とする盗賊団のことを「本格」の盗賊と呼んだのだ。情報収集をする引き込み役が、狙った商家に年単位での長い奉公をして家主の信頼を得るなどして、その後に犯罪に及ぶのであるが、これは非常に気の長い「おつとめ」になる。

一方で、十分な準備なども無しに急造の計画で盗む事を「急ぎばたらき」と呼び、上記の三原則を守らぬ暴力窃盗のことを「畜生ばたらき」と呼んでいた。

昨日書いたブログの、最近の強盗はさしずめこの「急ぎばたらき」だし、狛江市の犯罪では死者を出してしまったから、さしずめ「畜生ばたらき」であろう。犯罪なのだから「本格」ならば良いと言うつもりはまったくないが、昔も今も、窃盗と強盗では罪の重さがまるで違う。

金に困って泥棒をするのは江戸時代でも現代でも一緒だが、自分でやるのと、親玉に操られてやるのとで、犯罪者側の罪の意識に重い、軽いがあるのだろうか?

軽い気持ちで犯罪を犯しているとしたら、とんでもないことである。

現代の鬼平に登場願って、一刻も早く親玉を捕まえてほしいものである。

今日のニュースでは、この親玉は「ルフィー」とか名乗っていて、どうやらフィリピンからスマホで闇アルバイトの連中に指示を出しているようであるという。

ルフィーとは漫画のワンピースの主人公から拝借した名前であろうが、これまたトンデモナイことだ。

ワンピースのファンは若者が多いのであろうから、ルフィーはこんなずる賢い卑怯者ではないことを知っているだろう。ルフィーを名乗る様なこんな悪い奴は、ワンピースファンなら見逃してはイケナイ!

この自称ルフィーは世界中のワンピースファンを敵に回したことになるのではないだろうか?

やがてルフィーと名乗ったことを後悔する日が近いかも・・・、

ワンピースファンはこのルフィーに関する情報を入手したら、すぐに警察に連絡するべきである。

ネット社会の便利さを仇にしてやろうではないか!


■2023-01-27-Friday 最強寒波?

日本列島を過去最高クラスの寒波が襲っているという

ニュースを見ると、三重県の四日市市の高速道路では、雪の為に大渋滞が起きていたり、九州でも積雪があったり、関東では水道管が破裂したりしている。

しかし、帯広だけのことを言えば、過去最高クラスの寒波と聞いても、あまりピンとは来ないのである。

私が小学生の頃には帯広中心街で気温が−33℃にもなって、当時通っていた帯広中心部(現在の中央公園)にあった帯広小学校が休校になったことがあった。

気温が−18℃以下になると空気が凍るダイヤモンドダスト現象が見られるが、自分の吐き出す息が凍って前髪の毛がバリバリになる。鼻の穴は引っ付くし、涙が凍るから眼も大きく開けることは出来ない。耳は毛糸の耳掛けをしても毛糸の隙間から温度が逃げる。今みたいな密度の高い素材のモノは無かったから、どんなに重ね着していても外を出歩くのは命懸けであったのだ。

家から外に出る出入口の引き戸などは、粉雪が吹き付けて吹き溜まりになって開かなくなってしまう。

当時の帯広小学校は、古~い校舎で、窓は隙間だらけの木製で薄いガラス1枚だけだし、その窓枠の隙間から粉雪がビュービューと吹き込んでいた。暖房装置も教室にはルンペンストーブが1個だけしかなかった。朝、用務員さんが各教室を回って着火していく。用務員室の近くにあった石炭倉庫にバケツを持って石炭を取りにいくのは日直の生徒の役割りであった。

石炭ストーブは教室の前列の黒板に向かって左側に設置されていたのであるが、そのすぐ前に座っている生徒は熱くて顔を真っ赤にしていたが、ストーブから離れた後方の廊下側の生徒は寒くてブルブルと震えていたものだ。

給食の牛乳も当時は瓶であったが、寒くて凍ってしまって飲めないからストーブの上の水の入ったブリキ桶のお湯に入れて溶かしたり、温めたりして飲んだものである。

今と違って、ヒートテックなんて素材の下着も無かったから、つなぎ(オールインワン)の股引(ももひき:おしりの部分に割れ目があってトイレの大便の際にもいちいち脱がずに済ませることが出来たのだが、冬に帯広小学校で大便をすることは私にはとても出来なかった)を着たり、更にその上に毛糸で編んだレッグウォーマー(こんな洒落た呼び方ではなかったが)を重ね履いたりしていたが・・・。

親が編んでくれた毛糸のぼっこ手袋(親指と他の4指が一緒の形態)を片方だけ紛失しないように紐で繋いでいて肩にかけて使っていたが授業中は鉛筆が持てないからすることも出来ない。

当時の我が家は大正末期に建てた家であったから、本州方面の家の作り方を踏襲していたので、縁側から床下に冷気が入って来て畳の隙間から粉雪が吹き込んだ。重たい掛け布団で寝ていても朝になったら襟元は凍っていたものだ。湯たんぽやアンカは必需品であった。

