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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2014-08-01-Friday 何か変だぞ!

朝のワイドショーでは

北海道東ではサンマがまったくの不漁であるそうな。逆に東京近郊の相模湾ではマグロが釣れているとの報道である。

日本海側では深海魚のダイオウイカが数匹も捕れているようであるし・・・。

海がオカシイぞ!

海水温の上昇云々と言われているようだが・・・。

昨日と今日の帯広の外気温も何だかオカシイ。

太陽の熱さが尋常ではない。北海道の太陽というよりも、まるで赤道直下の太陽の強さのようである。汗が止まらずにシャツもパンツもビチャビチャである。

地球環境がいよいよ破滅的な状況になっているのではなかろうか?

今年はオカシナことが多過ぎるように感じるのだ。

日本中いたるところで大きな竜巻が発生するし、局地的な大雨も多いようだ。ニュースを見る度に、自動車が鉄道線路の下をくぐる地下道路での水没している場面が随分と出てきた。

7月2〜3日にかけては長崎では3時間で200ミリという大雨が降った。なんでも50年に一度の大雨だそうだが・・・。

なんだか、最近ニュースを聞く度に、やたらと50年に一度とか、100年に一度とかのセリフを耳にしているように感じる。

出される警報もやたらと「経験したことのない・・・」大雨だとか強風だとかという表現が使われるが、日本人はここ最近は随分と経験させられているのではないか。それほど頻繁にスゴイ災害が起きている。

そんなに今年に100年に一度の災害が集中しているのか?

東京の三鷹では6月24日にパチンコ玉大の大きな雹(ひょう)が降ったりもした。台風も以前よりはかなり大型化しているように感じる。

小笠原諸島の西之島は海底火山の噴火によって現在も成長を続けていて、島が元の大きさの倍以上の大きさにまでなっている。

富士山の噴火が近い様な噂もあるし、学者の間では富士山の歴史を調べると過去3200年で100回も噴火していると云う、単純に割れば30年に一度の割合で噴火していることになる。しかし、一番最近の富士山噴火は300年以上も前の1707年だというから、いつ噴火しても不思議ではないそうな。去年だったか、富士五湖の一つの湖の水が極端に減少したというニュースを見たが、その後どうなっているのだろう。

富士山が噴火した火山灰で羽田空港や成田空港への飛行機の離発着は出来なくなるという。コンピュータにも影響があるそうだ。そうなると単に静岡県と山梨県だけの問題ではなく神奈川県や東京都や千葉県までもかなりな被害を受けよう。

まさか世界遺産に認定されて登山客で儲けるために、噴火を連想させるような報道は控えていたりして・・・。

ついこの間は、札幌方面にPM2.5が飛来してきて外出を控えるようにという警報が出された。同じ日に十勝でも煙が掛かったような変な天気であった。シベリアの森林火災の煙が偏西風に乗って飛来してきたようだが、中国の大気汚染物質のPM2.5も同じ様に飛んで来ているのではなかろうか?

日本では地震もまだ頻繁に起きているし・・・、四国から南九州にかけての南海トラフの巨大地震が起きたら一体どうなるのだろう?

政府は川内原発を再稼働させたい意向のようだが、日本は地震だけではなく火山の噴火も怖い。こんな国なのに原発を再稼働させてメルトダウンが起こったら福島第一原発の二の舞以上の惨事になる。

北電も値上げを申請した。原発を早く稼働させないとドンドン値上げを繰り返すぞ!という脅しであろう。

この国のお偉方の頭の中は金・金・金で一杯なのだろう。金よりももっと大切なことがあるだろうに・・・。

日本以外でも今年1月にカナダのナイアガラの滝が寒波で凍ったというニュースも見たが、逆に6月にはインドの首都デリーで最高気温が47.8℃になったというニュースを見た。もはや地球上のどこに逃げても無駄なのか?

地球は一体どうなっているんだろう?


■2014-08-02-Saturday この暑さの中を

昨日1日の帯広の外気温は

34.0度もあった。隣町の芽室町では35.8度であったという。

1日夜に会合があって19時に街へ出たのだが、スゴイ数の人が出ている。我が社の向かい側の元北洋銀行跡地では昨晩からビアガーデンをやっているが、そこは満席状態である。これだけ気温が高くなると外でビールを飲みたいと云う気持ちを皆が同様に持つのであろう。混んでいるのはここだけではない。この夜の飲食店街はどこも超満員であった。

私がこの日飲んでいた店にはクーラーが無いようで、ビールを飲むそばから汗で流れていく。

背中のシャツがビチャビチャに濡れて肌にベッタリとくっ付いて気持ちが悪い。最近、身体に出ているジンマシンも出始めたので、早目に切りあげて自宅に戻って冷たいシャワーを浴びたのだが、逆に身体がほてってしまって暑くて寝苦しい。妻にクーラーを入れて寝ようよと言ったのだが、身体に悪いからダメだと云って入れさせてくれない。むしろ眠れない方が身体に悪いような気がするのだが・・・。

翌2日の帯広も暑い。今日も30度以上は確実にあるであろう。

そんな猛暑の中を、何とゴルフに行って来たのである。

私は暑いのは大嫌いである。

最近太ったせいなのか、それともサウナ風呂に行きつけているせいなのか、やたらと汗をかくようになった。

25度を超えると背中を汗が伝って落ちる。一昨日から汗をかき過ぎて身体がダルくて調子がイマイチである。

妻は「止めたら?」と言うが・・・。

この日のコンペは帯広市内の病院主催のコンペであるから医者が多数参加しているから、万が一倒れても大丈夫だと言って参加したのであった。

タオルを4枚も持参したが、すぐにビチャビチャになる。着ている服も全身が汗でビチャビチャである。

水分を摂らなければ脱水症状を起こしそうだから、ペットボトルを4本も飲みながらプレイした。

案の定、集中力もなくスコアは最低であった。

そんな中で主催者の80歳になる医者が、この日77打のベストグロスで上がって来て60回目のエイジシュート(年齢よりも少ない打数で上がること)を達成したというから驚きである。

スゴイ人が居るもんである。


■2014-08-03-Sunday 今日も

今日の日曜日も暑い!

暑い時に暑くならなくては、世の中の景気も良くはならないであろうからこの時期の暑さはまだ我慢しようと思えるが・・・。

今日もこの暑い中をゴルフに行って来た。

まだ昨日ほどの暑さではないように感じる。若干だが過ごし易い。身体が暑さに慣れてきたのであろうか?

この3〜4日間のうだるような暑さの中で、毎日毎日大量の汗をかいた。

おそらくゴルフをやった日は3リットルくらいは汗をかいているかもしれない。それほど着ている服に染み込んだ汗の重さを感じるのだ。

暑さのせいと、やたらと水分ばかり摂っているから、お腹が水分でタポタポしていて満腹感が有り、そのせいで食欲も減退している。

昼食もゴルフ場でザルラーメンを食べただけである。

ゴルフもカートには乗らずにキッチリと歩いたから、運動量も多い。その分で少しお腹の脂肪が減ったような気がするのである。

夏痩せとはまた少し違うような感じがする。

今日は、昨日のゴルフの時にかいた汗の量の半分程度しか汗をかいていない。風が涼しくて気持ちが良い。かなり気温も落ち着いたようである。

そのせいか昨日のスコアよりも6打少なく上がることができた。

が、気に入らないのは、ドライバーの球の高さである。去年から較べても極端にヘッドスピードが落ちているようで、球が上に上がっていかないのだ。当然ながらその分だけ飛距離が落ちる。球筋も本来のフェードよりもスライスという感じである。シャフトの固さにスイングが付いていけていないような気がするのだ。

昔使っていた古いドライバーを引っ張り出してきて試してみようかとも考えている。

でも、お腹が引っ込んで少しスイングスピードが速くなったら、また元に戻るかも・・・。

でも、太ったことで球が遠くに飛ぶようになったのも事実だしなぁ〜。

痩せるべきか、痩せないべきか、それが問題である。


■2014-08-04-Monday マスコミは

日本のマスコミのご都合主義には呆れてしまう。

姿勢に一貫性があまりにもなさすぎる。

詐欺の容疑で国際手配されていた、女性タレントのローラのバングラディッシュ人の父親が捕まった。

保険金詐欺の容疑であるらしい。

この詐欺にはローラは関わっていないらしいから、ローラに罪があるわけではない。

私もこの父親が捕まったことでローラの芸能活動に何等かの支障があってはいけないと考えている。

父親もローラも成人なのだから、親娘だからと言ってその罪に連座する必要などまったくないと考える。

しかし、一方で、みのもんたの息子が起こした窃盗事件は一体どういう扱いであったのか思い出してみるといい。

みのもんたが犯罪を犯した訳ではない。成人して家庭も別に持っている息子が起こした犯罪なのに、みのもんたは叩かれたではないか。

ローラは若くてカワイイから・・・

みのもんたは中年で生意気だから・・・

ローラは今とても人気があるから・・・

みのもんたはギャラが高いからそろそろ・・・

どう云う基準で扱い方が変わるのかしらないが、この差はいったいどうしてなのか。

そりゃ〜中年のおっさんよりも若くてカワイイ娘を贔屓したくなるのは人情ってもんだろうが、それにしてもあまりにヒドイ。マスコミの一貫性の無さは今に始まったことではないが・・・。

妻に言わせると「子供は親を選べないが、親には子供を教育する義務がある。その違い」とのこと。なるほど〜。

佐世保の高校生による同級生殺人事件で、父親が3月にこの娘から金属バットで殴られ重傷を負った時に、少女を精神科の医者に受診させたところ、この医者から「一緒に住んでいたら父親の命に危険がある」旨を忠告されたのでマンションで一人暮らしをさせたという記事が新聞に載っていた。

この父親は娘が自分を襲っても、まさか他人を襲うとは考えなかったのだろうか?

