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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2013-06-01-Saturday ネットオークション

先日ネットオークションで

2000円(せり上がって2000円という金額になったのではなく、最初から2000円の価格を出品者が付けていた)で落札したマジックの冊子が届いたので開封したところ・・・。

中から出てきたのは、コピーして半分に折ったA4版の紙10枚を、背中側で2ヶ所ホチキスで留めただけの代物であった。

コピーだなんて商品説明には何も書かれていないし、添付されている写真だけではコピーなのかどうかは判然としない。私は原本をコレクションしているのであってコピーなんぞ集めている訳ではないのだ。コピーモノなら入札なんて端からしない。

第一、こんな事ってありえないだろう。

マジックは「種」が全てだ。自分の考案したオリジナルマジックならまだしも、他人が考案したマジックをコピーしてホチキス留めしたものを出品するなんて!

あんまり頭に来たものだから、評価のところに「非常に悪い」「だたのコピーをこの値段で出すなんて詐欺だ!」と書いて提出したら、すぐに出品者からメールが届いた。

「いきなり評価で非常に悪いと書くのは如何なものか?(貴方は)コピーと書いてあるが、これはコピーなのか?云々」という問いである。私は「少なくとも印刷物でないことだけは確かであろう。これをコピーと呼ばずして、一体何をコピーと呼ぶのか?」と逆に問うた。

どうやら、この出品者はマジックの道具を多数落札した中に、このコピーが入っていて、それをそのまま(正規の教本と認識して)出品したらしいのだ。

たしかに、マジック教室では、本をコピーしたものを資料として使用するケースも中にはある。しかし、それをネットオークションで販売してはいけないだろうに。

自分でコピーしたものではないと云っても、これは明らかに著作権法の違法行為にあたるであろう。

こんなやり取りを何度かしている内に、相手は非を認め、すぐに返金してきた。

私も商品が届いてから、すぐに「非常に悪い」と評価をする前に、出品者に苦情を言ってから、その対応が悪かった場合に「非常に悪い」と評価した方がよかったと反省した。

私にしては珍しく拙速な行動をしてしまったと反省している。


■2013-06-02-Sunday 洗車

生まれて初めて

自分で自動車を洗車したら・・・。

自動車免許は大学1年生の春休みに当時の最短記録の16日で取得したから運転は下手ではないと自負しているし、十勝で暮らすには自動車は生活必需品だから、大学卒業した直後の22歳で購入した。

だから自動車との付き合いは長いが、自動車の運転があまり好きではない。これまでいわゆるドライブという自動車の楽しみ方とは、ほとんど無縁の生活をしてきた。

ところが、先月購入したBMWのMINIクーパーが妙に気に入っているのだ。コロンコロンとした丸い格好で何だかとても愛嬌のあるフォルムにハマったようなのである。

土曜日にゴルフ場まで運転していったら、かなり泥を撥ねてしまい車が汚れてしまった。これまでだったら、そのまま放ったらかしにしておくか、よっぽど汚れていたらガソリンスタンドで洗車してもらうか程度であったのだが、今日は日曜日でしかも朝から快晴で、運動会の開催を知らせる花火が何発も上がるほどの好天であったし、午前中はスケジュールが空いていたので、何を思ったのか自分で洗車する事を思い着いたという次第である。

まずは、庭の散水栓はまだ凍結防止用に水を落としたままであったから、台所の下の室にもぐって中にある栓を開けてホースをつないだのであった。

するとホースの根元のプラスチック部分が割れていて水が噴き出てくる。ホース部分ならハサミで切って繋げればOKなのだが、プラスチック部分ではお手上げだ。ホースを買いに行くにもまだ開店時間には早いから、仕方なくそのまま水が漏れるホースで自動車に水を掛けて洗車をした。

洗車というのも意外と重労働でかなり汗をかきながら作業を終えた。

妻の自動車を修理に出す為に自動車会社に行こうとしたら、何と雨が降ってきた。さっきまで快晴だったのに・・・。

生まれて初めて洗車なんぞ、したものだから驚いて雨が降って来たのだろうか?運動会をやっている人にはすまないことをしてしまった。普段やらない慣れないことはしない方が良いみたいである。


■2013-06-03-Monday シニアのゴルフ

最近のゴルフ界はオモシロイ!

男子では新人の松山英樹(21)が、そして女子では比嘉真美子(19)がともに今季2勝目を挙げた。

プロデビューした年に2勝したのは初めてだというからたいしたものだ。ドンドンと若い新人が出てくることはゴルフの活性化につながるからとても良いことである。

そして、何より楽しませてくれたのは58歳、同世代(3歳上)の中嶋常幸の大活躍であった。

ついこの間はジャンボ尾崎がエージシュート(年齢以下のスコアで回る)をやって活躍したばかりだったし、土曜日の3日目を終えた時点でトップタイになり、最終日最終組で優勝を争ったのは素晴らしいの一言だ。しかも、何と途中の8番の時点では単独首位に立ったのだから・・・。

9番でダブルボギーを叩いてからズルズルと落ちていったのは残念であったが、久し振りに中嶋が活躍したので嬉しかった。

優勝争いを演じた松山選手との年齢差は37歳である。自分の子供よりも若いだろうし、下手したら子供よりも孫の方に近い年齢なのではあるまいか。こんなに年齢差がある中でも対等に競えるスポーツはゴルフくらいであろう。

私はゴルフを始めたのは25〜6歳ぐらいだったが、中嶋常幸のビデオを見て、当時「世界一美しいフォーム」と言われた中嶋のスイングをお手本にしていたから尚更嬉しいのである。

そして、先週の26日にはアメリカのセントルイス、ベルリーブCCで開催された米シニアゴルフのメジャー大会である「第74回全米プロシニア選手権大会」で日本人選手の井戸木鴻樹(51)が日本人で初の優勝をした。

井戸木選手は身長が167㎝で体重が62㎏だというから驚いた。私と同じ身長しかないのに(体重は−11㎏)世界の名だたる名選手らと戦って勝ったのだから・・・。

ゴルフは飛ばせば良いってもんじゃぁない。上がってナンボだ。ドライバーの300ヤードも一打だし、パットの1㎝も一打である。だからパットが上手ければ対等に戦える要素が残っているのだ。

井戸木選手のドライバーの飛距離は250ヤード程度だというから、それなら私と同じ程度でしかない(ただし、ほとんど曲がらないらしいが・・・)。

まだまだやれるゾ!と思ったアマチュアシニアゴルファーは私も含めて大勢出たことだろう。

井戸木選手は14本持てるクラブの内6本がウッドクラブだという。普通の選手はせいぜい3本だから、きっとこれからはアマチュアシニアの間でウッドクラブの本数を増やす人が増えるのだろうなぁ〜。


■2013-06-04-Tuesday 急な

急な用件が発生して

急遽、今日中に上京することになった。

今日4日中には何とか埼玉県の熊谷市に入りたい用件である。

先日、80歳以上の方から即日に空席があったら安く乗れるという話を聞いていたので、PCで航空券を手配することにしたのだが、私の年齢では即日のチケットは割引き料金という設定がないようだ。

「ビジネス割引きチケット」というJALカードで購入すれば多少は安くなるチケットで行くことにしたのだが、それでも片道約35000円、往復で7万円弱の費用が掛かる。

他の選択肢としては、列車で函館経由で行くしかないのだが、それだと時間が掛かり過ぎる。乗るつもりもないから、最初から調べてはいないが乗り継ぎ時間も含めたら15〜6時間はゆうに掛かりそうであるから間に合わない。

値段は高いが仕方がないから飛行機で行くことにした。まぁ、時間を金で買ったというところか。

気掛かりは、旧日本軍の不発弾が北区のJR中里駅近くで見つかり、その処理を4日に行うから新幹線などの列車がこの間、停まると云う情報である。順調にいけば私が到着するころには正常に戻っているはずである。

とかち帯広空港を15:45発の飛行機に乗れば羽田空港着が17:25.わずか95分で東京に着けるのである。PCで羽田空港から一番早く熊谷市に到着出来る方法を調べたら、羽田空港→(京急線)→品川駅→(山手線)→東京駅→(上越新幹線)→熊谷駅と云うルートで向かい19:11に熊谷駅に到着したから4時間掛からずに到着した訳だ。便利な世の中になったもんだ。


■2013-06-05-Wednesday 埼玉県

急な用件で埼玉県に

入ったが・・・。

熊谷市にもホテルぐらいは沢山あるだろうと思って、ホテルは到着してから探すことにしていた。

なるべく駅に近いホテルが望ましい。駅の構内にある地図でホテルを探したが意外に少ない。まずは一番近いホテルに電話したら、最後の一部屋が空いてるから今すぐ予約するならOKという。本当かどうかは判らないが、もしも他のホテルをあたっている内に埋まってしまったら困るので、即、予約したのだが、なかなか上手いセールス方法である。

