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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2014-09-01-Monday 旧ヨーカドービル

帯広市の中心街である

西3条南9丁目にあった旧イトーヨーカドービルがようやく落札されたというニュースが新聞に大きく載った。

1998年にイトーヨーカドーが帯広市の南部の旧日甜の跡地に移動した後は16年間に亘って空きビル状態になっていた建物だ。

藤丸百貨店が8丁目に移動した1980年からは、藤丸とヨーカドーを結ぶ道路には人が溢れていた時代もあったのだが・・・。

十勝は自動車中心の生活様式であるが為に、郊外へのいわゆるスプロール化現象が激しく起きた地域でもある。免許取得者のほとんどが自家用車を持っている十勝のような地方都市では、駐車するのにお金が掛かる場所は敬遠され、大型無料駐車場のある郊外型ショッピングセンターに取って替られたのである。

ヨーカドー移転以来、中心街の集客力は落ち続け、空きビルになったこのビルも一時は買い手が付いて改修するところまでいったのだが、結局はこの企業もこのビルを再オープンさせることはできなかったのであった。

その後何か競売に掛けられるも、不調に終わり、今回も買い手が付かないのではないかと云う予測もなされたほどであった。

競売の蓋を開けてみると、2社が応札し、売却基準価額が7003万円だったところを東京のエーエスと云う不動産賃貸業の会社が倍近い金額である1億3500万円で落札した。残りのもう1社の応札価額は7600万円であったそうな。

入札というものは、オークションのように徐々に価額がせり上がっていくものではなく、1回の入札価額で決まる仕組みになっているから、複数の会社が入札する際には、相手側よりもたとえたった1円だけでも高く入札した方の会社が落札できる仕組みである。

大抵は売却基準価額の1割程度の上積み額で落札できるであろう。だが、どうしてもその物件を手に入れたければ、相手が絶対に入札してこない金額の入札をする必要がある。

つまり事前に情報を入手して検討し、相手側の入札金額を予想して、安全策として更にそれよりも1割程度は上積みした金額を入れるのだ。

もしも、私が落札したければ、基準価額の7003万円の1割増し、つまり7700万円程度の攻防になるであろうと予測する。しかし、どうしてもこの物件が欲しければ+700万円の8400万円という札を入れたであろう。

大雑把に考えてもそんな程度である。

だが、今回は・・・。

落札したエーエス社は入札したもう一社よりも5900万円も上積みしているのだ。

事前の情報や検討が的外れだったのだろうか?

高く買ったところで何の得にもならない、ただ売り手側を喜ばせるだけである。

もしも、私がエーエス社の社長だったら、この入札担当責任者に「でかしたぞ!良く手に入れたな」とは言わないだろうなぁ〜。むしろこの責任者をクビにするかもしれないなぁ〜。しかも相手はたったの1社である。複数の見知らぬ会社が応札している訳ではないのだから・・・。

それほど5900万円の差は大き過ぎると感じるのである。

ビルを壊すにも2〜3億のお金が掛かるであろうと予想されるからだ。

しかし、昨日の新聞には、エーエス社はこの建物を壊さずに、そのまま使用し、地下には食品スーパーを入れたいというコメントを寄せていた。

果たしてどのような活用プランが出てくるのだろうか?

でも、事前の入手段階でこんなに無駄な金を使う企業に本当に有効な情報や協力者が集まってくるのだろうか?


■2014-09-02-Tuesday 思い込み

人間の思い込みというのは・・・

思いこんでいる本人にとっては真剣そのものであるが、傍で見ていると滑稽で思わず笑ってしまうようなことがある。

我が社の入口で、運送会社の男性ドライバーが携帯電話で話している内容が聞くともなく聞こえてきた。「このビルには○×△という会社はないよ」とドライバー氏。エレベーターの前には長〜い荷物を横にして置いてある。荷物に貼ってある伝票の宛名を見たら駅前にある他のビルの名称と住所が書いてあるから、ドライバーに「ここは坂本ビルで、□○△ビルは駅前ですよ」と教えてあげた。するとドライバー氏は「そうですよね、ここは坂本ビルですよね。それは知っているのですが○×△という店の表示が見当たらないんですよ」と言う。

「そんな店は知らないなぁ〜」と答えると「日立さんの荷物が云々・・・」と言うから「日立ビルシステムならここの4階にあるけど・・・」と答えると、ドライバー氏が「アッ・・」と言って絶句した。

荷物には「HITACHI」と赤い色でロゴが入っている。おそらく「日立」関係会社の製品なのであろう。

ドライバー氏が、坂本ビル4階の日立ビルシステムに届ける伝票を持ってトラックを降り、後ろの荷台から荷物を降ろす時に「HITACHI」と云う大きなロゴを見て、これが日立ビルシステムに届ける荷物であるとすっかり思い込んだようなのだ。

その荷物に貼られてある伝票の届け先には○×△と店名が書いてあるが、坂本ビルにはその店は入居していないから、坂本ビル玄関の表示に○×△の表示は当然ながら無い。

冷静になって、荷物に貼られてある伝票の住所を見れば、住所が違うことはすぐに分かるのに・・・。

「思い込み」とはまさしくそう云うものなのだろう。

一旦思い込んでしまうと、もう一度俯瞰して見ることがなかなか出来ないのであろう。

ドライバー氏は「違う荷物を降ろしてしまった。HITACHIって荷物に書いてあるものだから・・・」と照れ臭そうにトラックに戻って行ったのであった。


■2014-09-03-Wednesday 新聞&テレビニュースから

第二次安倍内閣の改造人事が発表された。

女性閣僚が5人で、第一次小泉内閣と同数の最多タイ人数であると云う。女性を優遇し過ぎという批判も中にはあるようだが、能力に男女の差はないと思う。むしろ、これまでの男性の考え方が疲労を起こしているようで、逆に女性の考え方の方が新鮮かもしれない。「新鮮」と「正しい」というのは別問題であるのだが・・・。

これまでの日本では、重要ポストへの女性の起用が極端に少な過ぎたから、まだまだ女性自身も社会も慣れていないのであろう。もう少し長い目でみれば女性の起用が良い方向にいく可能性も大きいだろう。安倍内閣は攻撃的な男性の性格が表出しているように感じるから、ここは女性の感性で安倍内閣がまろやかになるように新大臣には頑張ってもらいたいものである。

ジャーナリストの池上彰氏が朝日新聞に連載していたコラムで慰安婦報道を巡る朝日新聞の検証記事を取り上げようとしたところ、朝日新聞が掲載を拒否したとの報道。今日の夜になって一転して明日の朝刊に掲載することを発表したと云う。そりゃ〜そうだろう。そんな馬鹿な事を強行したら戦前の憲兵よりもまだヒドイ行為である。

その他でも朝日新聞は、週刊文春と新潮の広告の見出しに自社に対する批判的な文字を黒塗りにして掲載したとのことである。

このところ朝日新聞の迷走ぶりが激しいように感じるが、報道機関として自社のことを悪く書いた(?)文章の掲載を拒否するなんて言語道断の所業である。まるで自ら表現の自由を否定する行為に他ならない。こんなこと初歩中の初歩、根本中の根本である。

自分に都合の悪い箇所を黒く塗りつぶすなんて戦争中の検閲みたいな行為であろう。朝日新聞が非難していた、その種の行為を自らの会社への批判で行なうことは言論機関としての姿勢に於いて大いに問題有りだ。

新聞社の特権的地位の乱用にも当たるのではないだろうか?

朝日はもはや報道機関としての体をなしていないぞ!


■2014-09-04-Thursday アーケード

4日道新の朝刊に

滝川市の中心街に架かるアーケードの問題が載っていた。

商店街が融資を受けて改修したが、その資金返済の目処が、商店会の構成員たる商店の脱退で難しくなってきているというような記事であった。

アーケードというのはかつては重要な施設であった。客が雨に雪に濡れずに商店街を歩けると云うものであったからだ。

かつての商店街は人で溢れかえっていた。ただでさえ狭い道路なのに各人に傘を差されると益々道幅が狭くなってしまう。大勢の客に快適に行き来してもらうにはアーケードという施設はとても有効なモノであったのだ。

時代が変わって、中心街には客が来なくなった。自動車が普及し、無料駐車場を持つ郊外の店に客が移行してしまったからだ。店のすぐ側に駐車場があれば雨が降っても、小走りで行けば傘はほとんど必要なくなる。

造ったモノはそのままで良いという訳ではない。メンテナンス費用が掛かるのだ。ペンキの塗り替え程度ならまだ少額であるが、屋根の吹き替え等になるとかなり高額になって来る。

それでも、流行っていて商店街としての構成員が沢山居れば、頭数で割れば各々の店の負担額は少なくて済むが、商店街が衰退し、櫛の歯が抜けるように商店の廃業が続くと、抜けた店の分まで、残った店が負担することになる。そうなると、新規の店が入ろうにも、その新規の店が負担する金額が大きくなるから、なかなか新規の店が入ってこれなくなる。これがシャッター商店街の負のスパイラルなのである。

今は取り壊すにも結構な金額が掛かる時代であるから取り壊し費用も賄えない。ましてや国や行政に、まだ建設費の支払いが完済していなければ取り壊そうにも取り壊すことは出来ないのだ。

商店街にとってアーケードは無用の長物と化しているところも多いというのが現状である。

何年か前に5億円だかを掛けて改修したはずだが、帯広市の広小路の全蓋式アーケードの場合はどうなのであろうか?