この事件でも、週刊誌などは犯人の顔写真までは掲載しなかったが、少女の目鼻を消しているだけで顔の輪郭は載せていた。

おそらく来週辺りになると、この犯人一家の人間関係などが次々と暴かれて掲載されるのだろうが・・・、この事件の場合は、犯人がまだ未成年ということもあるから、親の教育方法や家庭環境といったところに原因がある可能性が大きいであろうが、果たしてマスコミはそこまでやっても良いものなのだろうか?

家族だけではなく親戚郎党まで小さくなって暮らさなければならなくなるだろう。

連座制のようで、可哀想に思える。


■2014-08-05-Tuesday 昼食

このところズ〜ッと・・・。

7月初旬の姪っ子の結婚式用に合わせて、私のお腹周りを少し痩せさせて礼服を新調しなくても良いようにと、妻が6月中旬辺りから、昼食には、ほとんどサラダだけしか入っていない弁当を2人分作って会社に持ってくるようになっている。

その甲斐あってか、少しはお腹周りが細くなり、新しく礼服を作る必要はなくなったのだが・・・。

姪っ子の結婚式も終わったことだし、私はまた大好きな蕎麦を食べたいのだが、妻は「せっかく痩せ始めたんだから、このままサラダ弁当を続けましょう」と言ってサラダだけの昼食が継続しているのである。

炭水化物を出来るだけ摂取しないダイエット法であるらしい。

蕎麦は炭水化物だから、昼食に私が良く食べている「蕎麦定食」なんていうメニューは、蕎麦をおかずにしてご飯を食べることになるので、炭水化物をオカズに炭水化物を食べることになるから、炭水化物を大量に摂取する昼食になるのだという。

最初はサラダだけだとお腹が空いてしまうと考えていたが、逆にサラダは腹持ちが良くて夕食までまったくお腹が空かないのである。

むしろ蕎麦の方がすぐにお腹が空いてしまう。

サラダは食物繊維が豊富だから消化に時間が掛かるのかもしれない。

そんな訳で、このところ会社に出社する時の昼食は持参したサラダ弁当なのである。

今日は午前中に妻の用事があって、久し振りに弁当を作る時間が無かったようで「今日の昼は蕎麦にしましょう」と言う。

私は蕎麦が大好きで、毎食蕎麦でも良いくらいである。昼食に市内の蕎麦屋を毎日1軒ずつ廻って歩くのも楽しみのひとつである。

今日は久し振りに「丸福」」に行った。

すると入口に灰皿代わりの足の付いた吸殻入れが置いてある。しばらく来ない内に、と言っても7月12日以来であるが、ついにこの店も禁煙にしたのであった!

以前は全席喫煙OKなのが、この店の欠点であった。蕎麦は食べる時にズズ〜ッと麵をすすらなければならないが、隣でタバコの煙をスパスパやられると、すする時に咽てしまって蕎麦の香りが楽しめなくなるし、せっかくの美味い蕎麦も不味く感じてしまう。店側が喫煙OKにしているのに、隣の見知らぬ客にタバコを遠慮してくれとは言いにくいものである。これが嫌であったのだ。

これで今度からは気持ち良く蕎麦を手繰ることができるというものである。飲食店は分煙装置を設置出来ないなら全席禁煙にするべきであろう。それが飲食店の作る側としての矜持である。


■2014-08-06-Wednesday すっきりしない

スッキリしないなぁ〜。

STAP細胞騒動の渦中にあった理化学研究所の笹井芳樹氏(52)が自殺した。

私がイメージする科学者というと、世の中の世事に疎くて、生真面目な人というところだが・・・。

この笹井氏も今回のSTAP細胞騒動では自身がかつて経験したことのないような事態に追い込まれてしまったのかもしれない。

この自殺の責任は理研の対応のまずさにあるだろうと科学の素人である私は考える。

科学の世界なら、実験に失敗は付き物なのだから、STAP細胞があるのかないのか、さっさと白黒ハッキリさせて、次の段階に進めば良かったと思うのである。

中途半端な対応をするから生殺し状態にさせられて、毎日針のムシロの上に座らされていたから精神を病んだのではないだろうか?

小保方女史は200回もSTAP細胞の再生実験に成功していると豪語していたのだから、その201回目をサッサと成功させて見せれば良いのである。それですぐに次の段階に入れるのに、やれNHKに追いかけまわされて怪我をしただのなんのと口実を設けて逃げているようにしかみえない。

これでもしも、実験そのものが不正でしたなんてことになったら、取り返しのつかないことをやったことになる。

思い込みの激しい人というのは、夢と現実の区別が付かなくなって、夢を本当のことだと心底思い込むものらしい。そうなると単に「嘘」というものとは別の「ウソ」になってしまい。他人にとってはウソであっても、本人にとっては現実だということになるから、判断が難しくなる。

詐欺師と一括りにしてしまうのは問題があるかもしれないが、詐欺師の中には、自分では詐欺だと認識しないで結果的に詐欺をしてしまう人もいるようだ。

そう云うのは、おそらく精神病の一種であろうと思うが、小保方さんにはその傾向があるのではなかろうか?

理研は、小保方さんが女性だからであろう、世間の目を気にし過ぎて、問題解決を曖昧にして先送りするから、こういう犠牲者が出てくる。

理研は科学者たちの集団ならば、科学者らしく早急に白黒ハッキリさせるべきだと思う。それが笹井氏への弔いになるであろう。


■2014-08-07-Thursday 最近の

最近の人間は人間の生命というものを

あまりにも軽く考え過ぎているのではないだろうか?

タイで代理出産絡みの事件が2つ起きた。

ひとつはオーストラリア人夫婦の代理出産でタイ人の20代の女性が男女の双子を出産したが、その双子のうちの男の子がダウン症だったために豪人夫婦は女の子だけを引き取って男の子はタイ人女性が育てることになったというニュース。

タイでは代理出産は違法ではないというが、タイ人女性は金の為に代理出産を引き受けたという。

ニュースによるとタイでは中絶は違法であるというから、ダウン症と分かっていても中絶は出来ないという。ニュースによっては情報が若干ことなっていて、豪人夫婦とタイ人女性が交わした契約書の内容にもよるとのことであるが、そんな法律上の問題ではないだろう。豪人夫婦もタイ人女性も両者ともに倫理観が欠如している。人間の生命を金で解決しようというのが気に入らない。

そんなタイで今度は日本人絡みの代理出産のニュースがあった。何人もの女性に代理出産で自分の子供を産ませたというのである。これもまだ情報が錯綜しているようで、ハッキリしたことは分からないが・・・。

同時に9名くらい(?)の女性に自分の子供を産ませるというのは、どうなんだろう。

動物の世界ではトドなんかがハーレムを作ってメスに自分の遺伝子を持った子孫を産ませるが、それみたいなものを連想してしまったが・・・。

人身売買だとかの噂もあるが、まだ良く判らない。これも生命というものを軽く考えている事件ではないか。

北海道の余市町の町道で道路に針金が張られていて、新聞配達のバイトをしていた64歳の男性のオートバイのカゴに引っ掛かて切れたという事件があった。

余市署は「道路往来妨害」の容疑で調べているというが・・・。

これはゾ〜ッとする事件である。

往来妨害なんて軽い事件ではないだろう!

もしも、バイクのスピードが出ていて、首の所に針金が当たっていたら首が切れていたかもしれないではないか。

殺人未遂事件にするべきである。

これは非常に危険な悪戯とは言えない行為である。犯人を厳罰に処するべきものだ。

どうも最近は、人の生命を軽く考え過ぎる。

私はゲームなどのせいではないかと考えている。ゲームの中では簡単に人や怪獣などを殺せるし、再スタートさせれば、そいつらはまた生き返って来る。そんなモノに毒されているのではないだろうか?

小学生や中学生の子供にスマホを与えるのは問題が多いと考える。日本の政府は経済活動として企業に自由にやらせているが、規制を掛けた方が良くはないか?

金儲けの為に、人間の精神が蝕まれている。

この国はどこかオカシイぞ!


■2014-08-08-Friday 総合病院

昨日のブログにタイの

代理出産で9人の子供云々の話を書いたが・・・。

今日のニュースでは12人とも13人くらいとも言っていた。しかも、父親と思しき男性の年齢がまだ24歳だと聞いて更に驚いてしまった。

最初は50歳くらいで結婚はしているが子どもが出来ないでいる男性が産ませたのだと思っていたのであるが・・・。

24歳?

どういうつもりなんだ。まさか「自分の子供だけでサッカーチームでも作りたかった」なんて言うんじゃぁないだろうな!

資産家であるとの報道だが、24歳で自分で稼いだ資産家な訳がなかろうから、どうせロクでもない親に甘やかされて育ったボンボンなのかもしれないが・・・。

報道の直前にシンガポールだかに逃げたと云うことだが、いずれ真相が明らかになるだろうが、その前にすでにあきれてしまった。

今朝は、母がいつも通っている病院と違う総合病院に連れて行ってくれと云う。足がムクンでつらいというのだ。初めての医者の見立てが気に喰わないらしい。

母がいつも通っているこの病院は最近非常に評判が悪い。入院させたら死ぬという話が聞こえてくるほどだ。

患者数数が少ないからすぐに診てくれるので良いのだと母は言うが、これを機会にまだ元気な内(?)に総合病院の診察券を持っていた方が良いとアドバイスしたら、その気になったようだ。元気な内に病院に行くというのもオカシナ話であるが、この総合病院に初診で掛かるには半日は必要であるから体力がなければ掛かれないのである。

広いし迷路のようになっているから迷ってしまうと云うので午前中は妻が、昼には私が付いて、また午後には妻が付き添ったのである。

病院で診てもらうのに半日掛かって、しかも付き添う人間が必要だというのも何だかオカシナ話である。

もう少し診察時間を上手くまわせないものかなぁ〜。

妻も私の母の付き添いと自分の父親の付き添いで大変である。こういう年齢に差し掛かったということなのかもしれない。


■2014-08-09-Saturday 広橋保さん

「坂本ダンスホール」の

創成期のことで取材に伺った広橋保さんが7日早朝に亡くなった。

今年の4月27日(日)に父の23回忌法要(5月2日命日)を行なったが、その際に母のところに広橋さんから「坂本ダンスホールの創成期のことを和昭ちゃんに伝えておきたい」と電話が入ったので、早速5月9日に広橋さんのお宅に取材に行ったのだった。