駅前にあるビジネスホテルで料金は一泊5600円だ。朝食はサービスで焼きたてのパンとコーヒーが無料で付くという。

まずは寝るところも確保したし、明日の早朝から片付けなければならない用件の為に、まずは食事をすることにした。

この日はサッカーの日本代表がW杯出場をかけてオーストラリアと戦う試合が日本で行われる。

熊谷駅前の焼鳥屋に大型テレビでサッカーの試合観戦のサービス付きという看板が出ていたのでこの店に入ったら・・・。お客さんが一組4人しか居ない。アレ〜ッ、変だなぁ〜と思ったが、恐らく埼玉県人は自宅観戦しているから空いているのだろうと思う事にしたのであった。

この日はサッカー観戦用の特別メニューとやらがあって、20時までのラストオーダーで290円均一メニューとある。まずはビールのジョッキと枝豆を注文し、焼き鳥はネギマと砂肝を2本ずつと、鶏の唐揚げを注文したら・・・。

私はこれまでにこんな不味くて固い焼き鳥を食べたことがない。肉がどれも固くて、顎が痛くなったし、唐揚げにいたっては外側の衣が固すぎて歯茎に当たって出血したほどなのである。

そうか〜だから客が居なかったのかと思った時には遅かったのであった。やはり、知らない町で食事をする時は地元の人に聞いてから入るべきであったのだ。

鉄則を守らなかった私が悪い。

店に入ったばかりだが、この料理じゃぁ〜とてもじゃないがサッカーの試合終了までは居られない。しかも20時以降は料金が上がるというから尚更である。

諦めてコンビニで酒を買ってホテルに戻ったのであった。


■2013-06-06-Thursday 埼玉県2

埼玉県も熊谷市辺りだと

ちょっと中心街から外れるとかなり辺鄙な田舎という感じがする。

この日、用事があるのは熊谷駅の隣、東京からは一駅手前の行田駅の近くだ。近いと云っても初めて行く場所だし、地図を見たら歩けば駅からは10分は掛かるであろう。電車でなら一駅180円だが、タクシーでも1000円も掛からないだろうと乗ったら・・・。

埼玉県の一駅は東京の一駅とはちょっと違ったのであった。

埼玉のタクシーは初乗り料金も710円で、帯広の500円と較べるとかなり高めであった。運転手に住所を告げても地理が良く分からないらしい、それなのにカーナビも付いていない。

まだ着かないのか、まだ着かないのかと思っている内に、タクシー料金も1970円になってしまったので、結局、目印になるような店の前で降りたのだが、帯広駅を基準に当てはめたとしたら芽室駅くらいまでの距離があったのであった。

目的地に9:30に到着し、18時までみっちりと仕事をした。久し振りの重労働でもある。

この時期、関東は梅雨の季節だ。

ついこの間の天気予報では関東も梅雨に入ったと宣言していたが、さすが私は「晴れ男」である。羽田空港に着いてから一滴の雨も降っていない。

昼食の時間にテレビで「カラ梅雨」だと云っていた。農家さん!私は「晴れ男」だけどこのカラ梅雨は私のせいじゃないからね!

この日は大宮に泊ることにしたが、大宮もホテルの数は少ないようだ。

大学生時代にはマジック用の銀鳩を買いに大宮には何度も通ったものだったが、あの当時の面影はまるでない。モノスゴイ高層ビルが立ち並び、さしずめちょっとした大都会の風情である。

晩ご飯はホテルのフロントに「近くにステーキの美味しい店はないか?」と聞いてから出掛けたのだが・・・。

紹介された店はファミリーレストラン風のステーキ店。テンダーローインステーキ150gのセット(パン&スープ付き)が1999円と確かに安いのだが・・・。

ホテルのフロントマンはよっぽど私が貧相に見えたのかもしれない。それともこのホテルに泊る客の相場がこんな程度だったのだろうか?それともフロントマンの胸には「研修中」の札が付いていたから、まだ高校出たばかりで、高級なステーキ店を知らなかったのかな?

疲れていたから、これ以上歩き回りたくないので、そこで我慢して食べたが、肉がパサパサしていた。輸入肉で和牛でないことだけは確かであった。

昼間にかなり疲れたので、食べ終わったら、コンビニに寄って酒を買ってホテルに戻ってさっさと寝たのだった。

最近、帯広に居る時には酒を控えているのに、帯広を離れるとついつい酒を飲んでしまう。

その理由はホテルのベッドが固くてグッスリ眠れないからだが、この日も身体は疲れているのに熟睡できなかったのであった。


■2013-06-07-Friday 東京

6日朝に大宮から東京都に入る。

この日は帯広に戻るだけ。

久し振りの東京だから、あちらこちら新しく出来た施設などを見学をしておきたいと思ったのだが・・・。

歳だなぁ〜。昔なら東京駅から新橋駅まで銀座を通って歩いて見て回ったものだったが・・・。足と腰がすぐに痛くなる。

大宮駅から東京都に入るのにいくつかのルートがある。最初は新幹線で東京駅まで行こうかと思ったが、急ぐ旅ではないし、久し振りに学生時代に暮らしていた池袋に出ようと決めて大宮駅構内に入ったら、急に気が変わって高崎線で上野まで出て、そこから「スカイツリー」に昇ってみようと考えを変えたのである。ところが、電車に乗っている内に天気が曇ってきた。この曇り空ならスカイツリーに昇っても展望台からの景色は良くないなとまた気分が変わって、有楽町で降りて帝国劇場でやっているミュージカルの「レ・ミゼラブル」でも観ようかと考えた。私は観劇が大好きだし、東京の良さはこの手のミュージカルなどが生で観られることだからだ。レ・ミゼラブルにはマジックの師匠である故・ジミー忍師の長男、駒田一ちゃんが出演もしているから楽屋でも訪ねようかと考えたのだが・・・。ところが残念なことに当日券は無かった。

諦めて、有楽町駅前のビッグカメラ(旧そごう百貨店有楽町店)3階にある私の愛用しているゴルフのメーカー、PINGのショップで新しいゴルフクラブの試打でもしようかと思ったのである。私が現在愛用しているクラブは2年前にこの店で買ったものである。3階に行ってみたら店が無いどころかスポーツ用品部門が無い。アレッ変だな!と店員に聞いたら地下2階に移動したという。私に相談もなく勝手に移動しやがって・・・。

PINGからの派遣店員をつかまえてコンピュータで計測する試打をさせてもらった。新しく発売された「G25」と云うドライバーである。

普段、私は250ヤード以上はドライバーが飛ぶのに、この日の計測では220ヤードしか飛ばない。しかも球筋が低い。シャフトの固さをSから柔らかいSRに下げても同じである。今度は3W(スプーン)で打ってみたらスプーンで220ヤード飛ぶ。どうも新しいドライバーが合わないようだ。さんざんヘッドを変えてみたり、シャフトを変えてみたりして打ってみたが、どれもしっくりこないので買い替えは止めることにした。新製品が何でも自分に合う訳ではないのである。

このままでは帰りの飛行機まで時間が有り過ぎる。さて何をしようか?

ちょうど昼時になったので、ゆっくり食事でもしてから行動を考えるかと適当な昼食の店を探したが、良さそうな店は行列が出来ている。私は並ぶのは嫌いだから、あちらこちらとグルグルと歩き回った。しかし、どの店も並んでいる。中には空いている店もあるが、きっとそう云う店は不味いから誰も並ばないのだろうと考えてしまう。

さんざん歩き回って、結局、入ったのはファミリーレストランであった。これなら並んで待っていれば良かった。

しかし、東京の人達って毎日、毎日、昼食時にこうして並んで食べなければならないなんて・・・。

通勤に1〜2時間も掛けて毎日満員電車に揺られて、食事でも並んで30分も待つなんて私にはとても出来ないなぁ〜。

帯広に戻って、空港からまっすぐに、温泉銭湯に直行した。たったの420円でたっぷりとした温泉に足を伸ばして浸かれる。この日は60分のマッサージもやってもらった。やっぱり帯広は良い場所だ。


■2013-06-08-Saturday コンビニって

コンビニエンスストア

日本語に訳せば便利な店であるが・・・。

痛風の発作を経験してからビールを買わなくなって久しい。焼酎に替えてからもスーパーマーケットで買うことが多くてコンビニでは酒類を買う事はめったになくなった。

先日、埼玉に行った時にコンビニで酒を買ったら、レジが生意気にも「年齢確認をお願いします」としゃべったではないか。今時のレジはしゃべるんだなぁ〜と関心したが、何と客に確認画面をタッチして下さいと店員が言う。あぁ、そう云えば以前に酒を買った時にもそういうことがあったなぁ〜と思い出した。

何だか、しっくりしないがタッチしないと売ってくれないらしい。

私の風貌は顔中が髭だらけだし、その髭だって白髪だらけのゴマ塩で、髪の毛だってかなり薄いし、腹だって出ていて、誰がどう見ても50歳過ぎの中年丸出しである。その私に年齢確認が必要だというのだから変だろう。

今時の自動販売機は客の年齢等を自動的に判断して、自販機がお勧め商品を紹介するなんて類のものまで出ているのに・・・。

人間である店員が、明らかに20歳以上だと判断している客に対しても年齢確認をさせなければ酒を売れないというのは、果たしてそれが便利な店なのか?