広小路商店街も櫛の歯が抜けたような状態である。そこに商店街の負担金額がどれくらいなのかは知らないが全面的に改修を行なった。

1年365日の内に、この全蓋式アーケードが必要な日というのは一体何日くらいあるのだろうか?

ざ〜っとみて「七夕まつり」と「平原まつり」、それに前後して行なうビアガーデンくらいしか思い浮かばない。せいぜいが10日間か、多く見積もっても2週間程度であろう。それでは、およそ年の内3.8%しか活用していないことになるのに・・・。

おそらく今後もメンテナンス等にも費用が掛かるであろう。

これからの世の中、造ってお終いではないから、有効活用法をもっと検討した方が良いのではないだろうか?

手遅れになる前に・・・。


■2014-09-05-Friday 論評に

新聞の論評に違和感がある。

今回の第二次安倍内閣の改造にあたっての論評であるが、多くの新聞社が早期に「解散」云々のことに触れているが・・・。

曰く、「今回の改造人事で内閣支持率が上昇したから解散に打って出たら・・・」というものである。

その理由は「10月の福島県知事選挙、11月の沖縄県知事選挙、12月には消費税10%引き上げの有無の判断など、与党に不利な状況になる可能性があるから、その前に解散しておく」という考え方であるようだ。

そんな馬鹿な!

確かに「解散」というのは戦略としてはあり得ることかもしれないが、現在の自民・公明の与党は圧倒的多数を保持している。衆院と参院のねじれも無いし、衆院の任期はまだ2年以上もある。その状態で解散するなんていう選択肢を取る必要があるのだろうか?

こんなことをヘッチャラで言う与党は奢っているとしか思えない。

確かに、現在の小選挙区制度では「風」の吹き方によって結果が大きく変わる。これから年末に掛けての地方選挙で少しずつ逆風が吹き始め、それが段々大きくなることだって考えられるのかもしれないが・・・。

しかし、自分たちの都合だけで、多額の費用が掛かり、経済も停滞する選挙をやったら逆に国民が黙っていないと思う。

むしろ、安倍内閣のアベノミクスなどの成果を静観して待っている国民が「やっぱり・・・」と見切りをつける可能性だってあるだろう。

衆院の任期の4年間は仕事を全うするというのが当然であろう。党利党略だけの解散なんてフザケルナと言いたい。


■2014-09-06-Saturday 錦織

すごいぞ!錦織!

テニスの世界四大大会のひとつ全米オープンテニスで錦織圭(24)がベスト4に進出した。

錦織選手の世界ランキングが11位だという。

今回の準々決勝では今季の全豪オープンの覇者で世界ランキング4位のスタン・ワウリンカ(29)に逆転で勝った。

この前のミロシュ・ラオニッチと戦った4回戦では4時間を超える試合をした直後(30数時間後)だけに体力が残っているのか?回復したのか?と心配していたが・・・。

私も24〜26歳までは、月・水・金と朝野球を、火・木・土と朝テニスをやっていたが・・・。

もともと持久力に難がある私は、硬式テニスを試合で1時間以上もプレーすることはただの一度もなかった。コートを走り回れ(相手に振り回される)ば、すぐにふくらはぎが攣ってしまって最後までプレーすることが出来なかったからだった。

硬式テニスはものすごくハードなスポーツで、体力的にも、もたないからすぐに楽なゴルフへと切り替えたのであった。

アメリカでの報道では、過去に午前2時過ぎまでプレーした4人のプレーヤーは全員が次の試合に敗れていると報じ、錦織のタフさに驚愕していた。そりゃ〜そうだろう。私も信じられなかった。

この日の試合も4時間を超えるフルセットの戦いであったからだ。

何と云う体力!

何と云う精神力!

それでも格上の相手に勝ったのだから正直驚いた!!!

『スポーツ選手は「自信」を持つと「化ける」』とは良く云うが、24歳の錦織選手は、完全に自信を持ったのだろう。

次は準決勝戦。対戦相手は世界ランク1位のジョコビッチだが、身体の疲れさえ取れれば、精神力では問題がないだろう。

絶好のチャンスである。快挙に向けて頑張ってもらいたいと思う。


■2014-09-07-Sunday だいどんでん

札幌での大道芸が5〜7日まで

札幌市の駅前通など中心部で開催される。

先の8月14〜16日まで帯広の平原まつりで同時に開催した「北の大地de大道芸フェスティバル」にも出演してくれた「山本光洋(2007・2009・2014)」「桔梗ブラザーズ(2014)」の2組、そして過去に出演してくれた「セ三味ストリート(2006)」「森田智博(2010)」など帯広との関わりがある芸人も数組出ているし、他の地域で行なわれている大道芸がどのように運営されているのか、この目で確認することも重要だと思い、視察に行って来たしだいである。

ちょうど妻も札幌での仕事があるので一緒に出掛けて行ったのであった。

8月30日からJRのダイヤが改正され、特急Sおおぞら2号の帯広駅の発車時間が40分ほども早まったので、札幌での仕事時間がますます長く取れるようになって便利になった。

だいどんでんの開始時間は13:00からである。それまでまだ時間があるので新しく出来た道庁前の「AKARENNGA」ビルを見る。新しモノ好きはどこの地域も一緒で見物客がで溢れていた。4階のイタリアンレストランで昼食を取ろうかと思ったらやはり混んでいて、12:30からなら入れると云うので予約を入れて外に出た。赤レンガを敷き詰めた広場(道路を車が入れないように封鎖した)ではアメリカ大リーグの催しを行なっている。

帯広も思い切って常設でこのような広場を造れば良いのに・・・、十勝環境ラボラトリー(TKL)が18年ほど前に提案した頃は、帯広のお偉いさん達は全員が無視したプランであったが・・・、こうして他の都市で行なわれた途端に「素晴らしい」と言い出すのだから・・・。

まぁ現物を見なければ理解出来ないというのは想像力と云うものが欠如しているだけなんだけどもね・・・。

歩いて三越前まで来てしまうと、また「AKARENNGA」まで戻るのが面倒になってしまったので予約をキャンセルして近場で昼食を済ませたのであった。

「だいどんでん」は別名「さっぽろパフォーマンスカーニバル」と云い、今年で14周年らしい。

数年前に札幌に出張した際に偶然見かけたことがあったが、その時は時間が無くて見る事が出来なかったので、じっくり見るのは初めてである。

パフォーマーはクラスが3段階に分かれているようで、パンフレットを見てみると、今回は6組の「ゲストパフォーマー」と11組の「ピックアップパフォーマー」、そして96組の「一般パフォーマー」で出演者が総勢113組という布陣である。

「ゲストパフォーマー」には旅費、宿泊費などが支給されるとのことだが、「ピックアップパフォーマー」には宿泊費は支給されるが旅費は支給されないそうだ。出演したければ旅費を自腹で払って来るんなら出演OKということらしい。「一般パフォーマー」に至っては旅費、宿泊費などは一切無しだとか。

ようは路上で札幌市民や観光客の前で自分のパフォーマンスを披露する機会を提供しましょうというスタイルなのかもしれないなぁ〜。

演技が終了した後に芸人が観客から集める「投げ銭」も、芸人の懐にはそのまま入らない仕組みになっているそうで、会場に居る係員が芸人が集めた投げ銭をそっくりそのまま袋ごと事務所に持って行って、そこで集計し、1割の源泉徴収税を札幌市が徴収してから後日、芸人に銀行振り込みで渡されるのだそうだ。

ウ〜ン。帯広のやり方とは随分と違いがあるなぁ〜。

正直この運営方法はあまり参考にはならなかったなぁ〜。

この「だいどんでん」を企画した人は「藝」というものが解っていないのだろうし、更には「大道芸」というものが解っていないのじゃぁないだろうか?

何だかお役人が杓子定規にやっているような感じがして仕方がない。

大道芸人にとって「投げ銭」というのは単なる「お金」ではない。「投げ銭」には自分の演技に対する観客の評価がそこに有るのである。だから、芸人にとって「投げ銭」というのは金額の多寡がその場所でのパフォーマンスに対する観客の反応を直に感じとるバロメーターの役割も持っているのだ。

だから係員がそのまま事務所に持って行くという行為は、さながら時代劇で役人が農民から「税」として米を奪って行くような行為に重なって見えてしまうのである。

後から税金分を差っ引いて芸人の銀行口座に振り込むというのは芸人にとってはとてもシラケテしまうやり方であろう。

札幌の観客の大道芸の見方もあまり感心できるものではなかった。まだ帯広の観客の方が数段マシである。帯広は私が新聞などで大道芸の見方を啓蒙した効果が出ているのかもしれないなぁ〜。

観客を促してもぜんぜん前に詰めないから隙間が大きく空いてしまうのだ。これは芸人にとっては地獄である。きっと演技がとてもやり難かったであろう。

もうひとつ気になったのは、演技が始まる前に、ボランティアスタッフがマイクで「これから○○さんが演技を始めます。○○さんは××大会で云々・・・」と説明をしてから演技がスタートする。

大道芸というのはパフォーマーが準備をしながら、街を歩く人を注目させて、足を止めさせ、少しずつ観客として人垣を造っていくところが腕のみせどころなのである。演技する場所があらかじめキッチリと決まっていて、しかも係員から「さぁ、どうぞ!」では大道芸の醍醐味が失われて興醒めである。

パフォーマンスの時間割が30分間で切られているところも影響しているのであろう。30分間の時間内でパフォーマンスを終え、投げ銭を集めて、次のパフォーマーが同じ場所で準備するというのは時間的にも無理がある。ドンドンと後ろの方に時間が押していく結果になる。観客も芸人と触れ合う時間が必要なのに、機械的なプログラムの組み方には問題があるだろう。

パフォーマーのレベルも玉石混交で、あまりにも差が有り過ぎる。

今回、観客を圧倒していたのが、帯広にも来てくれた「桔梗ブラザーズ」であった。

そう考えると、帯広の大道芸に出演してくれる芸人のレベルの高さが窺えるというものだ。今回の帯広では「桔梗ブラザーズ」に負けないくらいに観客を集めていた芸人が数組も居たからだ。

今回の「だいどんでん」に出ている上手い人から下手な人までの差が極端であった「ピックアップ」クラスのパフォーマーを帯広の大道芸フェスに招聘したら、帯広の観客は一体どんな反応をするであろうか?