その取材した内容をすぐにまとめて、私が担当する5月19日(月)掲載分の十勝毎日新聞の「論壇」欄に載せたのであった。

広橋さんからは「よくまとまっていた」と喜びのお電話をいただいたばかりであったが・・・。

取材の際にも何度か「俺はもう長くないから死ぬ前に和昭ちゃんに坂本ダンスホール開業秘話を話しておきたかったんだ。おかあさんは(私の母)は昭和30年に留萌から嫁いで来たから、昭和25年開業のダンスホールのことは詳しく知らない。今話しておかないと誰も知らないままになってしまうから・・・」と言って、酸素吸入をしながら2時間近くも話してくださったのであった。

聞かされた話はまさしく秘話であった。私はダンスが大好きだった父が、頑固な祖父をなんとか説得して、ダンス教師の免許を自分から欲して取得しに行ったのだと思い込んでいたのだが、実際はダンスはこれから流行ると目を付けた祖父が父や広橋さんら3人を札幌に行かせてダンス教師の免許を取得させたのだという話は驚きであった。

通夜には母と私と妹の3人で出席することにした。

その前に、午後1時からは妻と2人で墓掃除に行った。掃除もサッサと済ませるつもりでいたのだが、行ってみると墓石にコケやカビのようなものが付着している。持参したタワシで擦ってみたら結構水だけでも落ちるので汗だくになりながらも坂本家と妻の実家の2つの墓をキレイにしてきた。

汗でシャツはビチャビチャになるし、おまけにタワシの飛沫が服に掛かってかなり服が汚れてしまった。しかし、その分墓石の汚れが落ちたのでかなり満足したのであった。でもこれ以上キレイにするには専門家にやってもらうしかないだろう。

墓周りの草取りも腰が悪い私にとっては結構な重労働であるが、ご先祖様に感謝する気持ちを表わさす為にも頑張ったのであった。

広橋さんのお通夜は、初めて行く葬儀場である。カーナビが上手く機能しなくて周りをグルグル回ってようやく見つけた。この辺りは1丁の大きさが市内中心部の5丁分もあるから、とにかく広くて分かり難いのである。帯広市の行政も丁目の区画の大きさを統一した方が良いのに・・・。

通夜の席で、娘さんから「先日の新聞記事は父もとても喜んでいました。ありがとうございました」とお礼を言われた。ギリギリのタイミングで取材して書けたので私も本当に良かったと思う。

天国でまた父と一緒にダンスでもしてほしいと思う。

ご冥福を祈る。合掌


■2014-08-10-Sunday じゃがいもゴルフ

10日午前8:12スタートで

帯広市の隣町芽室町にある帯広カントリー新嵐山コースで、帯広青年会議所のじゃがいもゴルフクラブの今年度第4回目のコンペが開催され参加して来た。

自宅からこのゴルフ場までは自動車で30分以上も掛かるから7時に自宅を出た。

先週辺りからジンマシンに悩まされているので、ここ5日間は禁酒を続けているから早起きもまったく辛くはない。

ただ、このところマジック博物館の展示物の整理やら墓掃除やらが続いているので腰が辛いのが困りものだ。

腰に4枚も膏薬を貼って、足にも入念に筋肉痛解消の軟膏を塗りたくって自宅を出たのであった。

天気予報では台風11号の影響で午後3時過ぎからは雨が降るとの情報だがこの時間帯なら雨はまったく問題がないだろう。逆に曇りで太陽が出ていないだけ涼しいから汗かきの身としては有り難い。

私はINスタートの第1組である。この日の同伴メンバーには球が荒れる人が2人居るからまた球探しでリズムが乱れてしまうだろうなぁとの不安でスタートした。

10番ボギー、11〜14番がパー、15・16番ボギーで、迎えた17番のショートホールで打った球がピンに向かって行った。後15㎝でホールインワンというスーパーショットでバーディ、この時点で2オーバーである。18番は左ドッグレッグの嫌いなホール、ドライバーを使わずに3番ウッドでティショットを打とうとしたら・・・。

何と3番ウッドのスプーンが私のクラブではない。この日の同伴競技者のものと間違って入っているのかと思ったら、そうではなかった。

先週の日曜日にプレーした時に間違って入っていたままであったのだ。

仕方がないので5番ウッドのクリークで打つしかないのだが、少しでも飛ばしたいと力んだのか、それとも動揺したまま打ったからなのか、左のOBゾーンに打ち込んでしまい18番はダボで、結局40打に終わった。

後半のOUTコースに入ると、パットが乱れて来た。するとショットも乱れて来て45打も叩いてしまい。グロス85打、HC11でネットスコアは74打の2オーバー、5位に終わってしまった。

ゴルフが終わった後にキチンと調べなかった私が悪いのだが、ウッドクラブにはカバーが掛かっているから、いちいちカバーを外して確認しなければいけないのが面倒でやっていなかったのである。

結局、横着の罰を自分が受けたということであった。


■2014-08-11-Monday 銭湯

今日から道内の銭湯の入浴料金が

これまでの大人一人420円から440円に20円値上がりした。

このところは3〜4軒ほどの帯広市内の温泉銭湯をグルグルと日替わりで回って歩いている。

これまでは夫婦2人で温泉銭湯に行って、時間を合わせて出て来て帰るということをしていたが、妻も温泉がすっかり気に入ってしまい、私が会合などで不在の時には一人で出掛けることもあるほどだ。

いつも行く温泉銭湯では回数券の11枚綴り4200円を購入して入浴していたが・・・。

増額される11日の前に、4200円でこの回数券を購入すれば回数券を使い切るまでは、増額分の20円を足さなくても使用できるという。

新しい回数券は4400円でこれまでと同じ11枚綴りであるから、たかだか200円お得なだけであるが・・・。

私が「多目に回数券を買い置きしておこうか?」と妻に言ったら「人間いつ何時どんなことになるのか分からないのだから、多目に買って置く必要なんてない」とキッパリ言い切るのである。

妻には逆らえないからそれぞれの銭湯の回数券を1綴り分だけ余分に買うことにしたのであった。

入浴料が20円上がったところで、これまで通りに回数券を買えば1回の入浴料は400円で済む。

こんなに安い料金で、しかも市内のほとんどの銭湯が温泉である場所は少ないであろう。

更に、ほとんどの銭湯に高温サウナ風呂やミストサウナ風呂や電気風呂や泡風呂などの施設を持っている所が多いのが嬉しい。

温泉に浸かって家に帰るとグッスリ睡眠できるのがなによりである。

十勝帯広に生まれて幸せな事のひとつである。


■2014-08-12-Tuesday 英会話

明後日の14日〜16日までの3日間

平原まつりのプログラムの中で「北の大地de大道芸フェスティバル」を開催する。

今年は7組11人のパフォーマー達が出演してくれるが、その内の3組6人は初めての帯広登場である。

更にその初参加の中に、カナダ人夫婦の「ストリートサーカス」と云う二人組が居るが、彼等は今回の帯広のフェスティバルに参加する為だけに来日してくれると云う。しかもカナダのトロントから、羽田ー帯広と乗り継いで直接に帯広入りして来るのだ。

来日する飛行機の関係で今日12日の18:35着の便で帯広入りすることになった。

そして、私が帯広空港まで迎えに行くことになったのだが・・・。

私は英会話には自信がないから妻と二人で迎えに行こうということになったのだが・・・。

事前の連絡で、カナダから大量の荷物を持参して来るから普通の乗用車に大人4人が乗ったら荷物を乗せられないかもしれないと云う。

大型の自動車の手配が出来なかったので、私と妻はそれぞれの車2台で向かうことになった。私の車には荷物を載せるスペースがないから彼等2人の人間を乗せ、妻の車には荷物を積むことになったのである。

車の運転を逆にしようか?とも言ったのだが、妻は慣れている車の運転の方が良いと云うし人を乗せるのは事故が怖いからと云うことで、それぞれ自分の車の運転をすることになったのだ。

帯広空港で出迎えてから、車中で話をしながら帯広市内に入って来た。私はこれでも大学1年生の夏に、青少年交換留学生として35日間のニュージーランド(NZ)留学をしてホームスティをした経験があるのだが・・・。

NZに滞在していた時には日本人が周りに居ないから、全部自分で会話をしなければ生活が出来ないので、曲がりなりにも生活には困らない程度の英会話は出来ていた。

しかし、日本に戻って来て英語を話したら「お前の英語は訛っている!」とバカにされて以来恥ずかしくなって話せなくなってしまったのである。

NZは母音の発音が標準英語(俗にクイーンズイングリッシュと云う)の発音と入れ替りがあるのだ。Aを「アイ」、Eを「エー」、Iを「イー」と発音する。映画「マイフェアレディ」でオードーリー・ヘップバーンが演じたイライザが最初の頃に発音しているような感じなのである。

母音が入れ替ると何を話しているのかまったく理解できないが、慣れてしまうと今度は自分がその発音になっていた訳である。

しかし、耳の方はまだ何とかなるようだ。彼等もユックリ話してくれるので何とかかんとか理解は出来た。

話す方は単語を羅列するだけのブロークンイングリッシュであるが、意思の疎通は出来たのであった。

彼等のスケジュールを聞いて驚いた。2週間前に韓国のソウルでパフォーマンスをして、先週はカナダのトロントでパフォーマンス。そのままその足で来日したというのである。まさに太平洋を行ったり来たりしているわけだ。

車中で「お腹がすいていないか?」「何を食べたいか?」と聞いたら「寿司が食べたい」と言う。回転寿司では日本の寿司文化が誤って伝わってしまうかもしれないと思って、本格的な寿司屋に連れて行ってカウンターでお好みで食べさせてあげたら大喜びであった。