少なくともスーパーマーケットのレジで年齢確認をされた記憶はない。

恐らく、未成年に対する酒類販売予防策なのだろう。

それは判る。

しかし、明らかに20歳過ぎと一目で分かる人間に対してまで年齢確認が必要なのだろうか?と思ったら、問題は20歳の境目なのだそうだ。

見た目で判断して酒を未成年に売ったり、逆に20歳以上なのに未成年と疑ったりして嫌な思いをさせたりなんてことがあるから、全員に歳を尋ねれば問題がないということなのだろう。

だが、これはとても安易な方法ではなかろうか?

マニュアル化し過ぎていて不愉快な気分になる。客の年齢を判断する術を磨くことも客商売としては必要だと思うのである。例え、多少間違ったって良いではないか。

失敗だけを恐れて、技術を磨くこともさせずに、マニュアル化することは文化を衰退させることにもつながる。

これはバイトだけで店をまわそうとするコンビニ本部の策略である。


■2013-06-09-Sunday 駒澤大学同窓会

私が会長を務めている

駒澤大学同窓会十勝支部の役員会を7日の夜に開催した。7月9日に開催予定の十勝支部総会に向けての役員会である。

何故に1ヶ月も前に役員会を開催するのかと云うと、十勝支部の総会はよその支部でもやっていない特殊な総会をやっているから準備に時間が掛かる為である。

何が特殊なのかと云うと・・・。

まずその話は、駒澤大学同窓会の本部(東京)が他の大学の同窓会とは異なる面白いシステムを持っているところから始まるのである。

駒澤大学の同窓生には有名人を多く輩出している。スポーツ選手、例えば野球で言えば、中畑清・石毛などが居るし、芸能界でいえば例えば落語界にも三遊亭貴楽、王楽、桂竹丸などを輩出している。これら駒澤同窓の有名人を同窓会本部が講師登録をして、各地の同窓会支部の総会が開催される時に派遣してくれるシステムが存在するのである。

その他にも、同窓会の役員が支部総会に同席し、更に総会費用として10万円を補助してくれるのである。

他の大学の同窓会のシステムのことを調べたことはないが、恐らくこんなことを実施しているのは駒澤大学くらいなのではなかろうか?

十勝支部は結成から13年が過ぎたが、この間、支部の総会の際に来てくれる有名人を総会に出席している同窓生数十人だけで聞くのはモッタイナイナァと考えて、どうせなら一般の方々にも公開してはどうかということになったのである。

10周年記念事業として4年前の総会時に三遊亭貴楽、王楽の2人を招いて「駒大寄席」として開催したのだ。

落語家が帯広で高座をかけると、3000〜5000円ほどのチケット代が掛かるのが普通である。それを無料開放(チャリティ募金を実施)して落語を楽しんでもらいながら駒大の名前も浸透させようと一石二鳥を狙っているのである。

三遊亭王楽さんは4代目三遊亭円楽(顔の長い方)の最後の弟子で、日曜5時半からのテレビ「笑点」にピンクの着物で出演している三遊亭好楽の息子でもある。つまり、親子で円楽の弟子なのである。

最初に十勝支部で演じてもらった時にはまだ二つ目だったが、その後すぐに真打ちになって、今では若手落語家、二代目星の王子様として人気も出て来た。

王楽さんの来勝も今年で5年連続になる。二つ目の時からズ〜ッと連続で来ているので王楽さんにとっても十勝は特別な場所と考えてくれている。

きっと今年も面白い落語を2〜3席聞かせてくれることだろう。

聞きたい方は坂本ビル㈱(☎0155−22−0132)まで申し込んで欲しい。


■2013-06-10-Monday 日曜日

9日の日曜日に

母がお寺に連れて行って欲しいと言う。

我が家の宗派の曹洞宗のお寺ではなく、母の実家の宗派である門徒のお寺である。

母の実家は道北の町留萌にある。母は三人姉妹の長女であるが、三女が2年前の暮れに亡くなり、実家の親族は次女と2人だけになったことで、母の両親のお骨を供養してくれるお寺を十勝に探しているのだ。

新聞に永代供養の広告を見つけて、そこを実際に見に行きたいというのである。

まぁ、天気も良いし、新しく買ったばかりの車の馴らし運転のつもりでドライブに行くことにした。カーナビでお寺の名前を入れてスタートしたが、自宅からの距離は27㎞と表示されたから、かなり辺鄙な場所にあるようだ。田舎道をゆっくり走って45分も掛かってしまった。

私が付き添う分には連れていくことは出来るが、バスも走っていないし、タクシーなら料金が片道七千円はゆうに掛かりそうな所であるから、母も「簡単にはお参りに来れないし、他の人に場所の説明も難しいから諦める」と言う。

まぁ、別に宗派が違っても供養は出来るだろうから曹洞宗のお寺に聞いてみたらということで落ち着いた。

天気も良いので久し振りにグル〜ッと十勝をドライブすることにした。

途中で買い物を済ませて自宅に戻ったが暇である。今日は小学校の運動会だから、温泉が混むだろうと思い、明るい内に温泉に行くことにした。

今日はドライブついでに隣町の芽室町の川北温泉まで足を運ぶことにしたのである。

日曜日だが、まだ明るい3時半頃だから、さすが温泉も空いていて快適である。1時間浸かって4時半に、そろそろ上がろうかと思ったら・・・。

ドッと40人位の団体さんが入って来た。まるでテレビのドッキリ番組でいきなり大勢の人数がドドッ〜と押し寄せてくるような感じで恐怖すら感じた。

私はちょうど脱衣所で身体を拭いていたところだが、いきなり一度にこの人数が入ってきたら、洗い場の数が20人分くらいしかない温泉なのにどうするのだろう?

それこそ湯船にだってこの人数は入れないゾ!と思いながら待合所で妻を待った。

妻もすぐに出て来たが、女風呂も同様の状態だったとのこと。きっと小学校の運動会が終わったからドッと団体で来たのではないか?と言いながら駐車場に出たら、大型観光バスが3台停まっていた。

団体旅行客がこの温泉に来たようだ。でも、こんな小さな温泉にこの人数は無理なんじゃないの?

もしも、運動会帰りの客も大勢来ていたら・・・。

観光会社も少しは連れていく場所を考えないと、十勝の温泉の評判が悪くなってしまうゾ!


■2013-06-11-Tuesday 一喜一憂

一喜一憂ならぬ一憂一喜になった。

順番が逆転したのであるから嬉しいはずなのだが・・・。

先日、ネットオークションで、私がこれまで20年以上も古書店で探し求めてきても見つけられなかったマジックの古書が出品されているのを見つけて驚喜した。

その本の題名は「緒方知三郎先生追想録」と云う。

緒方知三郎さんと云えば医学博士として著名な方であるが、アマチュアマジシャンとしても有名な方で、この方のマジック界への貢献を記した本であるが、薄い冊子であるし、発行部数も少ないから、めったに出て来ない本なのである。

まだ本物を見たことがないから内容は詳しくは判らないが、おそらく奇術の種なんぞは載ってもいないだろう。緒方博士がマジック界に残した功績を、色々な方々が書きしるしたものをまとめた本であろうと推測している。マジックの歴史の研究でもしているマニアぐらいしか欲しがらない本なのである。

マジックの本も多数出版されたKさんと云う方が、ご自身の蔵書をこの5月からネットオークションに出品され始めたのであるが、出品される本は私にとっては宝の山なのである。

それを最初は1円から始めるので、安〜く手に入るものもあれば、逆に競り合って高額になってしまうケースもある。

この本を見つけたのは5月25日、これも最初は1円からのスタートだった。私は当初3000円と云う値段を付けた。こんな本を買う人なんて私ぐらいだろうと思ったのだが、万が一ということもある。この機会を逃したら、今度いつ出品されるかは分からないほど(私にとっては)貴重な本なのだ。