ジャグリングでは、ボールを7個も回す人から、私でも出来るような3個の技しかできないレベルの人も出演している。

初回の2002年から超一流の大道芸人ばかりを招集してきた帯広では、超難しい技を披露しても、それが当たり前になってしまっていて「フ〜ン」と木で鼻で括ったような感想しか持たない観客がほとんなのである。

いっそ素人に毛の生えたようなレベルの人に出演する機会を与えて、その差を感じてもらおうかしらん。

でもなぁ〜、もはや芸人の質は落とせないしなぁ〜、かと言って、まつりの予算は削られるしで運営者としては困ったものである。


■2014-09-08-Monday 大道芸フェス課題

札幌で開催された「だいどんでん」を見て

帯広の「北の大地de大道芸フェスティバル」の今後の運営の仕方を考えてみた。

帯広の良いところは①運営する側に大道芸のことをよく理解している人間が居るところである。

芸人が何を求め、何を欲しているかを解っていることは環境の面でも、待遇の面でも大きな差が出てくるであろう。

ただ、理解はしていても「北の大地de大道芸フェスティバル」は大道芸としての単独開催イベントではなく「平原まつり」の中の一イベントという扱いであることから、他のイベントとの調整が難しいという難点があるのも事実である。

良いところの②はプロダクションやエージェントなどを通さずに、信頼できる一流の芸人が、これはと思う一流の芸人に直接声掛けをして出演者を決めている点だろう。

単なるお金の多寡ではなく芸人としての「芸の楽しみ方」のひとつとして来てくれる芸人がいるのは嬉しいことだ。

だからこそ、帯広の出演者のレベルは世界最高レベルの芸人ばかりなのだ。今回もカナダ人の男女のコンビ「ストリート・サーカス」の2人は、この芸人同士の信頼関係から、帯広のフェスに参加する為だけに、わざわざカナダのトロントから駆け付けてくれたほどなのだ。

これだけの高レベルの芸人ばかりが集まるフェスは他にはない。

芸人同士が仲間意識を持って出演者を決めているのは他のフェスティバルにはないシステムであろう。

だから家族的な優しい雰囲気が生まれ、帯広でだけのコラボレーションや一夜限りのファイナルショーなどが出来るのである。この一夜限りのファイナルショーをやることを楽しみにしている芸人も増えているのが嬉しいことだ。

この出演者全員による即興のファイナルショーを見る為にわざわざ本州から来るファンが居るほどの帯広の大道芸フェスの名物になっているのである。

観客の見方も当初からみると格段に良くなってきている。まだ客席に隙間を空けたり、後ろの客の邪魔になるような立ち方をする客も居るには居るが、大道芸を「見よう」もしくは「見てやろう」という観客としての意識が感じられる人が増えてきているし、「投げ銭」を入れる観客の割合も増えてきている。

大道芸は、芸人と観客とスタッフが一体となったときに上手く機能する芸だ。観客を「いじる」芸でも、出ることを拒む客が減ってきて、逆に「いじられる」ことを楽しんだり、望む客も増えてきた。十勝毎日新聞社と組むことで新聞紙上で「大道芸の見方」などを毎年掲載し啓蒙していることで観客のマナーが向上してきているようなのである。

帯広の問題点は①に大道芸単独のイベントではない点がある。プログラムや演技場所などで自由が利かないという問題点だ。また「平原まつり」として企業から寄付金を募るので、大道芸単体としての寄付が別個に集め難いという問題点もある。

そのために、運営費などの金銭面ではまつり実行委員会におんぶにだっこという状態にある。今回もまつり総体の予算が削られたことを受けて、大道芸の予算も削られてしまったから、大道芸フェスとしてはますます運営が厳しくなっている。

このままの予算額では、呼べる芸人の数は減る一方であろう。

これまでの芸人の質を保つのは限界にきているのだ。誰かスポンサーになって欲しい〜。

もうひとつの問題点は、スタッフの人数の少なさである。せめて芸人1人に対して2人ずつは付けてあげたいのだが、そのボランティアスタッフが集まらない。

これが帯広の抱える最大の問題点なのである。

芸人と親しくなれて、しかも一般の人は見ることが出来ない楽屋裏まで見る事が出来るスタッフは面白いことこの上ないと思うのだが・・・。

来年に向けて、この資金面の問題とスタッフの人数の問題を早急に解決しなければならない。


■2014-09-09-Tuesday 圭!残念!

今朝(日本時間)のテニスの全米オープン

決勝戦で錦織圭(24)がクロアチアのチリッチ選手(25)に負けてしまい準優勝に終わってしまった。

戦前の予想では錦織選手が有利であると言われていたが・・・。過去の対戦成績では7戦して5勝2敗であるし、世界ランクでも錦織の方が上位であったからだが・・・。

懸念材料としては、チリッチと錦織の体格差が20㎝もあることで、その198㎝の長身から繰り出す高速サーブは決まりだしたら手に負えない代物であるということだった。

最初にチリッチのサーブをブレーク出来れば相手は崩れると見ていたのだが・・・。

決勝までの3戦で、錦織は自分より世界ランクが上位の選手を破ってきた。当たって砕けろの精神で戦ってこれたのかもしれない。それが、この決勝で世界ランクが自分よりも下位の相手と対戦することに、一抹の不安をおぼえていたのだ。

勝って当たり前だというマスコミの報道に、かえって萎縮させてしまうのではないかとの不安があったのである。

何だかそれが的中してしまったようだ。

コートに出て来た時から緊張しているのが伝わってきた。

チリッチにしてみれば錦織の方が上位であるから、それこそ、これまでの錦織と同じ心境で戦えたであろう。

この差に負けたかな・・・。

あれだけビシバシとコーナーに、あの高速サーブを決められては為す術も無かったというところだろうか。

世界四大大会を制する絶好のチャンスであっただけにとても残念である。

しかし、錦織は今回、ファイナリストとして決勝に残ったのだから、相当自信を深めたことだろう。スポーツ選手は自信を持つことで大きく化ける。錦織選手のこれからの試合にも期待が持てるだろう。

ただし、日本人は過大な期待を戦前に選手に与え過ぎると感じる。特に、マスコミの応援の仕方は今後改めた方が良いだろう。ただ無用なプレッシャーを選手に与えて萎縮させているだけのように感じたのは私だけではあるまい。


■2014-09-10-Wednesday 日本は・・・

日本はいったいどうなっているんだ!

ニュースを見たら、北海道の西部側の白老町辺りでは大雨で畑が浸水している場面や、十勝でも大樹方面で土砂崩れが起きて道路が封鎖される場面が映ったかと思ったら、東京では六本木のマンホールから激しく下水が吹き上がっている場面や台東区のJRの駅やその横のアンダーパスが浸水したりしている場面が映った。

いずれも1時間に100㎜以上の雨が降ったのだという。

先日のブログにも書いたが、東京では1時間に100㎜以上の雨なんてモノはまったく想定していないという。

今回も局地的な大雨で東京全域ではなかったから、そういった場所での被害がなかったようだが、いつ何時そういう場所に局地的な大雨が降るかもしれないではないか。

テレビに映った東京の人達は裸足になって靴を持って歩いていたが、下水の水が溢れたということはトイレなどの下水が逆流して溢れたということだろうから、汚ないしバイキンだらけの汚水である。裸足で歩いていて、ガラスの破片でも落ちていて、それを踏みつけて怪我でもして、そこからバイキンが入って病気になるということだって考えられるはずだ。

アンダーパスに至っては、警官らしき人が制止するのも聞かずに自転車で通行したり、腰まで水に浸かって渡っている人がいた。

アンダーパスということは、その上に線路があって、遠回りしなければ線路を横断できないのだろうが、たかが数百メートル、それも自転車ならわずか数分で迂回できるだろうに・・・。

そんなに切羽詰まっていたのだろうか?