私も回転しない寿司屋で食べるのは実はかなり久し振りなのであった。

明日は勝毎の花火大会を観に行きたいと云うが、妻は別行動であるから、私一人でエスコートしなければならない。どうやって説明するか今から思案のしどころである。


■2014-08-13-Wednesday 花火大会

今晩は勝毎花火大会の開催日

朝から天気が良いし、天気予報をみても快晴微風とあるから絶好の花火日和であろう。

午前中に母と帰省中の息子と私達夫婦の4人でお墓参りに行った。霊園前の道路は大渋滞である。この霊園の出入口はひとつしかない(もうひとつ反対側の出入り口は判り難い)ようなものだから、この出入口に車が集中してしまうのである。

こういう時に交通整理の人を配置すればもっとスムーズに出入りできるのになぁ〜。

墓掃除は先週中に済ませているので、今日はお参りするだけだ。坂本家のお墓のすぐそばに妻の実家の墓もあるのでそちらも一緒にお参りする。

妻の実家は妻とその姉の二人姉妹で、二人共に嫁に出ているから後継ぎが居ない。5人居る孫の内に男の子は我が家の息子だけであるから、息子に墓を見てもらいたいとの希望があるようだ。

墓を守るというのは意外と大変なことである。

墓参りの後、音更のお地蔵さんにもお参りに行く。ここのお地蔵さんは私の祖母が建てたものである。年に一度、この時期にしかお参りには行かないが、身内が建てたお地蔵さんをそのままにしておくわけにもいかない。

こういった信心関係のものは粗末にすることもできないし、今後どうしたらよいのだろうか。

音更の鈴蘭公園はキャンプの車とテントで一杯であった。今日の花火大会を帯広の反対側の音更側の高台から眺めるつもりなのだろう。こういう花火大会の鑑賞方法もあるのだなぁ〜。

花火大会にカナダ人の大道芸パフォーマー夫婦を案内する約束をしているが、前日に「18:30にホテルに迎えに行く」と言ってしまった。歩いて行けば20分程度は掛かるから19時頃の到着になるだろう。そうなると19:30の打ち上げ開始であるから席がないかもしれない。

妻の従兄弟夫婦が秋田から遊びに来ていて花火大会にも行くと云うので、席を確保してもらうことにした。彼等夫婦は英語が堪能だから話し相手になってもらうのにも好都合である。この夜は風が微風で、煙が立ち込めてしまったが、まずまずの花火日和であった。

カナダのパフォーマーのダンとキム夫妻はカナダの花火大会は「しょぼい」と言っていたので、この花火大会のようなスターマイン(花火を連続して打ち上げること)や花火の種類、そして芸術的な美しさに大感動していた。

終了後に大道芸の前夜祭を21:30から市内の居酒屋で行なう予定になっている。最後のフィナーレの前に移動したかったが、カナダ人夫婦が感動しているので最後まで見せてあげたいと思い。そのまま観ていたが・・・。

招待席から移動は大変であった。人の流れが10分で1mしか進まないのだ。20:50分頃から移動を始めて、居酒屋に到着したのは22時頃であった。有料席で観ていた妻は、私達よりも30分も早く帰れたというから、もう少し帰りの移動がスムーズになるような工夫が必要かも・・・。

前夜祭は飲んで食べておおいに盛り上がったのであった。

終了後に坂本ビルのマジック道具を置いてある部屋に連れて行った。

酔っ払って気分が大きくなっていたから「欲しい道具があったらあげるよ」なんて言ってしまい。物色が始まった。「まだ3日間あるからジックリと選んで良いよ」と・・・。

まぁ、使わないで仕舞って置くよりもマジック道具にしてみれば、彼等の芸の助けになるならば、その方が嬉しいだろうと思う。


■2014-08-14-Thursday 平原まつり

今日14日から3日間

帯広市の駅前通りである平原通りと、藤丸百貨店が交差する8丁目線の広小路を舞台にして「平原まつり」が開催される。

今年は帯広市のまつり予算が10%もカットされた。

その影響がまつりを始める前の企画段階から既に出ていて、平原通りの各丁目の主催する行事の予定がことごとく縮小されている。

「北の大地de大道芸フェスティバル」も例外ではなく。市の予算カットに合わせてそのまま予算がカットされている。

私をその種の会議に出席させてくれれば「冗談じゃぁないぞ!」と文句を言うところなのだが・・・。

去年の平原まつりの状況を見ても、各丁目が行なっている行事はマンネリ化してしまっていると感じた。クジ引き等のイベントでお茶を濁す、いわゆるモノで釣るようなイベントが多くなっている。

その他は踊りの団体や音楽団体に丸投げして場所を提供するだけというような感じにしか私にはみえない。

集客も勿論だが、観客の満足度も大道芸が他のイベントを圧倒していたように感じたのは私だけではないと思う。

あぁ、それなのに・・・。去年の大道芸でも予算はカツカツなのに、今年は更に削られてしまった。

帯広の大道芸には、世界の一流どころの芸人が来てくれているのだが、まつりの主催者側にはそんな認識がまるでないようなのだ。

それでも帯広の大道芸の質を下げたくないと、芸人のチョイスから交渉までをすべてやってくれているプロデューサーの金丸雪菜さんが大奮闘をしてくれて成り立っているのが現状なのだ。もはや雪菜さんの負担は限界に達しているだろうと思う。

今年も予算が削られた中でも、質を下げたくないと世界の一流芸人達を招聘してくれた。

帯広の観客も、さすが13年も続けていると大道芸の見方が段々と分かってきたようであるが、最初から超一流の芸人の芸しか見ていないから、例えばジャグリングでボールを5〜6個回して見せても「フ〜ン」という感じで当たり前にしか思わないのであるから困りものだ。

どこか余所の大道芸を見てきて、その違いを理解してから見てもらいたいくらいなのである。

今年も超一流の世界レベルの芸人さんが集まってくれた。帯広に初めて来てくれる「ストリートサーカス」「しょぎょうむじょうブラザーズ」「桔梗ブラザーズ」の3組の芸も素晴らしいとのこと、今年も期待大である。


■2014-08-15-Friday 大道芸フェス

平原まつりの

初日2日目とまずまずの天候である。

やはり、まつりには雨は不要だ。雨が降ってしまうとイベントが出来なくなってしまう。

だが、そんな中・・・、「太鼓を叩くと雨を呼ぶ」というジンクスは今年も生きていたようだなぁ・・・。2日目の朝は快晴だったのに「平原太鼓」を叩き始めた途端に雲行きがアヤシクなって来て・・・。

今回の「北の大地de大道芸フェスティバル」は実行委員会組織になってから11年目で「北の屋台」で始めた頃からは13回目になる。

始まりは、「クリスピー・クリス&キャプテンけーぼー」(現在の「ファニーボーンズ」)という日英2人組のコンビとプロデューサーの金丸雪菜の3人が、13年前の2002年の8月13日に、北見の知人のマジシャンから「明日、帯広で大道芸をやりたいが場所を確保してくれないか?」という突然の依頼があって帯広に来たのがきっかけであった。

平原まつりの委員に口を利いて坂本ビル前の場所を確保したのであった。彼等の芸はとても面白くて、市民にも大受けしたことで、翌2003年には「北の屋台」の販売促進費を使って企画を立てたのであった。

更に翌2004年からは勝毎の事業部から一緒にやらせて欲しいとの依頼があり、実行委員会を立ち上げて招聘する芸人の人数も増えてフェスティバルへとなっていったのである。

だが、ここ最近はまつりの予算が削られて減少する中、招聘人数も減少する傾向にある。しかし、プロデュースしてくれている金丸雪菜さんの尽力で招聘人数は減っても芸人の質は保つという方針のもと、こじんまりとはしているが日本有数の高レベルな大道芸フェスティバルへとなっている。

今年招聘したのは7組の芸人。この内3組が帯広初登場である。

はるばるカナダから「ストリートサーカス」の男女2人組が来てくれたが、彼等はわざわざ帯広のフェスに参加する為だけに来てくれたのである。12日にカナダのトロントから来て18日にはまたトロントに戻るのである。これは、世界中の大道芸フェスティバルに参加しているファニーボーンズと金丸雪菜さんが、その地で見つけた素晴らしい芸人たちに「帯広で一緒にやらないか?」と声を掛けてくれているからなのである。

この他の素晴らしい芸人のメンバー達も皆、芸人同士の信頼関係と友情のおかげで帯広の大道芸フェスティバルに参加してくれて成り立っているのだ。

今年の初登場の3組のレベルも世界的な高レベルである。「しょぎょうむじょうブラザーズ」はドイツで開催された大道芸のコンテストで去年と今年の2年連続で最優秀賞を受賞したコンビである。ブレイクダンスとアクロバットを融合させたこれまで観たことのないタイプのハイテンポな芸風である。

「桔梗ブラザーズ」は世界的なサーカス集団である「シルクドソレイユ」の登録アーティストで、アメリカで開催されたジャグリングの世界大会で銀メダルを獲得したコンビである。こちらは実の兄弟ならでは息の合ったハイテンポなジャグリングが見事である。

私も何回も彼等の芸を観て楽しませてもらった。

このように帯広の大道芸フェスティバルには、世界的な超一流のパフォーマーが集結してくれるから、最近は東京、横浜、名古屋、大阪などから帯広に大道芸を3日間とも観に来る大ファンの方々も出てきたのである。

これは主催者冥利につきる嬉しいことだ。来年は旅行会社と組んで「帯広で大道芸を鑑賞するツアー」なんてものが企画できないだろうかとも考えているところだ。

今年も大道芸はアツイぜ!