締切り時間は6月1日午後19:59であるが、私はこの1日の晩は会合があってPCの前に張り付けない。5時40分に家を出る時点では36件の入札で1100円であるし、3日前からは入札がされていないから、これはもう私のモノだろうと思った。

だが、留守間に何があるか分からない。この本は絶対に手に入れたいと思ったので万が一を想定して7777円と云う値段を入れておいたのである。

会合が終わって、帰宅してすぐにPCを開いてヤフオクを見たら、何と8000円で落札した人が居たのである。

締切り時間ギリギリのわずかの時間に何度も何度も競り続けて、最終的に150件もの入札がされていたのだった。悔しいこと、悔しいこと。

こんなことだったら会合を欠席すれば良かったとか、もっと高額で入札しておけば良かったと悔やむ事暫しであった。

ところが・・・。

今日になって出品者のKさんから、「落札した人が辞退してきたので、あなたが繰り上げで落札できる」と連絡が入ったのである。

ヤッタ〜!まだ私はツイテいると思ったのである。

最初に落札した人は、勢いで「再入札」を押し続けて金額を競り上げてしまったのだろう。が、後から冷静になって、よ〜く考えてみたら、こんな本に8000円も出すなんてと後悔して辞退したのであろう。

私にも経験がある。アツクなってしまうと後先考えずに「再入札」を押し続け競り合ってしまって後悔するのだ。

まぁ、高い買い物だが、マニアにとっては値段ではない。とにかく手に入れる事が出来たのだから私はまだツイテいるということだろう。


■2013-06-12-Wednesday あぁ〜酒よ!

4・5月と酒を控えたおかげで

腹周りも3㎝ほど引っ込んだし、体重も3㎏減ったのであったが・・・。

腹の脂肪1㎝が1㎏という計算か!

昨晩、久し振りに「スナック」に飲みに行った。

「飲んべオヤジの会」と云う、ゴルフのコンペをやってから懇親会で酒を飲む会の会合があったのである。最近はめっきり外で酒を飲む機会が減ったし、飲んだとしても「居酒屋」か「焼鳥屋」ぐらいで、「スナック」やら「バー」なんて処にはとんと御無沙汰しているのだ。

立て続けに行った健康診断で異常が無いと言われたことで気を良くしたのと、出張で出掛けるとどうしても酒を飲んでしまうから、6月はまたズ〜ッと酒を飲み続けている。

4・5月の2ヶ月間で減ったものが、たったの1週間の酒でまた元に戻ってしまったようだ。会う人、会う人から「坂本〜!お前また腹が出てきたな〜」と言われるのである。

一瞬でも引っ込んだから、反動で肥ったように見えるのだろうが、以前に戻っただけであるが・・・。アルコールのカロリーってのは意外と大きいものだなぁ〜。

せっかく少しは痩せたのだから、維持したいものである。また今日から酒の量を減らすことにしよう。


■2013-06-13-Thursday 一憂一喜一憂

あぁ〜残念!

先のブログで繰り上げ落札した「緒方知三郎先生追想録」が先ほど前落札者から入金の連絡があったので、繰り上げ落札の話は無かったことにして欲しいと出品者から連絡が入った。

ブログに書いたように、一憂して、一喜して、そしてまた一憂ということになってしまったのである。

せっかく諦めていたのに、再び喜ばせておいて、でも、やっぱりダメでしたというのは逆にショックが大きくなってしまった。

何だか悔しさが倍増したみたいである。

昨日は、こりゃぁ〜ツイテルと思ったから宝くじのロト7なんぞも購入したのに・・・。

結局ついていないのだろうか?

何だか訳がわからなくなってしまった。

とにかく残念である。


■2013-06-14-Friday うなぎ

ウナギが無性に食べたくなる時がある。

大好物と云うわけでもないが、年に一度は確実に食べている。

だが、去年からウナギの値段が高騰していて気軽に食べられるものではなくなっている。

なにせ、うな重の並が3900円で、上は4700円という値段が出ていた。これではちょっとした高級料理の値段である。

確か一昨年辺りは2000円代で出ていたように思うのだが・・・。

妻が「ちょっと早いが父の日のプレゼントということでご馳走してあげる」と珍しいことを言うので北海道ホテルの和食三郎に行って、うな重を食べてきた。旦那に精力をつけさせてどうしようと云うのだろうか?

食べていて思ったが、重箱にウナギのかば焼きが乗っているだけの料理である。それに肝吸い汁と漬け物が付いて4700円というのはちょっと高過ぎる。

この値段を出せば、コース料理が食べられるから、何ともテーブル上が寂しい。

サザエさんの家のようにお客さんが来たらウナギのかば焼きを出前で取るなんていうのも、この値段ではそうそうは出来まい。やはりウナギはせいぜいが2500円というのが適正価格であろう。


■2013-06-15-Saturday 恵みの雨

本州はカラ梅雨だと云うが

ここ十勝でもしばらく雨が降っていなかった。

今日は朝から雨が降っている。農家の方に取っては恵みの雨であるが・・・。

今日は昼からゴルフコンペがある。

私は、寒い日は嫌だ、暑い日は嫌だ、風が強い日は嫌だ、雨の日は嫌だと云うわがままなゴルファーであるが、そうしたらいったい何時ゴルフをするの?と言われるほどだ。

傘を差しながらのゴルフは腕が疲れるし、レインウェアーは蒸れてくるし、終了後にクラブを拭いたり、靴を乾かしたりと面倒なのが嫌なのである。プライベートなら「止めようよ」と電話して止めてしまうこともできるが、コンペなら、雨が降ってるから行かないというわけにもいかない。ゴルフは多少の悪天候ならプレーするスポーツでもある。

この日のプレーはイヤイヤやっているから集中力を欠いていた。パターもいつも使用しているパターを前夜に磨いたばかりなので、錆びるのが嫌だから、パターコレクションの中から初めて使うパターを持っていったのであるが、やはり浮気はいけないようだ。さっぱりパットが決まらない。

結局、不本意な結果に終わった。

終了後に帯広市内の居酒屋「龍馬」で打ち上げ会を開催した。昼間にゴルフ、夜には酒と云う会なのである。会場の龍馬はJCの先輩がやっている居酒屋でメンバー全員がJC関係者だから、いつもサービスしてくれて安く飲み喰いさせてくれるのである。日本酒から焼酎、ビールまでかなりの量を飲んで、皆、ベロンベロンに酔っ払っていた。

意地汚く飲むと次の日が辛いのだということをすっかり忘れているかのようである。きっと皆、明日は二日酔いで苦しんでいることだろう。


■2013-06-16-Sunday 緒方知三郎

先日のネットオークションで

残念ながら落札できなかった「緒方知三郎先生追想録」の顛末を書いたが、同じ出品者のK氏が似た様な題名の「緒方知三郎著 奇術と私 八十歳記念出版」という冊子を出品された。

内容をみると、「奇術と私」が先に出版され、「追想録」の方は緒方知三郎さんが亡くなられた後に補筆出版されたもののようである。だから「奇術と私」の方が薄い本のようであるが・・・。

先の「追想録」は二転三転して、結局は入手できなかったことが、非常に悔やまれるので、今回は何としても入手したいと思ったのである。

こんな薄い冊子で、しかもマジックの種はひとつも載っていないものなど欲しがるマジックマニアなんて日本にはそうそう大勢居るはずがない。

前回の「追想録」は、ちょうど落札締切り時間に会合に出席していた為にPCの前に陣取れなかったのが敗因だった。

会合に出掛ける前には入札価格が1200円代だったから、こんな本を5000円以上も出して買うアホは他にはいないだろうと思ったが、それでも一応7777円を付けて安心して会合に出席し、帰宅してみたら8000円で落札されていたのであった。この世の中には私みたいなアホウが大勢居るようである。

前回の落札に失敗したから、今回は日曜の夜にテレビも見ないでPCとズ〜ッとにらめっこしていた。

締切り直前に価格がドンドンと高騰していき遂に15500円までいった。何と前回の「追想録」の倍である。入札相手のヤフーIDを見ると前回の追想録とはまた別人である。ヘェ〜ッ日本にこの手の本を欲しがる奴がこんなに何人も居る事に正直驚いた。こんなことなら前回にもっと気張っていればと、ますます悔やまれるが、今回は絶対に負けたくない。こうなったら意地でも落札してやると覚悟したが、結局それ以上にはならずにようやく私が落札できた。

テレビを見て居た妻が「何をバカなことをやっているの!そんな冊子に15500円!バッカじゃないの!いい加減にしなさい!」と強い口調で叱責する。

女には男のコレクター心理は理解不能なのだろう。コレクションは金じゃぁないんだ。


■2013-06-17-Monday 全米オープンゴルフ

朝5時半に起きてテレビで

ゴルフの全米オープン選手権を見た。

大好きなプレーヤーであるフィル・ミケルソンが前日3日目のトップに立ったからである。ミケルソンはこれまで5回もこの全米オープンで2位になっているが優勝はしていない。