電気冷蔵庫も、中身を凍らせない為に入れていたようなもので、ガラス瓶に入った飲み物などは冷蔵庫の外に出して置くと室内でも凍って割れてしまうのである。

そんな経験をしているから、−30℃よりも冷えないかぎりは最強寒波と言われても全然ピンとこないのである。

人間は一旦楽をしてしまうと、ちょっとの我慢も出来なくなってしまうものだ。外気温が−20℃にもなっていないのに、寒くて震えている有様である。

こんな中で、今、灯油もガスも電気も値上がりしている。

暖房費を節約して凍死する人が出ないかを心配している。


■2023-01-28-Saturday 信長

映画「The Legend & Butterfly」を観て来た。

前評判では東映の70周年記念作品とあるし、映画館に置いてあったパンフレットには総製作費20億円のビッグプロジェクトで、今までとは全く違う新たな視点で描く・・・云々との触れ込みである。

元々、いわゆる正史的な通説と言われる歴史物の大好きな人間であるし、最近は、井沢元彦、関裕二、高田崇史などの歴史の謎の新解釈本も大好きで、彼らの著作のほとんどを読破している。

ましてや、昨日は加治将一の「第六天魔王信長 消されたキリシタン王国(祥伝社文庫)令和5年1月20日発行」という、それこそ信長やその周辺の人物像をコペルニクス的転回で描いた新解釈の歴史本を読んだばかりで、知的興奮をしたばかりなのである。

この映画を見ないわけにはいかない。

妻と二人で観に行ったのであった。

例によって封切されたばかりの映画であるから、まだ観ていない人のために手品のタネ明かしみたいなことまでは書かないが・・・。

観終わった後で妻は大絶賛していたが、私は正直がっかりした。

妻が感動したと言うのは信長と濃姫との人間ドラマであって、歴史大好きな私にとっては、他の登場人物はみなチョイ役の扱いでもの足りない内容なのである。

「今まではとは全く違う新たな視点」と銘打ったと思われる場面に期待したのだが、私にはその「新しい視点」とやらがまったく理解不能な内容であった。「新しい視点」とやらの人物像があまりに唐突な描き方でまったく納得出来るような内容ではなかったのだ。

私が読んでいる井沢、関、高田、加治らの新解釈は、なるほどなぁ~、さもありなんだなぁ~、(強引だけど)理屈に合っているよなぁ~と思わせる内容である。

まぁ所詮、映画はフィクションなんだから娯楽作品として鑑賞するならば良しとしても、歴史の新解釈なんぞを無理に入れ込ませないで、人間ドラマだけで構成していれば、まだしも納得出来たかもしれないが・・・、なんとも中途半端な登場人物の描き方でかえってモヤモヤしてしまった。この内容で3時間の上映時間は私にとっては長過ぎた。

お尻が痛くなってしまったし、隣に座った知人の奥さんの携帯電話の着信音楽が何度も鳴るので余計にイライラしてしまったのであった。映画鑑賞の最低限のマナーくらいは守って観ようぜ!興醒めになる。


■2023-01-29-Sunday バースディ

今日は私の誕生日

ついに満65歳になった。

今日からは高齢者の仲間入りである。

そして、父の寿命を超えることが出来た感慨深い誕生日でもある。

父は満64歳10ヵ月で逝去したから、昨年の11月で既に超えているのであるが、新聞等での年齢表記が今日から(65)となるから、これで公私共に父の寿命を超えることが出来たのだ。

還暦を迎える時に前立腺癌が見つかり、札幌の北大病院に2ヵ月間入院して最新の陽子線治療と内分泌療法併用の治療を終えて、医者からは術後10年間の生存率は98%を保証しますとは言われているが、やはり心配である。

父も還暦過ぎてから肝臓癌が見つかり64歳で亡くなっているからだ。父が亡くなってから四半世紀が過ぎて医学も格段に進歩したし、癌の出来た部位にも違いがあるし、前立腺癌は生存率が一番高い癌でもあるのだが、医学の素人にとっては癌と聞かされると不治の病という意識が働くのは仕方がないことであろう。

最近は、会う人毎に「身体は大丈夫なの?」と心配されてしまう。世間では私がもうすぐ死ぬのではないかと思われている様子なのである。

先週、近所の方と外で立ち話をしたら、私の事を「息子さんですか?」と聞くのである。父のことを知っている人だから、それが私を指す意味だと思って、そのまま話を続けていたらば、どうにも話がかみ合わないのである。

途中で「息子って・・・、私は当主本人ですよ」と言ったら「あら、スマートでお若く見えたものだから息子さんかと・・・」と言う。帽子は被っていたがマスクはしていなかった。帽子で白髪が隠くれていたから若く見えたのかもしれないが・・・。

若く間違われたのは気分が悪くはないが、いくらなんでも息子と間違えるとは・・・。

夜になって孫からテレビ電話が入り、誕生日のお祝いを言ってくれたが、ちゃんと以前に教えたマジカルグランパと呼んでくれたので、思わず相好を崩してしまった。

やっぱり孫は可愛いものである。

父は私の子供らがまだ小さい頃に亡くなってしまったから、子供たちもあまり記憶にないと言う。私もせめて孫たちの記憶に残るくらいまでは長生きしたいものだ。

何だか、いろいろと考えさせられた誕生日であった。


■2023-01-30-Monday 寒~い!