■2014-08-16-Saturday 大道芸

今日はまつりの最終日

今年は姉妹都市徳島市から5年に一度の「阿波踊り」の「連」がやって来て地元帯広の阿波踊り愛好家と一緒に踊る日でもある。

その為に8・9丁目は午前中しか使えない。大道芸を広小路でやろうかとも考えたが、万が一雨が降った時には阿波踊りは広小路に移動するというので、これも確保が出来ない。

当初は阿波踊りも音が大きいとの情報があったので10丁目街区でも難しそうだとのことである。

仕方がないから、雨天時のことも考慮して思い切って「とかちプラザ」のアトリュームを使用することにした。

「とかちプラザ」はまつり会場からは150mほど離れた駅の南側にあるから、果たして観客を誘導できるかどうかが最大の問題である。また、ひとつの場所で大道芸をやってしまうと観客が固定してしまうという問題もある。

そうした心配事が多々あるが、実験的にトライしてみようということになったのであった。

13:30からの演技開始時に行ってみると観客は100名ほどしか居ない。私が「とかちプラザを会場にしよう」との言いだしっぺであるから、失敗すると面目が立たない。これはマズイぞと思ったので、私が駅南前に立って1時間半ほど大声で呼び込みを始めたのであった。その甲斐あってか観客は250名ほどに増えたが、アトリュームの2階で観ている観客は「投げ銭」を入れてくれないで観ているだけである。

入場料を取っての会場や、スポンサーがいるショッピングセンターなどでの大道芸とは違うから、芸人のギャラは「投げ銭」で稼がなければならないので、外と中とを交互にやるような工夫が必要だということに気付いた。もしも今後「とかちプラザ」を使用する時にはその辺りを注意しようと思う。

会場としては申し分ない建物であるが、解決しなければならない問題もかなりある場所である。

「しょぎょうむじょうブラザーズ」が8丁目で行なった演技が時間が押して阿波踊りとカチ合ってしまいトラブルになったという報告を受けた。事情を調べてみたらパンフレットのタイムスケジュールの誤植が原因であった。事前のチェックが行き届いていない証拠である。

事前の実行委員会の際にチェックするはずが、その日の内に印刷会社に出稿するという無茶なスケジュールで会議を運営するからチェックが行き届かないのだ。

会議のスケジュール管理をしたり、原稿のチェックをしたところの問題でもある。この時期には一大イベントである花火大会があるから人員的にも大道芸と一緒に花火大会を運営することには無理があるのだろう。

大道芸を続けていく為には組織を新たにする必要があるであろう。

18:30から広小路2区で、すっかりお馴染みになった「ファイナルショー」を開く。これはフェスティバルになった最初の年からやっているものだが、出演者全員で即興で帯広だけのスペシャルな出し物を作って演じるものである。

年を重ねるごとにファンが増えてきて、これを観たいと1時間も前から席取りをする人も出てくるほどである。

今夜も300名以上の観客が集まったのでないだろうか。物凄い盛り上がり方である。芸人の方でもこのコラボレーションを楽しみにしているから嬉しいことである。

終了後に恒例の焼肉パーティであるが・・・。

これも平和園への予約を入れ忘れるというポカをやった。代わりにレストラン「十勝農園」でどうかというが・・・。芸人は終わった後のジンギスカンを楽しみにしているし、十勝農園と平和園では雰囲気が違い過ぎるだろう。

何軒か焼肉屋を探して「南大門11丁目店」を何とか確保したが・・・。まぁポジティヴに解釈すれば例年と違った焼肉を食べられて良かったというところだが、無煙装置が無いから煙で目が痛くなるほど煙だらけになってしまった。

まぁそれも楽しい思い出になるかも・・・。

今年も大道芸は終わったが、運営面ではポカが多かったし、その他にも問題箇所が多い年でもあった。早急に来年に向けて対策を立てなければ、せっかくの大道芸フェスティバルも続けられなくなってしまう可能性が高いであろう。


■2014-08-17-Sunday まつりの後

まつりの後というのは寂しいものである。

後片付けをしていると特にそう思う。

今朝は8時ホテル出発で芸人が1組帰るのでその見送りと、芸人の控室にしている坂本ビルの中に置いてある芸人の荷物の整理をしに芸人が来社する。

今朝は日曜日で会社が休みであるから、私が鍵を開けに来なければならないのだ。

4階の鍵を開けた後で、6階の事務所で仕事をしながら12時まで芸人さんの出発を見送った。

帯広に来てくれる芸人は皆、売れっ子であるから、次のスケジュールが詰まっているのでゆっくり帯広で骨休めをしている暇もないようだ。

初めて来てくれた芸人達も皆「帯広の観客は大道芸を観ようと云う意識を持って観てくれているし、観客をイジル芸でも素直に出てくれてチャンと演技してくれるのでとてもやりやすかった」と言ってくれた。13年間続けたことで「大道芸の見方・参加の仕方」というものが浸透したのだろう。運営者としてはとても嬉しい言葉である。

だが、運営面での問題も多々発生した。事前の会議も含めて、スタッフの人員の強化が必要である。

カナダから来てくれた「ストリートサーカス」のダンとキム、そしてファニーボーンズと金丸雪菜一行が飛行機の関係で明日18日まで帯広に留まることになったので、昼から妻と二人でばんえい競馬場に連れて行った。

観光客も結構来場しているようで混んでいた。

会場内の「とかち村」で食事をしてから第1と第2レースに賭けたが、ダンが当たって少しだけ儲けたが他の人は外れてしまった。私はギャンブルをやらないから競馬のお金の賭け方も分からない、色々な賭け方があってなかなか難しいものである。

16時に市内に戻って、ホテルに送り分かれた。

17時からは住宅の町内会の懇親会が行なわれる。町内会副会長をしているので欠席する訳にもいかないのでこちらに出席をした。

夏のリクレーションという名目だが、お年寄りが増えていてパークゴルフなどの行事が出来なくなっているので、ここ最近は居酒屋で飲み食いするだけの親睦会である。それでも30名ほどが集まって飲み食いして盛り上がった。町内会といえどもそんなに親しく近所付き合いをしている訳ではないから1年に2度の新年会と夏のリクレーションで顔を合わせるだけの人も多いのである。

連日の飲酒と大道芸フェスの疲れが出たのか、かなり酔っ払ってしまったようだ。きっちり2時間の宴会で19時にお開きになった。

会場が自宅の近くなので歩いて帰宅したがかなり疲れているようで眠たい、20時の「軍師官兵衛」を観て21時にはベッドに入ったのであった。


■2014-08-18-Monday 見送り

今回の「北の大地de大道芸フェスティバル」に

来てくれた大道芸人7組の内の2組、「ファニーボーンズ」と「ストリートサーカス」の2組が今日18日に帰る。

「ストリートサーカス」の2人は帯広空港ー羽田空港ー成田空港ートロント空港と乗り継いで帰る。

「ファニーボーンズ」の3人も同じカナダに行くのだが日程がズレている。帯広駅から新千歳空港で1泊して翌日に新千歳空港ー羽田空港ートロント空港へと向かうので別々の行動になる。

前日の17日にばんえい競馬場で「帯広空港にストリートサーカスを送って行くよ」と言ってホテル前でピックアップする時間を決める時のことであった。

「何時発の飛行機?」と聞いたら「9:30発のANAだ」と云うから、「それなら8:30にホテル前を出発すれば十分に間に合う」と言ったのであるが、キムが「それでは絶対に間に合わない」と云うのである。

カナダでは出発時間の1時間前までに受付を終えなければならないのだと言うので、日本国内の移動の飛行機は15分前までの受付でOKだと言ったのだが聞き入れない。「それじゃ8:00にホテル前出発にしよう」と言ったら、「それじゃ7時発のバスで行く」と言い出すので皆で「大丈夫間に合うから・・・」と説得したのだった。

来た時と同じ人間は私の車で荷物は妻の車の2台である。18日は予定通りに8:00にホテルを出発したが、赤信号で止まる度に遅れないかと心配する。8:30頃に空港に着いたが・・・。

彼等の荷物は重たくて数も多いから空港入口でバイバイしてトラぶったら大変だと思い。搭乗口に入るまで見送ることにした。案の定、AIR DOのカウンターの女性は英語があまり堪能ではないようで、スムーズに受付が完了しない。妻が間に入って何とかかんとか無事に受付を済ますことが出来た時刻は何と搭乗時間である9:15になるところであった。

もしも入口でバイバイしていたら・・・。

彼等もとても感謝してくれたので帯広の印象は良くなったことであろう終わり良ければ全て良しである。

搭乗口で保安検査が終了するまで見届けてから会社に戻る。今度は11:30に「ファニーボーンズ」を駅に見送る番である。会社の駐車場で、大阪や名古屋や埼玉からわざわざ大道芸を観に来てくれたファンの人たちと遭遇した。また来年も観に来るとのこと嬉しいことである。

ファニーボーンズの荷物も重くて多いから車に荷物だけ積んで徒歩で駅に向かい駅構内の蕎麦屋で一緒に昼食をとって見送った。

これからカナダに入って、1ヶ月間ほど海外巡業だそうである。忙しい売れっ子になってもこうして帯広の大道芸に出演してくれるのは本当に嬉しいことだ。

昼食を食べている時に「冬に帯広の劇場で公演したい」とけーぼーが言い出した。企画を立てて実現させようと思っている。


■2014-08-19-Tuesday 勝毎「論壇」掲載原稿

2014年8月18日十勝毎日新聞「論壇」欄掲載文

「サニーデパート」

1967年11月27日深夜、坂本ダンスホールから出火、隣接していた土産品店やビヤホール、住宅などを全焼した。タバコの火の不始末が原因であった。

この頃、帯広市西2南9では、ボヤも含め4軒の火災がたて続けに発生し、町内会ではお祓(はら)いをしたほどだった。

父(圭司)は16・18番地の敷地約660平方メートルに地下1階地上7階建て鉄筋コンクリートのビルを建て、「寄合百貨店」を開業することを決心。設計を札幌の石本建築事務所に、建築を大阪の松村組に依頼して69年10月30日、「サニーデパート」としてオープンした。