彼ももう43歳だから、そろそろメジャーでの優勝は難しい年齢になってきている。今年こそは彼に勝たせてあげたいなぁと思いながら応援していたのであるが・・・。

結果から書くとミケルソンはまた今年も2位で終わり、史上最多の2位という記録を更新してしまった。

この大会の優勝には縁がないのかもしれない。

最終日ミケルソンは唯一人のアンダーパーで−1で単独首位でスタートしたが、インコースではダブルボギーを2つも叩いて後退していた。

今日が誕生日と云うミケルソンは、前日に娘の卒業式(って言っていたように思う)に出席する為に自家用飛行機を操縦してゴルフ場と会場を往復したというから恐れ入る。何と言う家族思いなのだろう。普通なら考えられない行為だ。

だが、そんなことをするくらいだから自信もあったのだろうなぁ〜。

何かやってくれそうな気配を感じながら見ていたら、アウトに入った10番で右ラフ75ヤードからの第二打が直接カップインしてイーグルを決めトップタイに並んだのである。

だが、13番の121ヤードと云う短いショートホールでティショットを軽く打ったように見えたが、それがハーフトップ(したように見えた)してグリーンをオーバーして痛恨のボギーを叩いてしまった。結局これが命取りになって6回目の2位という順位になってしまった。

121ヤードなら私でもピッチングウェッジで打つ距離だし、80%以上はワンオンさせる自信もある距離だ。それを世界のトッププロがミスするのだからゴルフは難しい。

優勝はイギリスのジャスティン・ローズでスコアは+1。これだけ世界のトップランクの選手がプレーして優勝スコアが+1なんていうのだから、ものすごく難しいコースだったのだろう。

日本の松山英樹は最終日はベストスコアに並ぶ67打で回って第10位になった。

初出場で10位というのはすごいことだ。今後は彼に期待したい。

朝早く起きて見たテレビであったが、なかなか面白いゲームであった。


■2013-06-18-Tuesday あぁ〜北の屋台よ

今朝の北海道新聞の記事を見て

驚いたとともに呆れてしまった。

今年8月から北の屋台でクレジットカードの使用が出来るようになるというニュースであるが・・・。

やっぱり、現在の北の屋台の運営者である「北の起業広場協同組合」には設立の理念を理解している人間が居ないようである。

私が創った時のコンセプトのひとつは「不便さが生み出すコミュニケーション・便利さが殺すコミュニケーション」であった。

「便利」な世の中に対するアンチテーゼとしての「不便さ」を表現する装置が「屋台」であったのだ。

だから、北の屋台はわざと不便に造ったのである。例えば、狭く造ったのはトイレに立つ時に他の客をわざわざ立たせなければ通れない狭さにした。また、店舗の組み立て、収納の不便さと云う不便さも、ライバルである隣の屋台との助け合いの気持ちを作り出す為である。その他にも多々わざと不便に造ったところがあるのだ。不便さゆえにコミュニケーションを取らないと楽しい空間が維持できない仕組みにしてあるのだ。

便利にして、何でも一人(セルフ)で出来るようにすれば楽で良いが、そのかわりに他人とのコミュニケーションが不足する。

中心街の衰退の原因の第一は「郊外型の何でもかんでもセルフで出来る(希薄なコミュニケーション)様にして従業員の数を減らすことで効率化を図ると云う大企業のやり方と、同じ土俵で戦っても中小零細企業は勝てないということに早くに気が付かなかった」ということだと私は考えたのである。

だから中心街の零細企業は異なる土俵(濃厚なコミュニケーション)で勝負しよう」ということである。

濃厚なコミュニケーションは不便さゆえに生じるものだ。便利にしてしまえば自然とコミュニケーションは希薄にならざるを得ないのである。

北の屋台が2001年7月に誕生してから、これを真似た屋台村が全国各地に多数出来たが、余所はあまり上手く運営出来ていない。その第一の原因は、便利に作り変えてしまうからであると考えている。

屋台は世界的に見ても「商売の原点」であり、何百年もの歴史を持っている。大きさの意味、形の意味、運営の意味などと云うものが長年の先人達の智恵と経験で培われてきているのだ。その意味を研究し理解した上で現代風に改良するならそれもありだろうが、しかし、その意味を理解せずに、ただ便利にしてしまうと屋台本来の存在価値を無意味にしてしまう危険性がある。

本来、屋台は「日銭(現金)を稼ぐ」ことで成り立っている商売である。

金銭的にまだ余裕のない、商売の初心者が、毎日の小銭を現金で稼ぎ、その稼ぎの中から翌日の材料を仕入れることで商売が成り立っているのだ。

そこに、クレジットカードだって!???

クレジットカード会社の決済は月に一度である。

つまり、屋台の店主は1ヶ月後にならなければ現金を手にすることが出来ないということになる。

これは懐に余裕がある店主なら良いであろうが、商売を始めたばかりの運転資金に余裕がない店主に出来ることではないだろう。クレジットカードを導入することで日々の商売につまずきが生じる可能性がある。

これから北の屋台で開業する店主は、開業資金に加えて、1ヶ月分の運転資金の余裕を最初から持たなければならないことになるのだ。結局、その分だけ開業資金は上積みされる結果になる。

果たして、こんなことを「起業」を促す組合がやる必要があるのだろうか?はなはだ疑問に感じる。

それとも、北の屋台の店主は、儲かっているからクレジットカードの導入なんて屁でもないほど懐に余裕がある人ばかりなのか?

逆に、だとしたら、さっさと屋台を卒業して街中に開業したらどうなのだろうか?

クレジットカードを導入することで屋台店主側にはメリットは何も生じないだろう。この導入で一体誰が得をするというのだろうか?そんなものをあえて導入するなんて、まさか裏リベートなんてものはないだろうが、導入の意味が私にはまるで理解できない。

何だか、私が作ったコンセプトが破壊されていくようである。

あぁ〜北の屋台よ、お前はどこに行く!


■2013-06-19-Wednesday あぁ〜北の屋台よ2

18日付けの私のブログ「あぁ〜北の屋台よ」に

対して色々な感想メールが入ってきた。

随分と大勢の方が読んでくれているのかと思うと嬉しくなる半面、反応がやたら早くて恐い部分もある。

感想メールの中には「(客の)全員が全員クレジットカードで支払うわけではないだろうから、日々の営業に支障をきたすなんてことはないだろう」とか「決済が1ヶ月後というが最長が1ヶ月であって、締切日直近の日(の使用)であれば数日だろう」〈( )内は私の補筆〉などという反論的なというか指摘的なニュアンスのものもあったが、概ね賛意を表明しているものが多かった。

指摘に関しては、まさにその通りである。確かに、客の全員がクレジットカードで支払うわけではないだろうし、例え制度を導入したところでクレジットカードを使用する客はごく少ないであろう。

私が言わんとしていることは「屋台」というものの理念を、運営者である組合はどのように考えているのか?ということである。

私の耳には「毎月の家賃の支払いに汲々としている屋台店主も居る」という噂話がいくつか聞こえてくる。その一方でかなり儲かっている屋台店主も居るということだ。つまり北の屋台の店主間で相当な格差が生じているということだろう。

その儲けが上の部類の店主達の要望に合わせてクレジットカードを導入したということならば、ちょっと開業時の北の屋台の起業理念とはかけ離れてしまっているのではないかという危惧である。

北の屋台は、街中の一般賃貸物件にいきなり出店するにはまだ時期尚早だから、まずは屋台で修業して、資金を貯め、客を掴み、商売のコツを体得してから街中に出店するというものであった。それだからこそ中心街活性化事業としての認定も受け、補助金も頂いてオープンできたのである。

だから、その精神を忘れ、儲かるからと卒業を躊躇ったり、屋台の精神を破壊して、後継者を育てないなどということがあってはならないのだ。

儲かっている屋台店主にとっては1ヶ月後の決済など屁でもないことだろうが、もしも家賃の支払いに汲々としている店主の屋台でクレジットカードを使う客が多かったら、その店は運転資金がショートしてしまうかもしれないではないか。そのような危険性を侵してまでも、更には日銭商売と云う屋台のイメージや意味を捨てるメリットがクレジットカード導入にあるのだろうか?ということなのである。