せっかちな連中である。

以前に盲人の連れた盲導犬を刃物で切って怪我をさせるという事件があったばかりだが、今度は白杖を持った盲人の少女にぶつかって転倒した奴がその少女の膝裏を蹴っ飛ばして逃げたという事件が埼玉で起きた。

恐らく、犯人はスマホをやりながら歩いていて、盲人の白杖に気が付かなかったのだろうが、それにしてもだ・・・。

他人を思いやる気持ちが欠如している奴らが増えているのだろう。

スマホをやりながら歩く奴には厳罰を科すくらいのことをしなければならないだろう。

スマホといえば、小樽の海岸で3人を引き殺した犯人もスマホを操作しながら運転していたという。しかし、検察はこの犯人を危険運転で起訴しないという。ただの脇見運転と同じ過失致死だというのである。

これは遺族にとっては腹立たしいことであろう。

この犯人は飲酒運転で3人も殺しているのだから死刑になってもおかしくないだろうに・・・。

国会は早急に、この手の運転手の犯罪に厳罰を科すように法律を改正するべきだ。原発再稼働なんかよりもこっちを先にやれ!


■2014-09-11-Thursday 大雨で・・・

今日は地元の金融機関の

ゴルフコンペの予定が入っていた。

9月になると日没時間が早くなってきているので、大きなコンペは早朝のスタートになる。

ゴルフ場は自宅から車で40分は掛かる帯広カントリークラブ新嵐山コースである。最低でもスタート30分前には着いていなければならないし、練習もしたいから1時間半前には自宅を出るつもりで準備をしていた。

天気予報では十勝も大雨であるが、自宅周辺ではまだ雨が降っていない。このままなら開催されるだろうと思って玄関まで行ったところで、自宅の電話が鳴った。もしかして・・・と思って電話口まで戻って受話器を取ると会社からで、「社長、金融機関から今日のゴルフは中止との連絡が入りました」とのこと。

何で会社に連絡が? 会社にはいつもよりも早くに社員が出社していたから良かったようなものの・・・。

ゴルフコンペの案内はいつも自宅に届いているし、こんな早朝からのコンペで会社から出発する訳もないだろうに・・・。

たぶん担当者もあわてていたのだろう。

背広姿に着替え、出社する用意に切り替えて、窓の外を見たら、結構な量の雨が降り始めている。金融機関の担当者の判断は適切であったようだ。

ニュースを見ると札幌や苫小牧の方面はすごい大雨が降っているようだ1時間に100㎜を越えるような大雨である。

明日から、この方面に出向く予定が入っているが、JRの列車が運休しているという。何だか嫌〜な予感がするので、一緒に行く予定の先輩に「列車が止まっているようですよ。それに橋が落ちたり道路も陥没したりしているようですから中止にしませんか?」と電話したら・・・。

「車で行く。お前が運転しろ」と言う。

「こんな状況で遠出をするのは危険だし、無事に辿り着けても、こんどは帯広に帰って来れなくなる可能性もありますから・・・」と説得したのだが、意地になったのか「行く」といって聞かないのだ。

いよいよになったらドタキャンにするつもりで「はいはい」と適当に答えておいたら、昼過ぎに「やっぱり中止にしよう」と電話してきた。まったくもう素直じゃないんだから・・・。

「中止にする代わりに今晩飲みに付き合え!」と言う。「酒を飲むくらいならお安い御用で・・・」。

こう云う天候の時には、外出するのは控えた方が良いに決まっている。自分の身は自分で守らなきゃね。


■2014-09-12-Friday 腰が・・・

今朝は降っていないが、

昨日までの大雨で出張を取り止めたのであるが・・・。

朝から腰と右足のアキレス腱の辺りが痛い。相当疲れが溜まっているようである。

どうせ出張の予定であったのだからと、昔馴染みの治療院に電話してマッサージを受けることにした。

私の腰痛は中学生の時からのもので長〜い付き合いであるが、疲れが溜まると鉄板の様に固くなる。そうなると普通のマッサージでは指が筋肉まで入っていかずにまるで治療にならない。

この馴染みの治療院は、私が結婚する前から通っていたところで、かれこれ30年以上もの付き合いになる。父も贔屓にしており、よく2人で通ったものだ。その当時の治療師さんは既に亡くなっており、現在は息子さんが後を継いでいる。

最近は流行っているようで、予約を入れようと電話すると、いつも予約が一杯でなかなか治療してもらえないのだ。1年以上もご無沙汰している。

今回は何とか予約が出来て治療してもらったが・・・。

やはり、ここの治療は効く。

マッサージにも相性というのがあるようだが、私にはピッタリと合っているようで、腰も少し柔らかくなった。

アキレス腱は触っただけで痛みが走るほどカンカラカンに固まっていたが、揉み解してもらって歩けるようになった。

またしばらく通うことにしよう。


■2014-09-13-Saturday 休日の

13日から3日連休になるが、

この3日間はコンピュータに一切触れないことにした。

今の社会はコンピュータ無しでは機能しないのだろうが、この連休中は自分のことしかやらないつもりだから、コンピュータは必要ないと思い。完全に触れないようにしてみようと決めたのだ。

だから、このブログは16日に書いている。

結局、メールも大して重要なものは無かったし、コンピュータなぞ無くても3日間程度なら困ることもなかったのであった。

私は料理をすることが好きで、たま〜に自宅でも作ることがあるのだが、煮込み系は特に評判が良い。年に一度は「ビーフシチュウ」を作って振舞うことがあるが、特に義父からの評判が良いので15日の「敬老の日」に合わせて「ビーフシチュウ」を作ることにした。

老人用に肉を柔らかくするには最低でも2日間は煮込んだ方が良いのである。

午前中から買い物に行って材料を買って来て作り始めたのである。

昼食を食べた蕎麦屋さんで農家の人がミニ・マーケットを開いていて、人参は3個で50円、また電器屋ではじゃがいもが紙袋に詰め放題で無料、タマネギが3個で120円と材料費は格安である。

肉はスーパーマーケットではなく、馴染みの肉屋さんに行って、その分良い肉を買う。十勝牛のステーキ用の肉をカットしてもらうのだ。煮込んでいる内に小さくなるから、少しだけ大きめにカットしてもらう。肉の代金は5人分で2800円であった。赤ワインはチリ産の500円のもの。シチュウのルーは500円程であるから、材料費は全部で4000円程度のものである。

一人当たり800円という値段が家庭料理として高いのか安いのかは知らないが、味はそんじょそこらの洋食屋よりは美味いという自信はある。

15日めがけてジックリと料理に入ったのであった。


■2014-09-14-Sunday じゃがいもクラブ

14日日曜日は

帯広青年会議所のゴルフクラブである「じゃがいもクラブ」の例会である。年6回開催される例会の第5回目で、この例会で優勝するのが年間優勝の一番の早道である。

先日の東京出張の際に、新宿にある「ピンフィッティングスタジオ」で9月5日発売の新しいドライバー「R30」を購入してきた。

先週、自宅に届いていたが、忙しくて打ちっ放しの練習にも行けていないのであるが、新しいドライバーを使ってみたいという誘惑に勝てずに持って行った。

結果から言うと大失敗であった。

ゴルフ場の練習場で打ってみたが、左に引っ掛け気味に出るのだ。不安な気持ちのまま本番に臨んだが・・・。

最初のホールの第一打は左に引っ掛けるのを嫌って打ったものだから、右に大きく外してしまい林の中に入ってボギースタート。

2番ホールのティショットも左に曲がってOBになってしまい、ここはダボ。その後ですこしずつ修正して何とかハーフは43打である。

後半に頑張ればと考えたのだが・・・。

一緒に回ったメンバーの一人が、私とリズムが合わなくて、ゴルフの相性が良くないメンバーであった。それなのに一緒に回るのは今年4回目なのである。

「一緒にしてくれるなよ」と頼んでいたのだが・・・。

後半はメロメロで48打。しばらく90打越えは無かったのに・・・。

新しいドライバーを練習もせずに使用した罰があたったのだろう。このドライバーは今年は実戦では封印して、冬の間にタップリ練習して、来年から使うことにしよう。

買ったばかりなのに捨てる訳にはいかないゾ。


■2014-09-15-Monday 部屋の後片付け

14日のゴルフから自宅に戻ったら

修理の途中であった暖房器具の取り付け作業をやっていた。

新しく2台のパネルを取り付けたので、家の中に付いている全部の器具のエア抜きをしなければ不凍液が上手く循環しないのだと言う。

学生時代に私が使っていた部屋で、現在は物置にしている部屋の一番奥にも暖房パネル器具が付いているのだが・・・。

この部屋の暖房パネルに到達するには入口から、うず高く積み上げられた沢山の箱やら本やらを一旦部屋の外に出さなければならない。

何せ我が家はモノで溢れている。

4人兄弟姉妹の中で私だけがモノに執着する性格に育った様で、とにかく何でもかんでも集めたくなってしまうのだから困りものだ。

妻に言わせれば「ほとんどがガラクタの不用品なのだからこの際捨ててしまえば!」と言うことになるのだが、これがなかなか捨てられないから困るのだ。

学生時代からの書類が段ボールに詰まっていたり、郵便物なども丁寧に仕舞ってある。ここ30年間一度も開けて見たことがないものばかりだから私にも不用品であることは分かっている。だが、エイヤァ〜と中を確認もしないでは捨てられない性格なのである。