大卒初任給が約3万円の時代、ビルの名称にちなんで約40万円の日産自動車「サニー」をプレゼントするという開店企画が大評判を呼んだ。エスカレーターは帯広で初めて地階から5階までの5基を設置。2基のエレベータには「上へ参りま〜す」「下へ参りま〜す」のエレベーターガールを常時配置、よくものまねをしたものだった。

当時の帯広には、5階建て以上の高層建築は藤丸百貨店(西2南9)、かじのビル、はとやビル(駅前)くらいしかなかった時代である。6階には「坂本ダンスホール」の夢よもう一度、との思いから柱の無い空間を持つ大ホールを造り、ダンス以外にもコンサートや展覧会などの文化的な催しにも開放した。

この大ホールではDREAMS COME TRUEの吉田美和さんが帯広柏葉高校を卒業する84年3月10・11日の2日間、「Good bye High School 吉田美和 TAKE OFF CONCERT」を開催したこともある。

「寄合百貨店」であるがために、テナントの入れ替わりが多く、紆余(うよ)曲折を繰り返したが、76年3月、4階に田村書店が入居してからは「カルネ」「ベル」「ファンシードール」などとの相乗効果で学生を中心にした若い客層に支持され、にぎわいをみせた。この後、10年間ほどが全盛時代であった。

90年11月、父が病に倒れ入院。テナントの退店が激しくなってきて、もはや「サニーデパート」と名乗れるような業務形態ではなくなったので「坂本ビル」へと名称を変更した。

92年5月には父が逝去。市内の各ビルは空室が目立つようになり、テナントの奪い合いの様相を呈してきた。物販のテナントを集めることは難しくなってきたので、思い切って飲食店ビルに大変身させたが、中心街にある貸ビル業としては、1階路面部分を物販に供するように配慮した。

98年11月、イトーヨーカドーが移転。かつては「まちに行く」と表現された中心部のにぎわいは以来すっかり影を潜めてしまっている。


■2014-08-20-Wednesday ニュースから

昨晩の勝毎「論壇」に書いた

「サニーデパート」の文章を読んだ方数人から「いつも新聞の貴方の記事を読んでますよ。サニーデパートのは懐かしかしさがこみ上げてきました。頑張って下さい」等との励ましをいただいた。

街や銭湯などですれ違っただけの見知らぬ方から、そう言われるのは文章を書く者にとっては何よりの励ましである。読んでくれている人が居てしかも喜んでくれているのは本当に嬉しいことだ。

朝のワイドショーで広島県の崖崩れのニュースが流れた。真夜中に降った局地的な大雨で土砂崩れが起きたようである。

以前にもこのブログに書いたが、ここ近年は局地的な大雨とか、かつて経験したことのない大雨だとかの表現がされることが増えてきたが、広島のは例年なら1ヶ月間で降る雨量の倍以上の雨が、たったの3時間で降ったのだというから驚きだ。

天候の異変が大きな原因であろうが、家が建っていた場所にも問題があったのではなかろうか?

かつての田中角栄内閣の頃の日本列島改造論に象徴されるように、あの当時は人口も増えていた時代であったから「国土の均衡ある発展」というスローガンの基に、山を削って平らな土地を作ったり、川よりも低い土地に高い堤防を造って住宅地にしたり、川や湿地を埋め立てたりしたものだった。

本来なら人が住むには適さない土地であったものを、土壌改良とか土地改良とか云って、かなり無理やりに住宅地を広げていったのである。

その反動が来ているように感じるのだ。

自然界が「ここには人間は住んではいけないよ」と警告しているような気さえするほどだ。

山が多い日本の国土の中で、平らで人間が住むのに適した場所は確かに狭いであろう。しかし、見境無く災害などのことを考慮せずに、無理やりに開発した土地には危険が伴うであろう。

日本は人間が住む場所を広げ過ぎたと思うのである。

これからの人口減少社会にあっては、そういった住むことに適さない場所から適した場所に移動させるという政策を国が主導するべきであろうと思う。コンパクトに暮らせばコミュニティもやがて復活するであろう。


■2014-08-21-Thursday 家庭内別居

ここ最近のニュースで

立て続けに3件の不可解な事件が起きた。

同じ家に暮らす夫婦が、相手が自宅で死んでいたのに気が付かずに放置しておき、隣近所から異臭がするとの通報から警察が動いて判明したという事件である。

3件とも殺人は否定しているようだが・・・。

3件の事件の内、1戸建ての家もあるにはあったが、さほど大きな家ではなさそうだったし、ましてや部屋数が3部屋位の小さなアパートみたいな家も映ったから・・・。

夫婦の方割れが、どこか旅行にでも行っていない限り、一日でも顔を見せなかったら不審に思うのが夫婦であろうに・・・。

警察も、最初は殺人事件もしくは死体遺棄事件と見て捜査をしたようだが・・・。

どうもまだ真相は分からないらしい。

それにしてもだ・・・。

こう云う夫婦関係が増えているとのこと、これを「家庭内別居」と云うのだそうだ。

離婚するのは世間体がマズイとでも云うのだろう。同じ家に住みながら生活は別々にするそうなのだから理解不能である。

確かに夫婦だって人間だから、長年連れ添えば喧嘩だってするだろう。家庭も仕事場も同じで四六時中一緒に居るから、世間からは仲が良いと思われている私達夫婦だって、たまには喧嘩して口も利かないことだってある。

その場合は、気まずい空気に耐えられなくなった私が詫びを入れて(一体何を謝まらなければならないのかはいつも不明なのであるが・・・)元に戻るのである。

男が意地を張った状態が続くと、そのまま険悪なムードに陥る危険性が大きいのである。意地の張り合いは良い結果を生み出さない。

おそらく、この事件が起きた家庭は、夫も妻もつまらない意地を張り続けていたのだろうなぁ〜。

相手を完全に無視しようとすると、こういう事態になるのかもしれない。

むしろさっさと離婚するか、それともさっさと仲直りするかのどっちかにしていれば、こういう不幸な事態にはならなかったのかも・・・。

いずれにしても中途半端はよくないのである。


■2014-08-22-Friday 東京

東京に出張である。

本当の用事は23日なのであるが、急に決まった出張なので航空チケットやホテル宿泊予約が直前まで出来ていなかった。

土曜日の航空券の東京行きが全便満席だったので前日の22日に行くことにした。帰りも24日日曜日の最終便が満席で取れないので25日月曜日に戻ることになった。

余分に22日と25日の2日間、東京で何をしていたら良いのだろうか?

東京は夏休みだからだろうか、土曜日のホテルがまるでなかったのである。ホテルを途中で替わるのは面倒だから、なるべく3泊とも同じホテルに泊まりたい。今回ようやく見つけたホテルは、今まで一度も泊まったことのないホテルで、場所は日本橋浜町というところにある。

事前に地図で調べたのだがなかなか見つからない。グルグル辺りを歩き回ってなんとか探し当てたのであったが・・・。

帯広の気温は20℃だったのに、今日の東京の気温は34℃もある。道を歩いているだけで汗が大量に吹き出てきて服がビチャビチャになってしまった。

ホテルのチェックイン時刻は15:00であるから、フロントに荷物だけ預けた。チェックインまでは時間がかなりある。ホテルの最寄りの地下鉄駅は都営新宿線の浜町駅だ。地下鉄路線図を眺めていたら直ぐ近くに神保町駅が目に停まった。学生時代に古書店を見て回る為に毎週通った街である。懐かしくなって足を運んだ。

神保町は随分と雰囲気が変わっていた。小さな古書店が廃業し跡地が空き地になっている場所がいくつか目に着いた。大きな新刊本の書店であるS堂の本店8階では古書まつりのイベントをやっていて、4階には常設の古書店が入居していて驚いた。

荷物が重たくなるから本はあまり沢山は買えないが、それでも何冊か面白そうな本を購入してホテルに戻ってチェックインした。

この日は帯広の高校の後輩T君を呼び出し、六本木の「ウルフギャングステーキハウス六本木」に連れて行ってもらった。一人で食事することほど寂しいことはないからだ。

待ち合わせの時間に10分遅刻してしまった。十分に間に合うようにホテルを出たのだが・・・。

地下鉄のルートの選択を誤ってしまったようである。都営新宿線で浜町から2つ目の駅の岩本町で日比谷線に乗り換えて六本木に向かうルートが一番早いと思ったのである。

ところが、岩本駅で降りる時に自動改札機から切符が戻って来ないのである。駅員に言ったら、路線が違うから60円の追加料金が必要と言う。

でも浜町駅の料金路線図で見たら六本木までは220円と表記されていたと言ったら、大江戸線なら良かったのにと言う。都営地下鉄と東京メトロは料金が異なるようである。田舎もんには分かり難い。おまけに岩本町の乗り換えは一旦地上に出て、ほとんど秋葉原駅での乗り換えである。乗り換え駅の表示にしては遠過ぎるだろう。

10分は遅れて到着したが、昔話に花を咲かせて、二次会にT君なじみの銀座の店に連れて行くという。その店には帯広出身で舞台女優を目指している女性が居て、しかも同じ高校の後輩だという。

銀座で飲むの久しぶりだが、帯広の話に花が咲いて実に楽しい夜であった。ホテルも地下鉄だと帰りがかなり面倒なのだが、銀座からだとタクシーで1700円程度だったから、まぁまぁ便利な場所であった。


■2014-08-23-Saturday 東京2

今回の出張の目的は、

マジックの師匠であった故ジミー忍師の息子さんで、ミュージカル俳優である駒田一さんが、帝国劇場で公演するミュージカル「ミス・サイゴン」の主役エンジニア役で主演するので、それを是非とも見て欲しいというマコママからの要望に添うことである。

開演は17:00であるが、マコママとは14:00に有楽町で待ち合わせることになっている。

ホテルを10:00に出て日比谷線の東銀座駅で降りた。新しい歌舞伎座の地下の店がテレビに映っていたので、それを見学しようと思ったのである。

その地下の店を見ていると歌舞伎の一幕切符というのがあるのを知った。第一部の出し物の一の「恐怖時代」と云う演目が11;00開演で13:00頃に終演だという、料金は立見席だが2000円と格安である。