「便利さ」というものには不可逆性がある。一旦便利にしてしまうと、後から、それを不便に戻すことは受け入れ難くなってしまうのだ。

だからこそ、北の屋台を便利になものにするのは簡単に思い付きでやってはいけない。相当慎重に研究してから実施しなければならないのである。

北の屋台のコンセプトを創った人間としては、改悪にしか感じられないのだ。少数の利益よりも、もっと北の屋台全体の利益になるような施策をやってもらいたいと願っている。


■2013-06-20-Thursday 悪ダクミ

悪ダクミとPCに打ち込んで

漢字変換をさせようとしたら「悪巧み」と出てきた。

私は「悪ダクミ」を悪い企み(わるいたくらみ)をすることだと解釈していたから、漢字では「悪企み」と書くとズ〜ッと思っていたのだが、「悪巧み」と書くとなると「悪いことが巧みな人」という意味もあるのだろう。

どちらにしてもあまり良い意味で使われてはいない言葉だ。

しかし、世の中には「悪い企みに巧み」な人間が大勢いるものだ。

こう云う種類の人間は、普段からいつも「悪いこと(他人に害を与えること)」ばかりを考えているのだろう。きっとそれが習性になってしまっているのかもしれない。

「良いこと(他人に益を与えること)」にその頭脳を使えば世の中が少しは暮らし良くなるのに・・・。

他人に益は一切与えたくなくて、でも自分にだけは利益が集まるようにしたいという腐った根性の持ち主なのだろうなぁ〜。

こういう人間は信頼はされないだろうと思うのだが・・・。

でも、表面上は良い人を装っているし、悪いことが発覚しても、自分は知らなかったとしらばっくれるか、自分は犠牲者側だなんてことを平気で言う詐話師と云うか詐欺師というか、そういう気質も持ち合わせているようだから、実に他人を騙くらかすのが巧みなのである。

アレッなんか変だなぁ〜と思っても、巧みに誘導していったり、場を取り繕ったりするのが上手いものだから、知らない間に傷口を広げてしまう。

しかし、こう云う人間に簡単に騙されたり、騙されていると分かっていながらも自分にも利益のおこぼれがあるかもしれないなんて云う「スケベ根性」を持っている人も居るから世の中ややこやしいのである。

一体、何処までが被害者で、どこから犯罪者なのかの区別も難しい事例もあるから厄介なのである。

しかし、悪いことは悪い。

平気で詐術をほどこし、他人の利益を害して、せこい金を得る人間は問題である。ましてやそれがある程度のポジションに居る人間なら尚更のことである。

周りに居る人間が正してあげなければ、いつしか自分が王様であるかの様に錯覚して専制君主のように横暴な振る舞いに及ぶ人間も出て来るだろう。そうなって犯罪が大きくなってしまってから慌てるのは組織の責任でもある。

この世の中、自分の地位やプライドが邪魔をしたり、保身に走るあまりに犯罪を助長させている例が、最近の新聞やニュースの事例をみても、何と多いことか。

自分は、果たしてそうなっていないか、自分の胸に手を当ててよ〜く考えてみよう。


■2013-06-21-Friday 東京出張

21日〜24日まで

東京に出張である。

今回の出張目的は、22日に開催される駒澤大学同窓会の全国支部長会議に出席する為である。

駒澤大学同窓会は全国各地に55の支部がある。

47都道府県数よりも数が多いのは、北海道が広大な面積の為に8つの支部に分かれているからであり、その他には鹿児島県が奄美支部を持っているからである。

その全国の支部長が東京グランドホテルに集合して年に一度会議を行なっている。

他の大学がどのような同窓会の運営をしているかは知らないが、駒澤大学の同窓会は真面目に且つ民主的に運営されている組織なのではなかろうかと思う。

駒澤大学は一学年3800人近くの学生が居るから4学年では1万5千人の学生がいるマンモス大学でもある。

開校したのが130年前であるから、全国各地に相当な数の卒業生が居る。

同窓会の会費収入も1億円以上と大きいが、広報誌を印刷、郵送する費用ひとつだけをとってみてもとても大きな経費が掛かるから、なぁなぁで運営など出来ないわけだ。

公のお金を集めて使用するということは大きな責任が伴う。

私が支部長に就任してからすでに4年が経過しているから、私の出席も4回目。

毎年この時期に開催されるから、他の用事と合わせて東京出張を組むようにしている。

去年は、帯広柏葉高校の3年B組の卒業生で関東方面で就職した連中を集めて同窓会を開催したが、今年も同じメンバーで集まろうということになった。(つづく)


■2013-06-22-Saturday 東京出張2

駒澤大学同窓会全国支部長会議の

開催で上京するのに合わせて別な用事を組むことにしている。

この会議だけで上京して帰ってくるのは費用も時間も、とてもモッタイナイからだ。

昨年までは、同じ駒澤大学のマジック同好会である「駒澤大学手品奇術研究会(KMC)」の同窓会を、私が上京するタイミングに合わせて、この時期に開催してもらっていた。

一番遠方の私のスケジュールに合わせてくれていたのだが、今年の幹事役の人が私のスケジュールを確認することなく日程を6月1日開催としてしまった為に私は欠席をした。同じ6月に何度も金と時間を掛けて上京するほど暇と金を持て余している訳ではないからだ。だから遂にKMCの同窓会を初めて欠席をすることになってしまいとても残念であった。

その代わりにという訳でもないが、帯広柏葉高校3年B組の同級生が8人ほど東京周辺で就職をしている。彼等もなかなか帯広で開催する同窓会には参加出来ないでいるから、私が上京するこの時期に合わせて呼び掛けて集まろうと去年から始まった訳である。

21日の18:30に日比谷の店に集合という連絡であった。

集まったのは3Bが金子・小林・坂本・島倉・平田・山本の6名、そこにC組の岩本、D組の村瀬が飛び入りで参加して男ばかり8名の会になった。

会場の店は「2時間飲み放題」という設定であるが・・・。

もう皆、昔ほど酒の量は飲めないから、飲み放題で2時間と云う設定よりも、時間制限がない個別注文の方が良かった。それこそ、昔話に花が咲いてアッと云う間に2時間が経過して、店員から「時間です」と追い出されてしまったのである。

まだ話足りないし、酔っ払うほどの酒も飲んでいない。

去年の同会の後の2次会で行った銀座で十勝の足寄町出身のママがやっている店なら十勝出身者は安く飲ませてくれると云うので、1名抜けた7名で行ったのであった。

そこには先客で足寄町の出身者らが居てカラオケで松山千春の歌を熱唱している。それがまた実に上手いのだ。後から聞いたら松山千春のいとこだと云うから驚いた。こちらも負けずに中島みゆきやドリカムを歌って盛り上がったのであった。(つづく)


■2013-06-23-Sunday 東京出張3

23日(土)は午後から

肝心の駒澤大学同窓会全国支部長会議である。

私の宿泊先は会場と同じ、浜松町にある東京グランドホテルである。このホテルは駒澤大学の宗派である曹洞宗が運営するホテルで、いつも駒澤の会議はこのホテルで行われるのである。

昨晩の高校の同窓会でドンチャン騒ぎをやって疲れたが、さすがに昼まで寝ている訳にはいかない。かといってどこか遠征するほどの時間もないから、久し振りに東京タワーまで散歩しに行くことにした。ホテルは浜松町とは云っても、芝の増上寺の大門の近くであるから東京タワーまでは徒歩15分ほどの距離しか離れていないのだ。

曇っていたので展望台には昇らず、蝋人形館などにも入らずにただビル内の土産品屋を見て歩いた。東京タワーには息子が小学3年生の時に連れてきたきりだから14、5年振りである。すっかりスカイツリーに観光客も奪われてしまい、大勢の人が居るという訳ではないが、そこそこ外人客が居た。その外人客相手のアニメの主人公のフィギュア人形だとか模造刀などの土産品を見て歩くだけで面白い。十分に楽しめた。

帰りは増上寺の境内を抜けてホテルに戻って会議に参加した。

駒澤大学の同窓会は15年程前から、随分と改革を行なって、民主的かつ近代的な運営を行っていると思う。

余所の大学の同窓会はこんなに真面目に運営しているのだろうか?