中には何か貴重なモノが入っているかもしれないではないかと考えてしまうのだ。

とりあえず居間に運び込んだ。

妻から「一日で整理してよ!」と言われて「ハイ!」と答えたものの、作業がはかどらない。中腰の姿勢で仕分けをしていたら、ゴルフの疲れもあってか腰とふくらはぎが痛くなってきた。せっかく先日揉んでもらったばかりなのに・・・。

5分の1ほど片付けたところで腰が悲鳴を上げ始めたので中止して「妻には今週中に片付けるから・・・」と言ったのだが・・・。

「またそのまま仕舞って置くだけじゃぁないの」とするどい指摘。「貴方が居ない時に全部捨てるからね!」と言われてしまった。

家中の部屋が私のモノで溢れている。その内人間の暮らすスペースも無くなるかも・・・。

ゴミ屋敷と云うのを何度かテレビで観たが、きっとあの住人は私と同じ様な性格をしていて捨てたくても捨てられないのかもしれない。

だが、我が家がゴミ屋敷にはならないように思い切って(少し)捨てることにしようと思っているところだ。


■2014-09-16-Tuesday 敬老の日

昨日は敬老の日

この日に合わせて、総務省が発表した日本の65歳以上の高齢者の人数は3296万人で、去年よりも111万人も増加したという。

総人口に占める割合も25.9%で4人に一人が高齢者ということになる。

75歳以上でみると8人に一人という割合だそうだ。

「敬老」とは「老人を敬(うやま)う」ということだが、4人に一人が老人では、周りは敬う人ばかりということになってしまうが・・・。

昔の、と言っても、ついこの前、ほんの30年ほど前までは「人生50年」と言っていた時代である。

男性は50歳で定年を迎えて、その後10年位の余生を送ってから死ぬのが普通であった。還暦を迎える人も稀であったから長寿を祝ったのである。還暦を迎えるのはもはや当たり前の時代になった。

日本人はただ長寿になった訳ではない。年寄りの見た目も大きく変わった。漫画「さざえさん」のお父さんの波平さんは現役で会社務めをしているから、まだ50歳前という設定であるはずだ。

一昔前の50歳は皆があんな感じであったように思う。

現代では波平さんの見た目は70歳以上に見えてしまうのではないか。

まぁ現代でも髪の毛の量と云うのは見た目に大きく影響はするが・・・。

老人がこのペースで増え続けると、日本の未来はいったいどうなっていくのだろうか?

少子化で若者の数は減少を続けているから、若者の金銭的、体力的、精神的な負担は大きいものがあるだろう。

私はとても気の毒に感じてしまう。

自分の未来が年寄りの世話などの負担で思うように出来ないとすれば、将来に対しての希望が持てなくなってしまう。最近の若者のやる気のなさはこういった空気を敏感に感じているからではないのだろうか?

来年には80歳以上の高齢者数が1000万人を突破すると云う。

健康で他人の世話にならなくても生きていけるなら何も言うまい。しかし、他人の世話にならなければ生きていけないような植物状態になっている人に機械や管を付けて、延命治療をしながら生かし続けていることに、果たして本当に意味があるのであろうか?

「生命(いのち)とは何ぞや」

私は自分の生命に尊厳を持ちたいと思っている。

事故や病気になって一時的に治療の為に機械や管に繋がれても回復してまた自分で生きていけるなら、治療にも意味がある。

しかし、回復する見込みがないのに、ただ生命を長らえさせるだけの治療は止めるべきであろう。

早く国会で法律を改正してもらいたいと願っている。


■2014-09-17-Wednesday 他人の顔と

昔から他人の顔と名前を覚えるのが苦手である。

ところが最近は、見知らぬ人から親しそうに声を掛けられる事が増えていてとても困惑しているのだ。

話しかけられた相手が何処の誰であるのかは、ほとんどの場合、私には分かっていない。

先日も札幌で大道芸を見ていたら、数人から「帯広の坂本さんでしょう?私、大道芸が大好きなんです。また来年も見に行きますから・・・云々」と声を掛けれらたし、某デパートの催事で試食していたら店員さんが「手品で消さないで下さいね」と言うので「私のことを知っているんですか?」と聞いたら「私、大道芸の大ファンですから・・・」」と言う。

昨晩も温泉銭湯で「社長!いつ何でも鑑定団に出るんですか?私もあの番組が好きなんですよ・・・」と声を掛けられた。

相手側は、どうやら私の顔と名前と趣味などを知っているようであるが、私には相手の名前がどうしても思い出せない。

元々、他人の顔と名前を覚えることが大の苦手であるが、どうも以前に会って話をしたような気が全くしないのである。

どうやら私が忘れた訳ではなくて、相手側が一方的に私のことを知っているだけのようにも思えるのだが・・・。

昔から新聞やテレビにはちょくちょく顔を出しているから、相手が私を以前からの知人であると錯覚しているのかもしれないなぁ〜。

名前を尋ねるのは失礼な気がして、ついつい相手を知っているかのようにして話を合わせてしまうが、逆にこれの方が失礼なのかもしれない。

相手側が最初に名前を言ってくれれば良いと思ったのだが、私ならきっとその名前と顔が一致しない場合の方が多いだろうし、そうなるともっと失礼になるであろう。

記憶力には相当な自信があって、かなり細かいところまでハッキリと覚えているのだが、事、他人の顔と名前だけが覚えられないのである。そう云う人は自己中心的な人間だというから、きっと私は自己中心的な人間なのであろう。

顔の自動認識装置というのが開発されたそうだから、SF映画にあるようにそう云う機械が眼鏡型にコンパクトになって会う人毎に名前などが分かるのは便利かとも思うが、かえって煩わしいだけかも・・・。

まぁ、これからは少しは顔と名前を覚える努力をすることにしよう。


■2014-09-18-Thursday 蕁麻疹

8月初旬からジンマシンに悩まされていたが、

忙しくてず〜っと病院に行けなかった。9月3日になって、ようやく厚生病院の皮膚科を訪ねて血液採取をし、薬を2週間分もらって、今朝、再び検査結果を聞きに行ってきた。

医者に診てもらう前の自己診断では、食物アレルギーかな? ハウスダストやダニかな? それともストレスかな? と勝手な憶測を巡らして、果ては「もしも蕎麦アレルギーだったら、大好きな蕎麦が食べられなくなってしまう」とか「小麦アレルギーだったら、もう食べるものが無くなってしまうな」とかの心配ばかりしていた。

9月3日に医者から処方された薬を飲み始めてからは一度もジンマシンは発症しなかった。

10:00〜10:30の予約診療なので9:35に病院に着き、皮膚科の前で待っている。呼ばれたのは10:30。この間の約1時間は持参した本を読んで待っているのだが、そもそも病院の待合室と云う場所が大嫌いなので、本を読んではいても、どうにも落ち着かないのだ。

近くに座った人が、コホン、コホンと咳をする度に、何かの病原菌が振り巻かれているじゃぁないかと思って心配になる。

幼少の頃に、病院に行く度毎に、何かしらの別な病気をもらって帰ることが多かったことが心理的に影響しているのかもしれない。病院に行くことが一種のトラウマになっているのかもしれない。

だから、未だに病院に行くことが大嫌いなのである。他人のお見舞いですら病院に行くことも嫌だし、自分が病気であっても極力病院には行きたくないのである。

病院で待っている時間というのは、私にとっては不安で嫌〜な時間なのである。病院の中は暖房が効いていてかなり暑い。そこに不安が加わるから、暑さの汗とストレスの冷や汗を合わせてかいてしまったようだった。

ようやく診察室に呼ばれ、医師からは「ハウスダストもダニによるアレルギーもないし、食物のアレルギーもない・・・」と言われてようやく安心した。後はストレスぐらいしか原因がないのだが、思い当たる様なストレスを感じたこともない。今、病院に居ることの方がストレスである。

結局、ジンマシンの原因は不明のままだ。

医者の処方した薬を飲んでいることで、安心するからジンマシンが出ないのかもしれないなぁ〜。

本物の薬なのだからプラシーボ効果(偽薬効果)というのとは違うのだろうが、医者に対する信頼感が直している側面もあるような気がする。

なんにせよ、素人判断はヨロシクナイようである。


■2014-09-19-Friday 立場

「立場が人を作る」とはよく言うが、

本当にそうだと思う。

ここ最近であるが、私が個人的な立場だけであったなら、きっと、あっさりと断わっている依頼事であっても、公的な立場というものがあって、検討を余儀なくされたり、他の役員に相談して決めなければならないことが多くなっているのだ。

昔から、私は「わがまま」な奴だと友人から言われることが多かった。それは私が嫌なことは絶対に引き受けないからだ。

青臭いと言われればそれまでだが、自分の信条を活かせるポジションなら喜んで引き受けるが、自分の信条を曲げなければ務まらないポジションには就きたいとは思わないのだ。

これは持って生まれた性格なのだろう、一旦、自分の信条を曲げてしまうと自分が壊れてしまうのではないかと云う恐怖感のようなものが内面に存在している。

自分の信条通りに、言いたいことを言い、行動する。例え、ある過程で、とあるポジションに就いたとしても、そのポジションを守ることより、自分の信条を優先してきたから、信条が守れないと判断した時には、その組織から離脱してきたのである。