歌舞伎はまだ観たことがなかったし、新しい歌舞伎座の中も見てみたかったので入ることにした。

谷崎潤一郎の戯曲を元にした作品で耽美的である。出演者には中村扇雀、勘九郎、七之助、橋之助などの名前を知っている役者である。内容も面白くて、歌舞伎と云うのもなかなか良いものであると認識したのであった。

14:00にマコママと待ち合わせて遅めの昼食をとりながら話し込んだ。

今回のミス・サイゴンのエンジニア役はダブルキャストで、もう一人の主役ある市村正親さんが癌の手術で急遽役を降り、その代わりを筧利夫さんが務めることになったことで新聞を賑わせた。

駒田一さんも市村さんが降板したすぐの時には筧さんお稽古がまだ終わっておらずにたった一人でエンジニア役を頑張ったのであった。

エンジニア役と言えば、座長役でもあるから、若い役者さんたちに差し入れなどを出さなければならない。

8月上旬に初演の頃には夕張メロンを、この20日には帯広のお菓子屋柳月の三方六を大量に帝劇の楽屋宛に送っておいた。三方六は森繁久弥さんが大好きだったお菓子である。帝国劇場の座長の楽屋なら森繁さんも使ったであろうから、こういういわれのある差し入れは面白いと思ったのである。

こういう贔屓のお客さんからの差し入れというのはありがたいものなのだ。

今回のミス・サイゴンは以前に観たものとは演出がガラリと変わっていた。娼婦舘のシーンなど、かなりエロティックな表現やキスシーンなども多くなっていて子ども向けではない演出である。それでも以前の演出よりもテンポが速くなっているから時間が速く進んだ気がするほどアッと言う間に終わってしまった。

カーテンコールで最後にハジメちゃんが出て来て、中央で皆をまとめて客に挨拶をする。これが何と言っても主演の醍醐味なのである。

3度目のカーテンコールで、スタンディングオーベーション。1階席のほとんどの客が立ちあがったのであった。とっても良い熱演であった。

マコママと2人で楽屋を訪れる。

楽屋口の前には出待ちといわれるファンが百人ほど並んで待っている。その中を顔パスで楽屋に入って行けるのは何とも言えない優越感を感じる瞬間でもある。

座長各の楽屋、帝劇の「5−1」に陣取っている。ここに入れるだけでも嬉しいことだ。

3人で日比谷の居酒屋に行く。ここに若手の役者たちが合流してくるという。若手の役者さんは、役者だけでは喰っていけないからバイトをしながら役者をやっている人も多いと言う。座長ともなると彼等に飲み食いをさせなければならないようである。

7人ほどの若手が合流してきた。

私もかつてはスポットライトの魅力に引き寄せられプロを目指した身である。彼等の話を聞いていると、夢や、したいことの為であれば苦労を感じなかった昔を思い出して懐かしくなった。実に楽しい時間であった。


■2014-08-24-Sunday 東京3

日曜日の帯広に戻る飛行機の

最終便が取れない。夏休み以外の普段の月でも、この日曜日の最終便というのは混んでいるようだ。土曜日の朝一の便で上京し、日曜日の最終便で戻る客が結構大勢居るようなのである。

最近は札幌でもそうなのだが、土曜日泊のホテルが取れない事が多い。土曜日泊のホテル代はかなり高額な設定であるが、それだけ需要が多いということなのだろうなぁ〜。

結局、月曜日の飛行機で帯広に帰るしかないのだが、一日余計に東京に居なくてはならないので、T君に頼んでゴルフをすることにした。

涼しくて快適な環境の帯広なのに、よりにもよって8月の猛暑の関東でゴルフをするなんて帯広のゴルファーにはまったく考えられないことである。

T君が選んでくれたのは千葉の館山カントリークラブである。4年程前にやはりT君と一緒にプレーしたことがあるが、その時は12月初旬であった。

9時半スタートだが、6:30にホテルに迎えに来るという。行きは道路も混んでいなくて8:00頃には到着した。

帯広ならスタート30分前にギリギリ到着するのが通例なのに、東京はゆったりとしたゴルフである。

24日の東京は34℃で道路を歩いているだけで汗がドッと出てきたが、私の普段の行ないが良いのであろう、この日の気温は30℃ほどではあったが、曇り空で太陽が顔を出さなかったし、海からの風が心地よくて、一緒に回ってくれた地元の人も最高のゴルフ日和であると言っていた。

ただ、本州のゴルフ場の芝は北海道のベント芝とは違って、高麗芝であるからフェアウェイはティアップしたような状態になるのでとても打ち易いがグリーンは芝が伸びていてとても重たく、また芝目がきつくてパットに苦労したのであった。

帯広のゴルフ場とはシステムも異なっていて、ハーフの9ホールが終了したら昼食に1時間程の休憩が入る。いつもスルーでやっているから、どうもこの昼食休憩には馴染めない。

15:20に終了し、お風呂に入って16:00前にはゴルフ場を出たのだが・・・。

館山市内に入ってから道路が混んでまるで進まなくなった。千葉の高速道路も北海道と同じで一車線しかないから混み合うのだ。どうにかアクアラインを抜けたのは19:20頃であった。東京に入ってからは車線が増えるのでまるで渋滞せずに20時前にホテルに到着したのであった。

移動時間だけでも行きは1時間半で、帰りは4時間。プレーと昼食で6時間近く掛かるから合計11時間30分。帯広の20分程度で行けるゴルフ場で4時間程度あれば回れるコースとはまるで違う。

本州でのゴルフは一日がかりである。


■2014-08-25-Monday 東京4

東京は遊びに行くには面白い

ところだが、住みたいとは全く思わない場所である。

なにせ人が多過ぎて、昼食をとるにも行列に並ばなければならない。北海道人とくに十勝人にとっては並ぶのは苦痛以外の何物でもない。行列に並ぶくらいなら食べなくても良いと思うほどである。

車の渋滞にも参った。

助手席に乗ってさせあれだけイライラしたのだから、私が運転していたらもっとイライラして相当ストレスが貯まったことだろう。東京で暮らすには忍耐力が必要である。

私は歩くのは決して嫌いな方ではないが、電車や地下鉄などの乗り換えの階段の上り下りは結構足腰に疲れが貯まる。大江戸線などは地下の3〜4階ほどの深さにあるから、荷物を持っているとエスカレーターを使ってもけっこうシンドイ。

乗り換え駅の距離も、中には一駅ほども歩く距離の場所があるのは表示が不親切であると思う。都営線と東京メトロの料金システムが違うのも困りものだ。2020年の東京オリンピックまでに直さないと外人には不評であろうなぁ〜。

まちづくりでは「人口は力である」という人が多い。

確かに、ある程度の人口が居なければ、学校、病院、商店なども成立しにくい。しかし、東京は人を集め過ぎだ!

異常に感じる。ここまで集めてしまうと逆に問題も多いだろう。

特に防災面では、関東大震災が起きたり、富士山が爆発でもしたらと考えるとゾッとする。

リスク面からも、もう少し分散させるべきであろう。

夏の暑さも異常に感じた。

千葉県の30℃と東京の30℃は、身体に感じる暑さが明らかに違った。

冷房機からの温風の吹き出しや、アスファルトの照り返しがきつくて、汗の出方が違っていた。東京では日陰に入っても暑かったのだ。

汗で身体がビチャビチャになり、満員電車で他人と身体がくっつくなんて想像しただけでも嫌である。

今回は楽しかったが、8月に東京には行くものではないなぁ〜。


■2014-08-26-Tuesday まちの声

25日の十勝毎日新聞の

オピニオンのページの「まちの声」欄に大樹町の男性が「大道芸の観覧に最低限のマナー」という投稿が掲載された。

内容を要約すると「芸の途中で退席するのは芸人に失礼だ」「最後まで観た観客は投げ銭を払うべきだ」と云うものである。

この種の投稿をしてくれる人が居ることは、主催者としてまことに嬉しいことである。

帯広の平原まつりで大道芸を初めて披露したのは12年前の2002年のことである。

それ以来、毎年開催して今年が13回目になるが、帯広の観客の態度は開始当初から較べると格段に良くなっている。

最初、帯広の観客は「投げ銭」という料金システムが理解出来ずにいる人が多くて、芸人もお金を集めるのにとても苦労していたし、いわゆる客を「イジル」芸では、客が前に出るのを渋ったり、出て来てもノリが悪かったりして、とてもやりにくそうであった。

最近は、すぐに出てくれるようになったし、恥ずかしがらずに演技に協力してくれる人が増えた。むしろイジラレタイと思っている観客が増えたのではないだろうか?