今朝は寒い!

最低気温が−22.3℃であった。

外に出たら、鼻がひっついた。これは久し振りである。

昨日までの「帯広氷まつり」期間中は、風も弱くて晴れていたから最高の祭り日和であったろうが見学には行かなかった。

若かりし頃は、私も雪像造りを何度かやったし、幼い子どもたちを連れて見物にも行ったし、青年会議所の現役メンバーだった頃には、JC名物の回転そりを押したりもしたものだったのだが・・・。

昔は寒いのは、へっちゃらであったのだが、どうも最近は足の指先が冷たくて、冷え性になったみたいな感じがするので、寒さがとても苦手になってきたのである。筋肉量が減ったからか体温をキープ出来なくなっているのかもしれないなぁ~。

気温の感じ方とは相対的なもので、前日が−15℃くらいのかなりの寒さであっても、今日みたいに−23℃くらいともなると、昔の−30℃超の様に強烈な寒さに感じるのだ。逆に明日がまた−15℃くらいになったならば、きっと今日は暖かいなぁなどと言うのである。前日との気温差で感じ方がまるで違う。

会社のトイレの水道管が凍結してしまった。トイレ内にストーブを持っていって室温を上げて溶かしたので破裂まではしなかったが、アブナイところであった。

1月末日で閉店する藤丸デパートの催事は今日が最終日である。

広告に、伊勢の赤福餅の「白餅・黒餅」と言う新商品を販売すると出ていたので食べてみたいなぁと思ったのである。先週は名古屋方面の大雪で2日間ほど入荷がストップしていたから購入することが出来なかった商品である。10:30に行ってみたら・・・

何と売り場の7階から5階の階段の踊り場まで100名ほどの人が列を作って並んでいる。私は並ぶのが大嫌いなのであるが、これで最後であるし、最後尾の立て札を持っている係員に尋ねたら「赤福は単品2種類だけだし、包装してあるから受け渡しは速いのでアッという間に順番が来ますよ」と言うので並ぶことにした。

白あんの餅と、黒糖で味付けした黒あんの餅が4個ずつ8個入っていて一箱1000円である。「一人何個でも購入可能ですよ」とも言うので、兄弟姉妹達にメールを入れたら、皆、「並ぶのは嫌だから買うのは諦めていたが、買ってくれるなら食べたい」と言うので皆の分も購入したのであった。

さっそく食べてみたが、これまでの赤福餅とはまた違っていて美味しかった。菓子類では日本で圧倒的な一番の売上げを誇る老舗の赤福さんであっても、新商品を開発しているのだなぁ~と感心した。


■2023-01-31-Tuesday 藤丸閉店

帯広のデパート藤丸が今日

122年の歴史に幕を閉じて閉店する。

道東唯一のデパートであり、北海道でも地元資本が運営する唯一のデパートである。

今日で最後であるからと、妻と二人で館内を一回り見回って来た。

最終日だと云うのに、店内では商品の後片付けをしている。事実上の最終日は昨日30日だったのかもしれないが・・・。

何となく後片付けを見るのは興覚めである。せめて後片付けは明日以降にやって欲しかったなぁ~。

今日は、全国を見回してみても、渋谷の東急本店や、立川高島屋が閉館する。

もはや百貨店と云う形態は時代に合わなくなっているのであろう。

藤丸はここ数年赤字経営が続いていたと云う。そこにこの3年に及ぶコロナ禍がとどめを刺したのであろう。同じ様に苦しんでいる会社が多いと思う。かく言う我が社も同類である。

景気が悪いと大衆を相手にする商売は難しいが、業態変換はお金が無いと難しい。

こんな戯言がある。

「幸いと云う字には¥と云う字が入っている。お金が無ければ幸せにはなれない」と言う。しかし、これにはまだ続きがある。「辛いと云う字にも¥と云う字が入っているではないか」と云うものだ。

日本のこの30年間は不景気が続いている。現在の40歳未満の若者たちは、物心ついた頃から好景気というものを経験したことがないのだ。

高度経済成長下に育ち、バブル経済も経験した我々世代と、若い世代とでは経済に対する考え方が根本的に、または生理的に大きく異なっているのかもしれない。

果たして、これからの世の中はどんな社会になっていくのやら・・・

夜7時から地元のCATVのOCTVが藤丸閉店のセレモニーを生中継していたので見た。

すごい人数が来ていた。昼間に行った時よりもかなり増えている。

皆、口々に寂しいとか残念とか言うが・・・

何だか不条理を感じた。これだけの人数が普段から買い物をしていれば閉店に追い込まれることもなかったろうに・・・

まぁ、社会の変化もあるのであろうが・・・

実際に無くなって初めてその存在感の大きさを知るのであろうなぁ。でも買い物客には他のスーパー等があるから買い物には困らないのであろうなぁ。

しかし明日から、中心商店街は火が消えた様になってしまうであろう。

問題なのはこれからなのである。