傍からみれば、それが「わがまま」に映るのだろう。

だが、もしも、私が自分の我を殺して、その立場に居続けたとしたら、私は悩み苦しんでしまい私の精神の方が崩壊してしまうかもしれないと感じるのだ。

しかし、何もかもを自分の思い通りにしたいという独裁者的な感覚でいる訳では決してない。皆で話し合った結果が本質から逸脱さえしていなければ、私と意見が異なってもその決定には勿論従うし、その決定が成就するように最大元の努力は惜しまないのである。

しかし、本質から離れた決定には、私の良心が従うことはできないから、その組織を離れるしかなくなるのである。

そういった事がこれまでにはかなり多かった。若かったから過激に尖っていたのかもしれない。

でも、私も年を取った。昔よりはかなり柔軟になってきていると思う。おかれた立場上での社会性を考えると「仕方がないなぁ〜」と思うようにもなってきた。

これが、果たして良いことなのか、悪いことなのか、まだ判断は付かないが、表層はともかくも、根本の信条だけは曲げたくないと思っている。


■2014-09-20-Saturday 猿の惑星

20日の土曜日は午前中に母を伴って墓参りに行き、

帰りには母の買い物に付き合う。運転手兼荷物持ちの役割である。

母は夕食は我が家で一緒に食べているが、朝食、昼食は自分で作って食べている。年寄りは何もせずに暮らしているとボケてしまうから、少しは食事作りなどの作業をした方が良いと考えているのである。

ただし、足元が覚束ないし、重たい荷物は持てないから、自分の食事用の買い物などをする時は私が運転手兼荷物持ちで一緒に行くのだ。

この日も食材や薬などを購入して家に戻った。

午後4:20から映画「猿の惑星」の最新作を観て来た。

例によって夫婦50歳割引き制度を使っての鑑賞である。

妻はこういうSFものはあまり好みではないようだが、私はこういう映画の方が好きである。

まぁ、例によってまだ観ていない人の為に詳しいストーリーは書かないが、リーダーの資質というか考え方で集団はいかに変わるのかという主題であろう。

論理で集団を引っ張れない者は、恐怖や策略などで集団をコントロールしようとするが、それには無理があるのである。そういう支配はやがて破綻するのだ。例えそれが猿のような集団であってもだ。

私にはこの主題がとても面白かった。

昔のチャールトン・ヘストン主演の「猿の惑星」は猿の特殊メイクが出演者の人数分必要だったから大変であったろうが、今回の映画の特殊メイクをしている役者の数はかなり少ないように感じた。おそらく特殊メイクは数人で、後はCGで合成して猿の数を増やしているのだろう。映画の世界もコンピュータ無しではもはや機能しなくなっているのだろうなぁ〜。

映画を見終わってから、夫婦で焼鳥屋に行って食事をし、その後でカラオケに行ってきた。

二人で採点付きカラオケで点数を競いながら2時間ほど唄ってきた。大声を出して唄うのはストレス解消に最高である。


■2014-09-21-Sunday 後片付け

土曜日は遊んでしまったから、

今日の日曜日は「かずあきの部屋」の整理である。

何せ、色々な荷物を詰め込んでいるから、それを全部、一旦居間に運んで必要なモノと不要なモノの分けて、不要なモノは捨てる作業を半日掛かってやった。

まぁ、モノ持ちが良くて、古い資料が一杯出てくる。

例えば、1987(昭和62)年に帯広青年会議所に入会した「無二の会」の10周年記念の1997年夏休みにおこなったハワイ家族旅行の書類が出てきた。

当時は私が幹事で、旅行会社や、帯広出身でハワイ在住のマリコさんジョージ君夫妻との事前打ち合わせのFAXなどが出て来た。無二の会には医者や歯医者など日程調整が難しい人も3家族いて、日程を押さえたり、費用も積み立てなどを行なったりした。最終的な参加人数も40名を越えたから結構な大事業だったことを懐かしく思い出した。

今考えても、我ながらよくこんな面倒なことをやったものだと感心する。

そうかと思えば、商工会議所の会頭選びで揉めた時の書類も出て来た。あの当時はまだ皆が若かったのだなぁ〜。結構激しい内容の文書も出てきたが、残しておいても仕方がないので、全部破って捨ててしまった。

捨てる資料だけでもゴミ袋6つほどが満杯になったのだから、その量の多さが分かろうというものである。

モノ持ちが良いと云うのも考えものだなぁ〜。

この書類を破って捨てるという作業も結構、足腰に負担が掛かるものである。夕方になったら背中の筋肉が攣ってしまった。

夜に温泉銭湯に行ってマッサージを受けてきたが、馴染みのマッサージさんも驚くほど足腰の筋肉がパンパンに腫れていた。

慣れない体勢の作業は身体にこたえるものである。

それでも、何とかかんとか「かずあきの部屋」も整理をすることが出来た。しかし、会社も自宅もまだまだ未整理のものであふれている。

今度は中身をいちいち確認しないで、思い切って捨ててしまおうかな。


■2014-09-22-Monday 食事のスピード

連休の狭間の平日であるが

地元の金融機関のゴルフコンペが22日(月)に開催された。

9月11日に予定していたコンペが、当日朝からの大雨で中止になったものを、この22日に延期したのである。

前日の後片付けで足腰の筋肉が痛いところにもってきて、開催場所が昇り降りがきつい帯広カントリークラブ新嵐山コースである。

どうも今年は万全の状態でのゴルフが出来ない年であるようだ。

9月初旬に届いた新しいドライバーは、14日のコンペでいきなり使用して痛い目にあったので、今年の本番での使用は封印することにして、以前から使っているドライバーを持って行ったものの、この日も、球が荒れて、どこに飛んで行くのか分からない状態である。OBこそ出さなかったものの、チョロやザックリなどの寄せでのミスも目立つ。

なんだか、すっきり気持ち良くプレーができない。

足は攣りそうになるし、背中は痛くなるしで、散々な成績であった。

夕方に長女が帰郷してくるので、表彰式もパスして自宅に戻る。

娘は、可愛がってくれている祖父の顔を見に戻ってくる。

今年の1月に祖父が入院してからは僅かな暇が出来ると戻って来る。祖父も今は退院して自宅で療養しているが、シャキッとした姿を孫に見せたいと思うのか、気張るので緊張感が出て生活にメリハリが出るから、ベッドに寝ているよりも具合が良くなるようである。孫の顔を見ることが一番の薬になるようだから娘も帰郷するのが嬉しいようである。

娘に「夕食に何が食べたい?」と妻が聞くと「北海道のジンギスカン!」と言う。母の手料理のリクエストではないところが・・・。

北海道に電話すると月曜日は定休日である。それなら寿司が良いということになって母を連れて4人で回転寿司屋のなごやか亭に行った。

母と私と妻はいつものペースでサッサと食べ終わったら、娘はまだ途中である。娘がまだ食べているのに、デザートのソフトクリームを注文して娘から顰蹙をかったのであった。

「どうしてそんなに食べるのが早いの?」と娘が聞く。坂本家は食べるスピードがやたらと早いのである。外食する時はいつも、一番最後に店に入ったのに、一番最初に店を出るほどなのだ。

娘は高校の時から地方の学校に行って寮生活をしていたから、我が家の食事のスピードに慣れていないのだ。

この際だから、我が家も娘を見習って、ゆったりと食事をする習慣を身につけたいものである。


■2014-09-23-Tuesday 娘のおごり

今晩は娘が私達夫婦に夕食をおごってくれると言う。

去年、帰郷した息子が「就職して給料をもらえるようになったからお父さんとお母さんに食事をご馳走してあげる」と言って、六花亭本店の2階にあるレストラン「ホーム」でステーキを奢ってくれた話をしたら「まだ金額は少ないけれど給料をもらえる身分になったから、じゃぁ私も、・・・」と云うことになったのである。

「居酒屋程度の安い店でも良いんだよ」と言うと、「いや、弟には負けられない。同じレストランで・・・」と云う。

長女が末子に負けてはならじという意地なのかな?

いずれにせよ、子どもから、自分で稼いだお金で奢ってもらうというのは親としてはまことに嬉しいことである。

私は、そんな殊勝なことを親にしたことはなかった。

私の場合は、プロマジシャンになりたいと云う私の希望を父親の反対でダメにした。大学生の時には就職活動なんてものは一度もしたことがなかったから、結局、父親が経営する会社に入社するしかなかったし、親の自宅で親と一緒に生活をしていたので、給料をもらったとは云っても、何だか父親からおこずかいをもらっているような感じしかしなかったのだ。

だから、初めてもらった給料で親に食事を奢るなんて発想はまったく無かったのである。

我が家は娘も息子も3人とも、高校生の時から、地元帯広を離れて、親元からも離れた寮生活をしているから、大学の4年間だけ家から離れて、卒業したらまた自宅に戻ってきた私や妻とは「家」というものの感覚が異なるのかもしれないなぁ〜。

何にせよ、子どもが自分で稼いだお金で、親に食事をご馳走してくれるというのは、親にとっては感無量の嬉しい出来事である。

母と私達夫婦と3人でご相伴に与ったのであったが、いつもよりも美味しく感じたのは言うまでもない。

食後に母だけタクシーに乗せて自宅に帰し、3人でカラオケをすることになった。

いつもは妻と2人で採点で競っているが、今日は娘も交えて3人で点数を競うことにした。

カラオケ店ではいつもの部屋と違う部屋に通された。機械も違うし、採点方法も違うシステムであった。同じ店でも異なる機械を入れているのだなぁ〜。

いつもの採点方法では妻は90点以上がなかなか出ないのに、今日のシステムは点数が甘いようで、3人とも全曲に90点以上が出た。

唄が上手い家族なのか、それとも単に採点システムが甘いのか・・・。

何にせよ、高得点に気分を良くして帰宅したのであった。


■2014-09-24-Wednesday 早いなぁ?