芸人さんからの評価も、帯広の観客は「芸を観ようとしてくれる」「ノリが良い」とも言っている。

ただ客席に空間を開け過ぎる人が多いのが難点なのである。

北海道は土地が広いからなのか、ギュウギュウに詰めて観るのが苦手のようで、客席に空間が空いてしまうし、「詰めて下さい」と言ってもなかなか従ってくれない客が多いと言うのである。

「投げ銭」も1千円札を入れてくれる観客の比率が東京などよりも高いと言っていた。

しかし・・・。

帯広の大道芸は続けることが難しくなっているのも事実なのである。

帯広市が平原まつりの予算を10%カットした。それに合わせて関係団体の予算も右倣えした処が多い。

このところ毎年、毎年、予算が減っているのが現状だ。

スポンサーを探そうにも、この時期は勝毎花火大会の寄付集めが大きくて大道芸に寄付してくれる企業は少ないのである。

そもそも大道芸は「北の屋台」の「販売促進費」を使用して始めたものである。だが、私が北の屋台を辞めた2007年からは北の屋台からの寄付も無くなった。

そんな中で、大道芸プロデューサーの金丸雪菜さんが奮闘してくれて、一流の芸人さんを集めてくれてはいるが、それももう限界が来ている。

今年の平原まつりでも、大道芸は圧倒的に観客を集めていたし、観客も他の出し物よりも喜んでくれていたように私には見えた。

それを、出し物の全部を同列にみて大道芸も予算をカットするなんて・・・。

帯広の大道芸ほど、芸人の質が高いフェスティバルは少ないのだ。だから本州各地の大道芸ファンが毎年ツアーを組んで帯広の大道芸を観に来てくれる。いまや「北の大地de大道芸フェスティバル」は観光にも寄与しているといっても過言ではないだろう。

あぁ、それなのにお偉方は何も理解していない。

平原まつりからもしも大道芸が無くなったら・・・。

しかし、このまま改善されなければ来年の開催はかなり難しくなるであろう。

無くなってから「大道芸は良かった」と言われても、それこそ「後の祭り」であるのに・・・。


■2014-08-27-Wednesday デング熱

海外渡航経験の無い埼玉の女高生が

デング熱に罹患したというニュース。

暖かい国で蚊が媒介するウィルスだそうである。

日本も、いわゆる温暖化によって媒介する蚊が生きていける亜熱帯性の環境になっているとのこと。

しかも、この蚊が生存できる場所は青森県まで北上しているそうだ。

学生時代にブレーキストン線と云う、いわゆる生物境界線が日本では津軽海峡にあると習った。

イギリスの動物学者であるトーマス・ブレーキストンが唱えた説である。北海道と本州とでは動物の種類や生態が異なると云う説だ。

蚊の飛翔能力では津軽海峡は越えることは出来ないから北海道は安心だと思ったら、現在は青函トンネルがあった。

電車の中に蚊が居たら、そのまま北海道まで運んで来る。

電車なら一応函館までであるからそんなに拡散することはないだろうと思っていたら。

それよりも飛行機の中に蚊が居た方がもっと簡単に北海道に上陸出来るではないか。しかも空港は帯広にもあるから、東京から帯広まで蚊を運んでくる可能性だってある。

北海道の気温も上昇傾向にあるから、こういった病気が広まる可能性が増えている。

デング熱は人から人には感染しないというから蚊させ駆除出来ればそんなに心配することはないかもしれない。

しかし、一方でニュースではエボラ出血熱の患者が2万人になるという予測をしていた。エボラ出血熱は日本には関係ないと考えていたが、アフリカでは感染地域が拡がっている。こちらは患者の体液に触れると感染するという、致死率も高いからデング熱よりも恐ろしい。

これ以上感染地域が広がらないようにWHOには頑張ってもらいたいものである。


■2014-08-28-Thursday 新聞から

新聞の「読者の声」欄に

12日に放送されたTV東京系の人気番組「開運!なんでも鑑定団」に出た政治家の甘利明氏に対する非難が載っていた。

私もこの番組は大好きな番組でこの日も見ていたが、やはり見た直後に同様の感想を持ったのだった。

甘利氏は、楽天球団の田中将大投手が7年前に初完封した際に着ていたユニフォームを楽天の三木谷オーナーからプレゼントされたと言って出品したものだ。自身の評価額は50万円であったが、鑑定人が付けた評価額は200万円であった。

プレゼントされた際の甘利氏の立場は経済産業大臣である。経済人である三木谷氏が、政治家で、しかも一番関係がある経済産業大臣の甘利氏に200万円もの価値のあるものをポンとプレゼントするというのは贈賄に当たる可能性があるし、受け取った甘利氏は収賄に当たる可能性があるかもしれないなぁ〜と思ったのである。

当日はこんな「ヤバイ」話をテレビ番組で堂々と披露するなんて甘利氏の政治家としての脇の甘さに驚いたものだったが、やはり世間ではこれを問題視する人が多かったようである。

この番組は2回ほど再放送をするから、12日に見逃した人も改めて見ることが可能である。

これだけハッキリした証拠を自らの口でしゃべってしまった甘利氏には政治家としてのセンスを疑う。

9月の内閣改造では、甘利氏は早々に留任するとされていたが、この問題が影響を与える可能性も出て来た。

野党がしっかりしていないから、自民党はやりたい放題で奢っているように感じる。そんな気の緩みからポロッとマズイ問題が出てきたのだろう。

しかし、これは甘利氏がこの番組の大ファンで何度も応募したと言っていたのだから自ら望んで出演した番組である。このことは番組内でも言っていたのだから本人の責任以外の何物でもないだろう。

果たしてこの結末やいかに・・・。


■2014-08-30-Saturday 土曜日の

土曜日の過ごし方

自宅の暖房機器のパネルが壊れた。リビングとダイニングの2ヶ所である。以前に住宅を改修した20年前に取り着けたモノであるが金属が腐食して穴が空き、そこから不凍液がポタポタと漏れてきた。

とりあえず栓を閉めて液が流れないようにしておいたのだが、これから冬を迎えるにあたって暖房無しでは生活ができなくなる。

帯広の夏なら自宅には冷房が無くても暮らしていけるが、冬の暖房は必需品である。

業者の人に見てもらって見積もりも取り、今日の土曜日の午前中で工事を終える予定であったが・・・。

地下に潜って作業している業者の人が何やら慌てている。どうやら取り寄せた器具が合わないようなのである。

リビングの方は何とか工事を終えたが、ダイニングの方は器具を新たに取り揃えなければならないとのことでもうしばらく日数が掛かりそうである。早目に頼んでおいて良かった。寒くなってから待たされたらかなり困ったことになった。

やはりこういう工事は早目早目の対応が肝心である。

今日の19時から、同年会(昭和32年の遅生まれと昭和33年の早生まれ)の十勝酉戌会(ゆうじゅかい)の飲み会がある。

酉戌会は49歳の厄払いの時に神社でお祓いを受けた男性の会であったが、その後は女性も加わって、年に2回の飲み会とゴルフなどをしている。段々と参加者も増えてきていて毎回新しい顔ぶれが加わる。

会場は西5条南3丁目のスキヤキの松伊である。早目の18:30に家を出て西5条通りを歩いて向かう。西5条通りならすぐにタクシーが拾えると思ったのだが・・・。まるでタクシーが通らない。結局、松伊まで歩いてしまった。ときどき走って、着いたら19時ちょうど、遅刻はしなかったが到着はギリギリであった。

到着した途端にタクシーが拾えなかった原因が分かった。ドーン、ドーンと花火が打ち上がったからだ。松伊の窓から花火が見える。この日は道新の花火大会であったのだ。

会場には45名ほどは居たろうか?およそ半分は女性である。松伊の女将も会員である。

中学を卒業以来40年振りに会った懐かしい奴も居た。同年の会というのは、同じ時代を生きてきているから話が盛り上がる。

美味しいスキヤキを食べながら結構な量のお酒を飲んだ。

二次会に歌夢音(かむおん)という生バンドが演奏する店まで歩いて行く。ここで踊ろうという訳である。

我が家が昔ダンスホールであったことは、5月に勝毎の論壇に書いたので皆が知っているし、父親が社交ダンス教師でもあったから、皆、私がダンスが得意だと思い込んでいるようだ。

残念ながら、私はチークダンスしか踊れない。

皆が楽しそうに踊っているのを横目で見ながら、ただ話だけをしていた。

皆は結構、昔のディスコを思い出して踊っていたが、すぐにハーハーゼーゼーと息があがっている。年には勝てないようである。

こういう会は、年を取ってくると出席率が良くなってくるようであるが、私も、これまで結構な回数出席しているから、メンバーの顔と名前が少しずつ一致するようになってきた。

終了後にまた歩いて自宅に戻った。今日は帯広の街を随分と歩き回ったものである。


■2014-08-31-Sunday 防災

我が家に帯広市の防災マップが

届いた。市役所の総務課防災係が今年8月に発行したもので「平成26年改訂保存版」と表記されている。

早速、我が家と会社の浸水予想図を見てみた。自宅のあるところは高台であるし、近隣も含めてまったく問題がなかった。会社も隣のビルまでは0.5m未満の浸水予想範囲に入っているが我が社は真っ白の色分けの場所で浸水はしないようである。

自分の居る場所がどう云う状態なのかを自分で調べて準備しておく必要があるだろう。今回の広島県の土石流や土砂の問題でもそうだが、結局は自分の身は自分で守らなければならないのだ。

お上(行政)任せではイケナイ!

かつて私が小学生時代に住宅開発された柏林台は当時は湿地帯で、よく蛙を捕りに行った場所で一面の葦原であった。蛙を捕る時に、よく短靴が泥に取られて足からすっぽ抜けることがよくあったのであった。

帯広川は暴れ川で当時よく氾濫していた。私が小学4年生の時に帯広小学校(現:中央公園)の北側グランドまで浸水したという記憶がある。

そこを土壌改良して住宅団地を造ったから、その後も地面が上下して家が歪んでドアが開かなくなるような家が多発したところであった。

以来40年以上が経過したから多少は良くなっているのかと思っていたのだが、防災マップで見る限り、特に帯広川の近くは2.0〜5.0m未満の浸水予想範囲というかなり浸水するであろうと予測される場所が多いことに驚いた。

テレビの番組を見ていたら、東京の0m地帯がかなり「ヤバイ」状態であるらしい。現在も毎日、ポンプで水を出さなければ浸水してしまうのだというから驚いた。

6機ほどの強力なポンプで水をかき出しているのだそうだ。ポンプが故障したり停電でもしたりしたら瞬く間に浸水してしまうだろう。

東京が1時間に75mmの大雨が降ったら、現在の都市機能では対応が出来ないらしい。半分の35mm位までの対応能力しかないのだそうだ。

そう云う危険な場所に人を住まわせ、またそれを守る為に巨大な経費を掛け続けるのも両方とも問題があるのじゃぁないだろうか?

日本は人口が減るのだから、これを機会に安全な場所に住み替えるようにしてはどうだろうか?

対処療法はもうやめて根本治癒を考えたほうが良くはないだろうかと思う今日この頃である。