現在の会長の任期が来年切れるのだが、新しい会長の推薦方法を巡っては金も時間も掛かるが、極めて民主的な手法を取ることが決まった。

しかし、民主的な手法とは面倒な手続きが多いから、果たして上手く機能するのかは一度やってみないと判らないところである。

今年の会議では私も挙手をして質疑をした。支部長就任4年目にして初めてのことである。

私が質問するくらいだから、よっぽどのことなのだが、やはり全国の支部長さん達も疑問には思っていたようである。本来ならもっと騒然となる議題であったはずなのだが、頭の切れる事務局の方が実に上手〜く先手を打って説明したので、その場は騒然とすることもなく収まった。

仕切り方を間違えると混乱を起こしかねない状況であったから説明の仕方でこうも違うものかと感心した次第であった。(つづく)


■2013-06-24-Monday 東京出張4

駒澤大学の

全国支部長会議が終了した後に同ホテルの別会場で、大学の理事長、総長、学長などの大学関係者も混じっての懇親会が開催された。

皆、話が長〜い。

お腹も空いてるし、喉も渇いたからサッサとビールを飲んで食べたいのに・・・。冒頭の3人の挨拶だけで1時間も掛かったのであるから拷問に近い。

話を短く出来ない人間は困りものである。

例年、駒澤大学出身の芸能人がアトラクションを行なうのだが、今年は若い女性2人の津軽三味線の演奏である。二人の内の一人だけが駒澤大学の出身だと挨拶していたが、発声と活舌が悪くて何をしゃべっているのかほとんど聞き取れない。芸能人がこれではイケナイ。いくら演奏家だといってもこうやって挨拶する機会があるのだから、活舌くらいはシッカリやっておけよと言いたくなるほど酷かった。

キチンとステージ上で自分の考えを客に伝えられないというのでは芸能人としては一流にはなれない。

翌日は早朝から埼玉県で用事があるから、近くの池袋にホテルを移した。かつて学生時代に1年間姉と一緒に池袋に住んだことがある。

しかし、さすが30年前であるから池袋の変わりようはスゴイ。駅の地下道を歩いていると迷子になりそうになったくらいである。

池袋には中国人が多かった。

見ようによっては中華街かと思うような店もある。普通の日本人が経営している店の店員も中国人が多かった。

何だか、映画のブレードランナーの場面の中に入ったように錯覚するほどであった。

埼玉での用事を済ませてから、小田急線沿線の千歳船橋にマジックの師匠の奥さまが住んでいるのでそこを1年振りに訪ねたのである。

ママ自身が経営していたスナックは去年の7月で閉店してしまったが、まだ、ジミー忍師の道具などの整理が出来ていないと云う。

それを9月までには全〜部整理して私のところに送るから博物館ヨロシク頼むデェ〜と云うのである。

千歳船橋の駅近くのイタリアン料理屋でママと2人の知人を交えて4人で食事をしながら話していたら・・・。

何とそこのシェフが駒澤大学の後輩だと云うではないか。ヘェ〜縁て不思議なものだねと話しているところに、同じ店で食事をしていた女性4人組が私たちのテーブルに挨拶に来た。

私が土産に持参した帯広の柳月というお菓子屋さんの三方六というお菓子を店に居る客に振舞ったら、そのお礼にわざわざ挨拶に来たのである。その女性が「思いがけず、私の故郷のお菓子が食べられて嬉しかったです」と云うから、「これが何処のお菓子だか分っているの?」と聞いたのだ。すると「えぇ、柳月の三方六でしょう!」と云うではないか。「私は帯広柏葉高校の出身です」と云うから「僕も柏葉だよ、あなたは何期?」「28期です」「僕が26期だから僕が3年の時の1年生だね。サニーデパートって知ってる?」「えぇ良く行きました」「僕の父がやってた会社なんだ」と会話したのである。

東京では辺鄙な場所である千歳船橋の10人しか客が入らない小さなイタリアレストランでその客が偶然同じ高校の後輩だなんて・・・。これは確率からしたらスゴイことになる偶然だなぁ〜。

何とも不思議な経験をしたのであった。

それにしても、東京は人が多過ぎる。人混みの中を真っ直ぐに進めないのだ。学生の頃はもっとすんなりとすり抜けられたように思うのだが、私が歳を取ったせいなのか、それとも相手側に他人を思いやる気持ちが少なくなったからなのか?

そういえば、ぶつかりそうになった人は皆、携帯を見ながら歩いていたなぁ〜。あれはヨロシクナイ。第一アブナイだろうに・・・。


■2013-06-25-Tuesday 組織論

全柔連の話題が

新聞やニュースを騒がせているが、日本人と云うものは組織というものに対していかなる感情を抱いているものなのだろうか?

悪いことをして告発された組織の運営者側の人がよく口にするのは、「組織を守る為だった」と言うのだが・・・。

例えば、今回の全柔連の数々の問題にしても、根本原因は「仲間内の論理」であろう。狭く閉じた組織では、世間一般と異なる仲間内の論理がまかり通ってしまう傾向があるように思う。

世間一般では「隠蔽(いんぺい)」とか「もみ消し」とか言われる行動を仲間内のクビを切るのはシノビナイと温情を掛けて、悪いことをした人間の地位を保ってあげる行為がある。

しかし、これは後々、その温情を掛けてあげた人間にとってもマズイ事態を引き起こす事が多い。

何故なら、「共犯者」という関係になってしまうからだ。

黙認だって立派な犯罪の片棒担ぎである。

モラルが壊れた組織では一度の温情が仇になる。

その後に更生して真面目にやればよいのだが、そういうモラルが欠如した人間(サイコパス)はえてして同じ様な悪いことを繰り返す。

モラルの欠如した人間に、活動から金銭まで全てを任せておいて、確認作業も手を抜いておいて、後から犯罪が発覚したら「仲間内だから信用していた」というのは組織として、あまりにもお粗末過ぎる言い訳だ。

しかし、次に罰しようとしても、何処までが良くて、何処からは悪いのか、または、前回は良かったのに、次回は悪いのか、その境界線が不明になる。

軽い犯罪だから、「仲間だから、まぁ、いいか!」とオオメニみてあげようとして掛けた温情が、更にもっと大きな犯罪を生むケースもあることを認識しなければならない。

そもそも、「組織を守る」とはいかなる事なのか?

自分が所属していて然るべき立場に居る組織だから守るのか?

それなら、それは、ただ単に自分のプライドを守るということであって、組織を守るということではないだろう。そこを混同する人が実に多いように思う。

「組織を守る」ということは、その組織が健全に運営されているように見守ることを意味する。役員のプライドを守りたいというなら、健全な活動をしている組織の役員だというプライドを持って活動を正しい方向に修正してもらいたいものである。

小さなウソはやがて大きく膨らんでいくものだ。やがて隠し切れなくなるだろう。

「蟻の一穴はダムをも壊す」ことがあるのである。

今の時代、情報公開と健全な運営は組織に必要不可欠な要素であろう。

「都合の悪いことは聞くな!」とか組織の下部の人間に対して「お前等に教える必要はない!」なんていう横暴な運営は許されない。

そもそも、健全な運営をしているなら、公開することに何の問題があると云うのだろうか?

補助金など公的資金を受けた組織なら、情報公開は当たり前のことで、その当たり前のことが為されないのは運営者の怠慢に他ならない。

理事者もしっかりとした見識を持って健全な組織運営をやってもらいたいものだ。仲間内の論理は百害あって一利なしである。


■2013-06-26-Wednesday OB会の

帯広青年会議所(JC)の

OB会の来年度の会長を私が務めることになったが・・・。

この帯広青年会議所OB会には変わった慣行があって、会長は順次、一年ずつ若い世代に繰り下がっていくことになっている。そして、その年の会長の職業や趣味などに合わせて面白い「内閣名」を付けることになっているのだ。

歴代の内閣名には「マンボ内閣」から始まって「ストリップ内閣」なんてものもあるし、風貌に合わせて「ブルドック内閣」なんてものもある。

近年はお菓子屋さんが会長の時は「好ケーキ内閣」、自動車屋さんの時は「四駆尻(しくじり)内閣」、駅前に土地を所有している人の時は「え〜きまえ内閣」などと段々とシャレが入ってきているのが特徴だ。

去る5月30日に、来年の会長輩出年である昭和33年会(燦参会)と幹事長輩出年である昭和37年会の顔合わせの懇親会を開催した際に、来年の内閣名を考えておけと言われたので、私の趣味のマジックに合わせて「向かうところ手品師内閣」としたいと発表したのであった。

この「向かうところ手品師」と云うのは云うまでもなく「向かうところ敵なし」のシャレである。ひらがなで書けば「敵なし(てきなし)」と「手品師(てじなし)」では「き」と「じ」が一字異なるだけなのだ。

これは10年程前に「三日坊主めくり(パルコ出版)」と云う格言などを面白可笑しく変えるパロディー集のカレンダーで見つけて気に入って使っていたものだ。その後、関西のマジシャンが同じ「向かうところ手品師」と云う題名のレクチャーノートやDVDを発売したりもしている。

それを拝借して命名しようと思っていたのだが・・・。

6月27日の読売新聞1面の「編集手帳」というコラム欄にこの「向かうところ手品師」を引用した文章が載っていた。

このコラムによるとこのシャレは放送作家の高田文夫の作だとのこと。

ここでは鳩山由紀夫を手品師にみたてて、「手品師」を人を騙す悪い意味の表現に使用していた。

昔から「○○の手品師」という表記は、あまり良い意味で使われることは少ない。

逆に「○○のマジシャン」などという表記には、概ね良い意味で使われることが多いようだ。

気に入っていた「向かうところ手品師」も、今回の読売のコラムで鳩山由紀夫に擬せられるとイメージがかなり悪くなったように感じる。

どうやら再考する必要がありそうである。


■2013-06-27-Thursday ○が悪い?