神戸市で行方不明になっていた

小学1年生女児の遺体が入ったポリ袋が昨日23日に神戸市長田町の雑木林で見つかったと云うニュースが朝の番組で流れたが・・・。

このニュースでは、遺体が発見された雑木林は、県警が捜索していなかった場所だと云うから、県警も何を捜索していたのだろうかと訝しく思っていた。

ところが、昼のニュースでは、もう容疑者を逮捕したと云うニュースが流れたから、随分早い逮捕だなぁ。兵庫県警って優秀なのかトロイのかよく判らん組織だなぁとの感想を持ったのであった。

夜のニュースでは、容疑者は近くに住む47歳の男で、遺体が発見されたポリ袋の中から、容疑者の名前が書かれた診察券やタバコの吸い殻が見つかり、吸殻から検出されたDNAが容疑者のものと一致したと云う。

それを聞いて???

そんな馬鹿な! それなら自分を捕まえて下さいと言っているようなものじゃぁないか!

県警の取り調べに対しても容疑者は黙秘していると云う。

何だかシックリこないなぁ。

誰かがこの容疑者を犯人にする為に、証拠となるようなモノをわざとポリ袋に入れたんじゃぁないか。と云うのが推理小説や刑事ドラマの常套手段であるからだ。

自供だけで犯人にすると、また冤罪事件の可能性もあるから、いずれにしろ警察はシッカリと調べることが必要だろう。


■2014-09-25-Thursday テレビを

テレビを見ていて思うところが多々あった。

まずは、朝の連続テレビ小説「花子とアン」である。山梨県の甲府市が当初の舞台と云うことも一因となってず〜っと見続けたのだ。

我が家の祖父が山梨県出身であることから、大学生の時より何度も甲府を訪ねていて、甲州弁が懐かしく感じられたことから何となく気になって毎朝見ていたのだが・・・。

その「花子とアン」も今週末で終了し、来週からは北海道の余市を舞台にしたニッカウィスキーの創始者である竹鶴政孝とスコットランド人の妻リタをモデルにした話になると云う。

「花子とアン」のストーリー展開のスピードが終盤に掛けてかなり速くなってきた。いきなり話が1年2年先に飛んでいく。それに合わせて役者のメイクがいきなり老けていく。

この種のドラマの最後は大団円で終了と云うのがパターンであろうが、どう云う結末になるのかとても楽しみにしていたのに・・・。

「赤毛のアン」を出版する会社の社長役に脳科学者の茂木健一郎をあててきたのは一体どういうつもりだったのだろうか。茂木の演技はド素人もいいところで、セリフは棒読みで周りの役者からも浮いていた。なんでこんな重要な場面で登場するのが彼なんだ! 評判が良いことを、最後にぶち壊して終わりにしたかったのだろうか? 演出家の意図がまるで理解できない。後2回の放送で最後は一体どうなるのだろうか? 逆に興味が湧いてきた。アッ!これが演出者の仕掛けだったのかな?

18:30からのマジック教室の指導を20:00に終えて自宅に戻ると妻が「早く温泉に行って22:00からのテレビを見たい」と云う。

妻が先週の放送を見て気になり、今日の最終回を見たいのだそうだ。

ドラマの題名は「昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜」と云う番組で「不倫」のドラマらしい。何でこんなドラマを見たがるのだろうか?初回から見ていたわけではないし、それも最後の2回だけ・・・。「不倫」の結末がどうなるか気になるのであろうか?それとも妻に不倫願望でもあるのかしらん。アブナイ、アブナイ。

私は隣の部屋で、録画しておいた23日放送分の「開運!何でも鑑定団」を見ていた。私への出演オファーはその後も何の音沙汰もなく保留のままだ。マジシャンの間では超有名人でも、世間的はまったく無名である松旭斎天一の書なんて世間にはほとんど流通していないから、この書が真筆であるかどうかを鑑定出来る鑑定人が見つからないのであろうが、どちらにしても早く結論を出してもらいたい。

周りの人から「いつテレビに出るの?」と聞かれる度に「まだ決まらないんですよ」というのも結構シンドイものである。

24日19:00から放送された「ザ・世界仰天ニュース」の特番を見ていたら、長野建設業協会の企業年金横領事件が出てきた。事務局長(?)だった坂本某が一人で23億円もの横領をしたという事件である。

この坂本某が逃亡先のタイで逮捕されたのは記憶に新しい。結局、この事件は勿論のこと横領をした犯人が悪いに決まっているが、こういう犯罪を起こさせるような協会側の体質にも問題がある。

こう云った協会や協同組合みたいな組織は、色々な会社が集まっているから、自分の会社の様には、シビアに会計や事業の監査を行なわない傾向にある。所詮は他人のお金と云う意識が根底にあるからだろう。

だが、この番組で紹介していた手口は実に単純で、直ぐにでもバレそうなものなのに・・・。

最初は、協会買い置きの切手の十数枚の換金がスタートで、バレないからと犯人が段々と手段をエスカレートさせていく様は、犯罪を起こさせているのは協会側のずさんな体質にあるということが分かる。

もう少し、協会の理事者たちがキチンとした運営をしていたら、こんな犯罪は未然に防げたかもしれないのだ。

ただ、それにしても、この坂本某の金の使い方には呆れてしまった。毎日100万円ずつ使っても1年365日で3億6千5百万円である。つまりは23億円と云えば、毎日、毎日100万円ずつ使っても6年半も掛かるほどの金額なのだ。

銀座のホステスに入れあげたみたいだが、無茶苦茶な使い方である。

この協会はこの23億円以外にも、投資の失敗の78億円(?)だかも負債を抱えることになった。結局、無責任でずさんな運営のツケは加入者に回されることになる。

こういうバカげた事件で得をしたのはホステスだけというのが、実にアホらしい事である。


■2014-09-26-Friday ウィキペディア

Wikipedia(ウィキペディア)と云う

Web上で、誰もが書き込みが出来て、少しずつ情報が加味されていく「百科事典」みたいなものであろうか。

ここに誰が書き込んだのか知らないが「サニーデパート」という、我が社の旧名の項目が掲載されている。

ここに、これまた誰が書き込んだのか分からないが「ドリカムの吉田美和が高校を卒業する際のコンサートをサニーデパートの屋上でおこなった」という間違った情報が掲載されていた。

先のブログにも書いたから、詳しいことはここでは省くが、この場所に関しては「屋上」と「6階大ホール」の2説があって、私もどちらが正しいのか分からなかった。

8月18日付け十勝毎日新聞紙上の私が執筆を担当する「論壇」欄で「サニーデパート」と題して、サニーデパートの歴史を書くにあたって、当時の関係者を取材して、当時のパンフレットに載っている内容を確かめ「6階大ホール」説が正しいことを確認して掲載したのだが・・・。

新事実として1984年の3月10日と翌11日の二日間に渡ってのコンサートであったことも分かったのだった。

先日、ウィキュぺディアの「サニーデパート」を開いてみたら、ちゃんと「6階大ホール」に修正をされていたので一安心した。

私の性格上、間違った内容をそのまま掲載されていると、どうにも落ち着かないのであるが、今回、これで正しい情報に変更されたのでようやく心が落ち着いたのであった。

でも、いったい誰が修正してくれたのであろうか?

私はコンピュータには疎くて、ウィキュぺディアの内容を変更するような事は出来ないし・・・。

少なくとも、十勝毎日新聞か私のブログの読者でなければ「6階大ホール」が正しい情報だとは分からないはずだが・・・。

まぁ、詮索する必要もないが・・・。

でも、世の中では依然として「屋上」説が流布しているようである。

そもそも、この「屋上」説って、それこそ一体誰が言い始めたのだろうか?

一日も早く「6階大ホール」の正しい情報に全部が修正されることを祈っている。


■2014-09-27-Saturday 土曜日の過ごし方

依然として足腰が痛い。

このところの部屋の後片付けやゴルフなどの疲れがかなり溜まっているようだ。

馴染みの治療院に電話してみたら、午前中なら空いているというので治療をしてもらったが、全身がガチガチに凝り固まっていると云う。馴染みのよしみでいつもよりも30分も長くサービスで揉んでくれたお陰でかなり動けるようにはなったが筋肉の痛みはとれていない。

完全回復までは、もうしばらく時間が掛かりそうである。疲れが取れにくくなっているというのも老化現象なのだろうか。

自宅に戻って昼食を取ってからは、治療の「揉み返し」が出てきたのか身体がダルクなったので、1時間ほど昼寝したらかえって身体が疲れたのであった。

昼のニュースを見たら木曽の御嶽山が噴火したというニュースである。予測は出来なかったようで、突然の噴火であったらしい。しかも土曜日であるから登山客も多かったようである。

ニュースの映像を見ると、地下水がマグマの熱で沸騰した「水蒸気爆発」のように見える。高温の火砕流が発生したらかなりアブナイ状況だが、それでも火山灰で真っ暗になって視界不良になるであろうし、肺に入ったらかなり危険であろう。登山者が無事に下山出来たら良いのだが・・・。

昼から買い物に出掛けた。今日の夕食は私が作ることになっている。簡単なもので良いと言うのでラーメンを作ることにした。

私が作るラーメンはタレと具にこだわるのである。具は、モヤシ、挽肉、チャーシュー、メンマ、麩、海苔、長ネギである。タレは市販の醤油タレを基にして色々な調味料やモノを入れて味を変えるのだ。

概ね好評であった。

妻が食事の支度をしない分、食べ終わった後に時間が空いたので、カラオケと映画に行こうと言う。

最近、妻はカラオケで高得点を出すことに執心しているようだ。1時間だけカラオケを付き合い、20:50から映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」を観た。観客数は12名ほどだが、その中に2組の知り合いがいた。

アメリカの漫画を基にした映画であるから、日本人にはイマイチ細部のストーリーが理解出来ない。この映画に出てきた「コレクター」の場面は以前に別な映画でも観た様な気がするし、この映画の予告編で観たのかもしれない。どうも記憶力が曖昧になっているようだ。

徒歩で自宅に戻ったが、全身が痛いのでお酒を飲まずに寝たが・・・。

夜中の1時に寝室の電波時計が激しくグルグルと回る。以前のブログにも書いたが、この時計がグルグル回ると1〜3日以内に震度3〜5クラスの大きめの地震が起きるのだ。御嶽山が噴火もしたことだし心配である。


■2014-09-28-Sunday 日曜日

天気晴朗なれどゴルフ無しと云うこと

で今日は母の買い物の運転手兼荷物持ちである。

買いたいものは、鉢植えの土、薬、靴下、食品、花などだと云う、母は足も悪いから、なるべく一ヶ所で買い物を済ませたいので、日甜のスーパーセンターのホーマック、薬のツルハ、ユニクロ、イトーヨーカドーに行くことにした。

このスーパーセンターは地図上で見れば、一ヶ所に固まっているように見えるのだが、しかし、実際にはそれぞれの店と店との間は結構距離がある。駐車場も広いから駐車場内の移動だけでも重い荷物を持って歩くのは結構大変だ。

足の悪い母には徒歩での移動は無理である。だから、車で行っても、買い物の都度、店の出入り口近くまで車を移動させるので、駐車場内をあっちこっちと運転して移動しなければならない。

誰もが考えることは同じで、客はなるべく自分の買い物をする店の直ぐ側に駐車したがるようである。

広い駐車場も店から遠いところはスカスカなのに、人気店が集中している処の駐車場には車が何台も待っているのだ。

今回の私の買い物は足の悪い母が居るから、なるべく店の近くに停めたいと考えるはごく当たり前だと思ったのだが・・・、帯広人は歩くのが嫌いだという変な定説があるようだが、少しは歩けよ!

最後に食品を買いにイトーヨーカドーまで行ったが、ここの店内もかなり広い。母に付きっきりでいないと迷子になりそうである。

今後、老人が増えてくると、自分では運転出来なくなってくるだろうから郊外型の大型駐車場を持つスーパーや、店内が広過ぎる店は足の悪い老人には流行らなくなるかもしれないなぁ〜。

最後に六花亭で夕食後のデザートにお菓子を買ったが、母が買ったのはおはぎ、マロンパイ、ポテトパイ、郭公の里、玉がしわである。随分とたくさん買うものだと思いながら見ていた。しかも、この中のおはぎとマロンパイは賞味期限が今日中だと云う。

買い物くらいは母にもさせないとボケてしまうのではないかと思って財布も持たせて自由にさせているのだが・・・、私達夫婦の分も一緒に買ってくれるのは有り難いのだが、食後にこんなに甘いものを食べたらまたまた太ってしまうではないか。

そろそろ財布も管理しなきゃいけないかなぁ〜。でも、私は金遣いが荒いから信頼されていないしなぁ〜。


■2014-09-29-Monday 御嶽山

連日、御嶽山の噴火のニュースである。

先のブログにも書いたが、今回お亡くなりになった方々は不運としか言い様がない。噴火が、もしも、平日の夜中とかであったなら犠牲者数は少なかったであろうが・・・。

紅葉シーズンの土曜日の昼で天気も快晴と云う条件ならば、きっと山好きの人なら山に昇りたくなるのであろうなぁ。

無事に下山できた人が、ヘルメット代わりに頭上にリュックを乗せながら降りたそうだが、中に入れていた水筒がペシャンコになっていたという。

噴火の勢いで飛びだした火山弾のスピードは時速270kmにもなるというから、こぶし大の大きさぐらいのモノが頭を直撃すれば命の危険があるだろう。犬小屋ほどの大きさの岩も降ってきたというから、そんなものが直撃すれば山小屋だって危険である。

有毒な火山ガスもあったようで、山頂の火口付近で風下に居た人たちは、その有毒ガスを吸ってしまい意識を失ったようである。

心肺停止の人で、まだ現場から降ろせない人も40人近くはいるというから犠牲者数は50名ほどにもなるであろうか。

急に山が噴火した時に、水蒸気噴火なのかマグマ噴火なのかを瞬時に判断することは専門家でもできないだろう。自分が立って居る場所から下山するのか、それとも山小屋に非難するのかの判断だって難しいだろう。

偶然にも様々な条件が悪い方に重なった方々が命を亡くし、紙一背で助かった方々も居る。運命と言ってしまえばそれまでだが、一体何がその差になるのだろうか?亡くなられた方々のご冥福を祈る。

29日昼に国土交通省の観光庁から会社に電話が入った。

10月1日に予定していた「観光庁発足6周年祝賀会」を中止するというのである。理由はこの御嶽山の噴火である。御嶽山の噴火は国土交通省の管轄であろうから、このような時期に祝い事などやっている場合ではないという判断なのであろう。まぁ、もっともな理由ではある。

私は、2005年に国土交通省から「北の屋台」を創った功績によって「観光カリスマ百選」に認定されている。「観光カリスマ」とは全国各地の観光事業などに功績のあった人を、百人選んで認定し、後進の指導などを行なって観光事業を推進する役割がある。

今回の「観光庁発足6周年祝賀会」の案内も、その立場によってなされたものだが、旅費宿泊費が支給される訳ではない。

しかし、・・・2日前に急遽中止と言われても・・・。

会場がある東京近辺で日帰りが可能な人は、簡単にキャンセルができるであろうが、北海道在住では、そう簡単なことではない。

飛行機にはキャンセルが不可能な種類のチケットがあるのだ。ホテルも2日前ならキャンセル料が掛かってしまうホテルだってあるだろう。

地方在住の人間が東京中心のイベントに参加するには、こういったリスクもあるのである。


■2014-09-30-Tuesday なんでも鑑定団

30日21時から放送のテレビ番組

「開運!なんでも鑑定団」(テレビ東京系)を見ていたら・・・。

私は昔からこの番組の大ファンで、帯広市にテレビ東京系列のTVHの放送が映らない時にも、この番組見たさにケーブルテレビを入れて見ていたほどである。

番組中には「出張!なんでも鑑定団 in ○○」と云う、全国の地方都市に鑑定人が出張して、その地方のお宝を鑑定するコーナーがある。

今日は「神奈川県大和市」であった。

見ていたら、大きな「人魚姫のブロンズ像」を出品した人が居た。この大和市の名士で私学の学校を経営している方のようである。

どうも、どこかで見た事があるような像だなぁと思って見ていたら、私が10年程前に、帯広市内の骨董屋まがいの店から買ったモノと同じような品物である。

隣の部屋で別な番組を見ていた妻に「オ〜イ!こっちにおいでよ、面白いものが出品されたよ」と呼び掛けたのであった。妻は骨董品などにはまったく関心がないから、この番組はいつも見ていないのだ。

同じモノが我が家にあって、その値段が高ければ妻に自慢出来ると思ったのだが・・・。

この出品者曰く「骨董屋からは最初に400万円でと言われたが、すぐに100万円に値を下げたので買った云々・・・」と云う。

そうか400万円の価値があるモノなのかと思っていたら・・・。

鑑定結果は中国製の安モノで何と10分の1の価格の10万円であった。

出品者はガッカリした様子であったが、それ以上に私がガッカリした。

その様子を見て、妻が「あなたは一体いくらで買ったの?」と強い口調で迫る。

私は出品者よりは安く買ってはいるのだが・・・。

結局、私の眼にケチが付き、妻からも蔑みの冷たい視線を浴びただけであった。

それにしても、あの骨董屋め〜。

この私を騙すとは言い度胸をしていやがる。

でも、もうその骨董屋はすでに潰れてはいるが・・・。

やはり不誠実な商売をしている店の寿命は短いのであった。

この番組に出てニセモノだっただとか、価値が低いモノだったなどの評価を受けてガッカリする人の姿をこれまでに何人も見てきたが、その度に「お前の鑑定眼が低いからだよ、騙されやがってバカだね〜」と、私はさも鑑定眼があるつもりで高所から見てきたのだが、今回の一件でその自信が一挙に無くなってしまった。

こうなって来ると、先にこの番組のディレクターから出演オファーがあって未だ保留の状態になっている、私が所有する明治のスーパーマジシャン「松旭斎天一」の書の真贋もアヤシクなってきたぞ。

早く鑑定してもらいたいなぁ。