26日に国会が閉幕した。

最後の日に採決が予定されていた電気事業法改正案などの政府提出の重要4法案が廃案に追い込まれたそうな。

参院本会議で安倍首相の問責決議案が民主党などの野党の賛成多数で可決されたので、慣例に従ってその後の審議を野党側が拒否した為であるという。

ニュースでは、先に4法案を採決、可決させてから、問責決議案の採決をする方法もあったのだから、そうすれば良いのに云々と言っていたが、どうやら、自民党と民主党の政争の道具に4法案が利用されたようである。

国会議員の連中は一体何を考えているのか?

実にクダラナイ!

今回廃案に追い込まれた「電気事業法改正案」は発送電分離などの今後の電力会社の地域独占を見直すきっかけとなりうる法案だったというではないか。

その他に、海外を運行する日本の船舶を海賊から守る「日本船舶警備特別措置法案」、就労支援策を盛り込んだ「生活保護法改正案」、生活保護に陥る前段階で支援しようという「生活困窮者自立支援法案」の3つの重要法案があったというから、国民は皆、頭に来ているのではないか?

いや、呆れているかも・・・。

その怒りの矛先はどこの政党に向かうのだろうか?といえば、恐らく民主党であろう。

民主党は、野党共闘を優先するのか、重要法案を優先するのかの選択で、野党共闘を選んだことになるからだ。

実際問題はかなり複雑で、ややこしいことになっているようだが、実は自民党が7月の参院選挙対策として、今回の混乱を上手く姑息に利用したという事らしいのだが、結果的には野党が4法案を潰したようにしか国民には映らないからだ。

問責決議案には法的拘束力は全く何もない。ましてや国会の最終日に可決したところで何の実効性も意味もない。そんなものを可決したところで一体何があると云うのか?

民主党はそんな程度の法案でしかない問責決議案と重要4法案を秤に掛けたら、問責決議案が勝ったという判断なのだろう。はっきり言ってバカ丸出しである。

やっぱり、こいつらは国民生活よりも政局を選んだのだと言われること必至であろう。

民主党はそんなことも読めないのか?無能な奴らの集まりだという印象を決定的にした。

自民党も民主党も、どっちもどっちだが、国民の印象は圧倒的に民主党の方が分が悪い。

このブログの表題の「○」の中に入れる文字は最初は「勘」とでも書こうと思ったのだが「頭」に替えることにする。


■2013-06-28-Friday コミッショナー

日本プロ野球選手会が

27日、統一球の仕様変更を隠していた問題で、セ・パ両リーグ理事長あてに要望書を提出した。

一連の騒動の原因として、NPBの組織構造上に問題があったことを指摘した上で「とりわけ、プロ野球の将来について消極的で責任回避的な人物がこれまでコミッショナーを務め続けてきたことにある」と、名前こそ明記してはいないが、暗に加藤コミッショナーを批判している。

第三者委員会の公正な調査などを求めたほか、事実上、加藤良三NPBコミッショナーの辞任を求める内容になっている。

野球協約ではコミッショナーは極めて強大な権力を有する者であり、その裁決は絶対的なものとされている。

それでいて、コミッショナーの業務は週に1回で年収は2400万円であるとされているから、外交官を辞めた人間にとっては箔も付くし、金銭的にも極めて魅力的なポジションであろう。

しかし、加藤コミッショナーは3.11の東日本大震災の際のプロ野球の開幕日の決定でも、選手会の意向にはまったく取りあわず、巨人のナベツネの意向に従ったことでミソをつけている。

本来、球団を超越した立場であるはずのコミッショナーが一球団オーナーの意向にヘイコラしているでは、そもそもの存在理由がない。

今回の、「私は知らなかった」や「不祥事とは考えていない」発言などは加藤コミッショナーの不適格さを露呈した。

こういう強いものには弱くてヘツライ、弱いものには強くでて威張るという人物がコミッショナーでは選手も不安であろうし、野球界全体としても問題が大きい。

官僚的で、仕事が出来なくて、威張るだけで、責任感の欠如している人間は野球界のリーダーには相応しくないだろう。

地位にしがみついて醜い姿を晒すよりも、ここはあっさりと、素早く辞任した方が本人の為でもあると思うが・・・。


■2013-06-29-Saturday 全道大会

北海道の青年会議所(JC)の

ロム(地域)対抗のゴルフコンペが札幌ゴルフ倶楽部由仁コースで開催された。

帯広JCの現役(40歳まで)も参加するがOBからも参加して欲しいとの要請で参加することにしたのだが・・・。

事前に送られてきた私のスタート順は第一組目で朝6:20のスタートである。スタートの40分前には受付を済ませて欲しいとのこと。

帯広から参加する現役メンバーが運転する車に乗せてもらうのだが、我が家には4時に迎えにくるという。となると3時には起きていなくてはならない。

前の晩は早目に寝ようと思ったのだが、結局寝たのは11時過ぎだから正味4時間も寝られなかった。

車の中で寝て行こうと思ったが、なかなか眠ることが出来なかった。寝不足で身体がダルイ。

一緒に回るのは札幌のメンバー2名と帯広のメンバー1名との4名であるが、札幌の選手は片手シングルだというし、3人とも同年齢でおよそ一回り下の44歳。一番脂が乗っている時期である。

ドライバーは30ヤードはおいていかれるし、パットも上手い。私は一番年長なのに何だかドタバタしてボギー・ダボ・パーのスタート。札幌の片手シングルはパー・バーディ・バーディのスタート。

それでもその後を立て直して前半は40打で何とかかんとかついていったのだが・・・。

後半は足がつりそうになってショットが曲がり始め、簡単にダボを叩いてしまう。結局後半は45打であった。55歳を過ぎると寝不足だと身体がついていかない。体力の無さというか集中力の無さというのか。もどかしい思いがする。

全員が上がってくるまで、相当な時間が掛かるから、ゆっくりサウナ風呂に入ってくつろぎ、風呂上がりにビールを飲んだら眠くなってしまった。

見かねたのか、帯広の後輩が早目に戻るから乗っていきませんか?というので表彰式に出ずに帯広に戻ることにした。

帯広に4時に着いて家のソファーでうたた寝していたら、帯広が団体戦で3位に入賞したというではないか。

団体戦は各地域の上位4名のスコアで決まるというが、私の成績は帯広で4番目の成績だったから、私にも銅メダルが当たるのだそうだ。

嬉しいやらなにやら複雑な心境であった。


■2013-06-30-Sunday 日曜日

今日は朝から快晴であるが・・・

昨晩の祝勝会で飲み過ぎてしまって身体がかなりダルイ。

一昨晩も4時間程度しか睡眠をとっていないのに、車に乗って2時間半の移動とゴルフをしてまた2時間半の移動で帰ってきてから祝勝会と云うスケジュールである。

55歳の身としてはかなりシンドイ。

祝勝会も一軒だけならまだしも、3次会まで付き合うと後半の記憶が定かではないのが恐ろしい。

酒の量はそんなに多く飲んだわけではないのだが、寝不足の方が身体にこたえたようだ。睡眠時間は8時間はたっぷりととりたい方なのである。

夕方に庭で焼肉をするという。

5時半頃から炭に火を付けたて準備をしたが、庭で焼肉をするのは今年に入ってからまだ2度目である。妻の両親も誘ったのだが、もう少し暖かくなってからにすると言って来られなかったので私の母と3人だけである。今日でもう1年も半分が過ぎたのに昼間は快晴でもこの時間帯になると肌寒くなってくる。

炭火でジンギスカンを焼くと実に美味しい。ビールを飲みたいところだが、昨晩かなり飲んだので止めておくことにして、お茶を飲んでジンギスカンを食べたのであった。

山形の知り合いからサクランボの佐藤錦を沢山に送ってもらったので、デザートに食べたが、やはり佐藤錦は甘くて美味しい。

私は総じて果物が大好きだが、サクランボは特に好きである。アメリカンチェリーの毒毒しい赤色は好きではないが、佐藤錦の淡いピンク色は食感を刺激する。

火を見ながらの食事は食欲をそそるからいつもよりも多くの肉を食べた。ジンギスカンは太らないそうだから安心して食べられる。

食べながらあくびばかりが出るが、まだ寝足りないらしい。髪の毛も焼肉の臭いが付いているのですぐに温泉銭湯に行って汗をタップリかいてサッサと寝る事にした。年々体力が衰えていくようで嫌〜な感じである。